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ども、デイブでございます。今日は、TECBOT社の最新ロボット掃除機「TECBOT M1」をレビューします。
最近、吸引だけでなく、水拭きも1台でこなしてしまうロボット掃除機が増えてきましたね。ロボット掃除機の代表格ルンバは吸引専用で、拭き掃除専用機ブラーバというと併用して初めて実現できる機能ですが、1台で両方ともできちゃうのはやはり便利です。
でも、これモデル選びを間違えると、両方とも中途半端だったり、余計に時間がかかったりと悲惨なことに…
本記事では、家電総合アドバイザー資格を持ち、ルンバシリーズ、ブラーバシリーズなど各種のロボット掃除機のレビューも多数行っている私デイブ田中がロボット掃除機「TECBOT M1」を使い倒してみた感想や、その実力などをお伝えします。
※本記事は、メーカーからレビュー用の製品を提供いただき作成していますが、レビュー内容については私でデイブが実際に製品を使用した上で作成し、メーカーへの忖度などは一切行っていないことをお約束します。
ロボット掃除機っていっぱい出てるから、どれも同じじなんじゃないの?
それが、TECBOT M1は「自動洗浄機能付き回転モップ」など、かなり面白い機能を搭載してるんだよね!
もし、「TECBOT M1」のオススメポイント・イマイチポイントや総合的な評価が気になったら、「タップできる目次」からジャンプしちゃってくださいね!
タップできる目次
吸引&水拭き両対応ロボット掃除機人気の理由と課題
そもそも、なぜ今ロボット掃除機は「吸引&水拭き両対応」のモデル(以下ハイブリッドモデル)が増えてきているのでしょうか。吸引はゴミを吸い上げるので、大きめのゴミはきれいにしてくれるのですが、いわゆる「床がピカピカで素足でも気持ち良い」というのは拭き掃除しか実現できないんですよね。
ハイブリッドモデルは便利だが、実は問題のある機種も…
そこで、最近は比較的安価な製品でも、ハイブリッドモデルをウリにするロボット掃除機が増えてきました。しかし、中にはちょっと問題がある機種も…
- 多くのモデルでモップに水が染み出す方式を採用しており、モップを装着すると常時床に触れている状態に。結果的に絨毯やカーペットもびしゃびしゃに…
- 水拭き用モップが吸引口の前にきているため、吸引時には床が濡れておりうまくゴミを吸引できない。そのため、両方実行する場合は吸引→水拭きの2回の掃除が必要…
- モップの面積が限られているので、掃除している最中にモップが汚れてしまい、一旦清掃を開始してしまうとその汚れたモップで拭き掃除をしてしまう=結果きれいになっていない?
両方できるからお得だと思ったけど、これじゃダメだよね…
でもさ、別々に購入すると高いし、場所も取っちゃうんだよね…
ロボット掃除機「TECBOT M1」の特徴
- 「4,000Paの強力吸引」&「回転式モップ」のハイブリッドモデル
- 進行方向に向かって吸引口が前方、水拭き用モップが後部にあるので一度できれいに
- モップは90秒ごとに回転して接地面を変更し、また一定時間経過で掃除中にもモップ洗浄を実施
- 絨毯を自動認識してモップが上下=絨毯がビショビショになる心配なし
今回ご紹介する。「TECBOT M1」は、TECBOTシリーズの最新のロボット掃除機です。TECBOTは2019年に設立されたブランドで、「掃除をもっとラクに」をテーマに家庭用ロボット掃除機を開発しています。
これまでご紹介した、ハイブリッドモデルの問題点を解決し、さらに進化させた「TECBOT M1」について、まずはスペックからチェックしていきたいと思います。
TECBOT M1:主なスペック
下記が「TECBOT M1」の主なスペックとなります。
項目 | 仕様 |
---|---|
吸引力 | 静音モード 1,600Pa |
標準モード 2,480Pa | |
パワフルモード 4,000Pa | |
モップ洗浄水量 | 少量 45ml |
中量 55ml | |
大量 65ml | |
ダストボックス容量 | 500ml |
浄水タンク容量 | 420ml |
汚水タンク容量 | 320ml |
バッテリー容量 | 5,200mAh |
充電時間 | 約5時間 |
稼働時間 | 約2時間40分 |
動作音 | 65デシベル以下 |
サイズ(本体) | 直径 35cm x 高さ 11.8cm |
