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ども、デイブでございます。今日はSOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン【Truengine 3 SE】をレビューします。
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)は、2013年に創業したBluetooth対応完全ワイヤレスイヤホンやスポーツイヤホンの専門メーカーです。Bluetoothイヤホンに関してはかなり老舗のブランドで、私も2016年頃はQY7などを使っていました。
今回メーカーの方からご連絡いただいて、最新の【Truengine 3 SE】をレビューさせていただいたのですが、久しぶりに触ったSOUNDPEATSイヤホン、すごく進化してました! 一言でいうと非常に洗練された、万人に進められる完全ワイヤレスイヤホンに仕上がっています。
目の前に複数あったとき、