サイズ(充電ドック) | 幅 21.6cm x 奥行き 10.7 cm x 高さ 13.2cm |
重量 | 約4.5kg |
特筆すべきは「吸引力」と「バッテリー容量」
吸引力を数字で表す際には「Pa」=「パスカル」という単位を使用します。市販のロボット掃除機の最大吸引力は一般的に2,500~3,000Paですが、「TECBOT M1」はなんと4,000Paという頭一つ抜きんでた高い性能を持っています。
また、バッテリーも5,200mAhの大容量のものを搭載していため、稼働時間が約2時間40分とかなり長めです。
自宅は現在3LDK(掃除面積37平米前後)ですが、掃除時間は平均して35分前後ですので、計算上は無充電で連続6回もフルに掃除可能です。これなら、もっと広い間取りでも余裕を持って掃除できますね!
吸引力がパワフルで、かつ稼働時間も長い!
たいていのお家なら、余裕を持った掃除ができますね!
TECBOT M1:デザインとパッケージ
こちらが、「TECBOT M1」のパッケージです。ブラックとホワイトの2カラーあり、こちらはホワイトになります。
底面はこんなkな辞です。画面上が進行方向です。ルンバはエッジクリーニングブラシ(角にある、3本のひげのようなパーツ)が1つだけでしたが、「TECBOT M1」は左右に設置されています。このおかげで、掃除のラインがシンプルになる効果があります。
特徴的なのはやはりモップですね。円筒状になっていて、回転しながら拭き掃除します。その下には、モップ洗浄後の汚れた水を貯める汚水タンクがあります。
平たいモップシートに水を染み出す形式とは異なり、モップに設定に応じて水を噴射して掃除するために、水もしっかり減りますし、汚水もしっかりたまります。この辺がユニーク&しっかり水拭きしてくれる実感があって良いですね。
本体上部は2/3くらいの位置でこんなふうに「ぱかっ」と開きます。
本体中央に、吸引したゴミを溜めるダストボックスがあります。その横にあるのが浄水タンクですね。
同梱物はこんな感じ
同梱物は下記のとおりです
- TECBOT M1本体
- 充電ドック&電源コード
- 交換用エッジクリーニングブラシ × 2
- 本体用クリーニングブラシ x1
- 汚水タンク用クリーニングブラシ x1
- ダストボックス用交換HEPAフィルター x1
- 円筒形ブラシクリーニングツール(オレンジの先端のもの) x1
- フックナイフ付きクリーニングブラシ x1
- リモコン x1
- 取扱説明書(日本語)
- クイックガイド
- 保証書(1年間)
TECBOT M1:連携アプリ「TecBot Home」も良く出来てます
「TECBOT M1」はTECBOTのスマートホーム関連製品を管理する「TecBot Home」というアプリと連携することで動作します。
Tecbot Home
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これが、Tecbot HomeにTECBOT M1を登録した後の設定画面です。ここから、スケジュール清掃の設定(「定時」メニュー)や、絨毯検知機能のオンオフ、マップの詳細設定(「地図管理」メニュー)などが行なえます。
Tecbot Homeは同ブランドの総合管理ツールなので、まず登録したTECBOT M1を選択し、地図画面にある「設定」ボタンをタップする形式になっているのでご注意。
掃除モードの設定もここで行います。基本的なモードは4種類あり、吸引のみの「吸引」、水拭きを使用する「モップ」、水拭き重視の掃除を行う「強力モップ」、そしてお任せで掃除を行う「自動」が選択できます。
「場面設定」は吸引&水拭きを併用するモードです。「ベランダ(屋外の床)」は最大パワーで水拭きと吸引を行い、ベランダ>大理石>フローリングの順で水量と吸引力が低くなります。
「TECBOT M1」のセンサー性能と、アプリのできの良さを物語っているのが上の2枚の図になります。左は、「TECBOT M1」を初めて動かしたときの地図作成状況です。ルンバでも、部屋のマップを作成するためには「マッピングラン」といって地図を作成するだけの走行を2回くらい行う必要があるのですが、「TECBOT M1」は初回から地図の制作も最適化走行も完璧でした。
左は、初回の清掃で完成したマップに部屋の名前をつけたり、立入禁止区域(部屋中央左側。浴室です)を設定した後のマップです。これが1発で完成するのは正直凄いですね!
TECBOT M1とTecbot Homeのペアリング方法解説
ここではステップ・バイ・ステップでTECBOT M1をTecbot Homeアプリに登録する方法を解説します。「自動」「手動」の2つの方法が紹介されていましたが、私の環境では手動登録しかできませんでした。
- 2.4GHz帯のWi-Fi接続が必要。5GHz帯には非対応です。
- 電源ボタンを長押する場面がありますが、3秒と5秒で動作が異なります。3秒押し続けて1回「ぽん」となった時点で指を離してください。ずっと押し続けると、2回鳴ってしまいうまく接続できなくなります(2回は自動モードになります)
所要時間: 5分.
Tecbothomeに手動でTECBOT M1を手動でペアリングさせる方法です。
- Tecbothomeアプリをインストール・アカウント登録を行う
iOS版とAndroid版があります。上記のリンクから使用するスマホに合わせてダウンロードし、インストールしてください。メールアドレスと、任意のパスワードで登録します。
- 「デバイスの追加」をタップ
アカウント登録後「機器なし」の画面が常時されますので、ここで一番下の「デバイスの追加」をタップ
- デバイスリストから「TECBOT M1」を選択
「手動で追加」モードが選択された状態で機種名が表示されます。今回は「TECBOT M1」を選択してください
- Wi-Fi接続先とパスワードを選択
TECBOT M1が接続するWi-FIネットワークと、Wi-Fiのパスワードをセットで入力します。2.4GHz帯への接続が必要になりますので、もし2.4GHz・5GHzを個別に使用している場合は2.4GHzの方のWi-Fi接続を選択してください。
- TECBOT M1をペアリングモードにする
「本体底面の電源スイッチを入れる」→「電源ボタンを3秒長押しして一度ぽん!となったら手を離す」。Wi-Fiアイコンが遅めに点滅したら、本体がペアリングモードになった証拠です
- スマホのWi-Fiを一旦TECBOT M1が提供するアクセスポイントに変更します
Wi-Fi設定画面に移動すると「SmartLife-****」という一時的なアクセスポイント表示されます。これはペアリングモードになったTECBOT M1のアクセスポイントです。接続先をこれに変更し、アプリに戻ります
- TECBOT M1がアプリに追加されて登録完了です!
下記の画面が表示されれば登録完了です!
以上がTECBOT M1のアプリ登録方法です。ちなみに、私が使用しているのはTP-LinkのWi-Fiルーター(Archer AX73)です。TP-LinkのWi-Fiルーターは、2.4GHz・5GHzを同一のSSID・パスワードで運用する「スマートコネクト」という機能があるのですが、何も設定しなくてもそのまま接続されましたので、ご紹介しておきますね。
リモコンが付属するのもユニーク
「TECBOT M1」は、上記のようにアプリからの自動掃除も可能ですが、なんと物理的なリモコンが付属するので、マニュアルで掃除を行うことができます。かなり詳細な操作ができるリモコンになっていますので、特に汚れがひどい部分はマニュアルで攻めるのも良いでしょう。
TECBOT M1:実際に掃除してみました
では、早速TECBOT M1で掃除してみます。掃除前の準備として、給水タンクに水を入れます。基本的にはこれだけです。1ヶ月で合計20回くらい掃除していますが、特に印象的だったのは下記の3点です。
- SLAMアルゴリズムを搭載したレーザー距離システム(LDS=Laser Distance System)が優秀。初回から完璧に近いマップを作り上げる
- 掃除ルートがシンプルで最適化されている。まず壁をぐるりと伝って掃除範囲を確定し、あとは中を塗りつぶすような動きをする。左右の角にクリーニングブラシを搭載しているので、余計な動きがない
- 走破性能が高い。2cmの段差も乗り越える。他機種だと、ちょっとしたフローリングの浮きにも引っかかってしまう事があるが、TECBOT M1は全く引っかからず、それでいてスムーズに移動する
こんな印象です。これまでもいろいろなロボット掃除機を使用してきましたが、移動に関する性能の高さと賢さはかなり上位だと感じました。
結構お値段高いのに、がんがん壁にぶつかったり、ちょっとした段差で移動不能になっちゃい機種もあるよね…
そう。こればっかりは実際に掃除させてみないとわからないから困っちゃうよね…
掃除後のメンテナンスのポイント
「TECBOT M1」の1回目の掃除後のゴミの様子をチェックしてみましょう。
うぉぉ、結構取れましたね。そしてコンセントの先のカバーも吸引してくれちゃってます。
こちらは、本体前面下部にある「汚水タンク」です。モップを洗浄したあとの汚水がここに貯まります。
左が洗浄水タンク、右が汚水タンクです。きれいな水を左から吸い上げてモップを洗い、汚い水が右のタンクにたまります。自動モードではこれくらいですが、「強力モップモード」だと汚水タンクが満杯になってしまうことも。
汚水タンクが満水になると、一時的に掃除を停止して、「汚水タンクが一杯です」と声でお知らせしてくれます。
こちらは汚水タンク裏側で、回転するモップからゴミをかき集める部分です。ここも結構汚れるので、定期的に掃除する必要があります。
ちょっと汚くて恐縮ですが、これは5回くらい掃除したあとの本体底面の吸引ブラシです。ここも結構ゴミがからまっちゃいます。
付属のクリーニングブラシを使ったり、ハンディ掃除機で吸い取ればこの部分は比較的簡単にきれいになるのですが、
注意ポイントはここ! このクリーニングブラシの回転軸の隙間に髪の毛や細い糸が絡みつきやすいんです。ここは、先の細いマイナスドライバーや、針金のようなもの、あるいは取り扱いは要注意ですがカッターなどでほじるようにして取り去る必要があります。
全て取ったらこんな量になりました。やはり、日頃からメンテしておきたい箇所ですね。
モップは、水で濡れているので、これも定期的に外して中性洗剤などで洗って干す必要があります。
モップ部分の取り外しは簡単ですし、モップの片側の軸の四角い出っ張りを、写真右の軸受の緑部分に差し込めば簡単に装着できます。片側のみ四角い形状になっているので、取り付ける方向を間違うこともありません。
TECBOT M1のおすすめポイント・イマイチポイント
約1ヶ月、約20回「TECBOT M1」で部屋を掃除してみましたが、そんな中で見えてきたおすすめポイント、またイマイチポイントはこんな感じです。
掃除終了後のメンテナンスはパーツの点数も多く、また髪の毛や糸くずなどの掃除に手がかかるのはちょっと面倒だなぁと思ったのは事実です。
ただし、その分掃除中は手がかからず、掃除開始から終了まではしっかり掃除してくれますし、「吸引&水拭き」の性能は抜群です。マクアケでは、一般販売価格98,000円(税込)のところ、超早割50名限定39%オフの58,000円でプロジェクト応援ができますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。それでは!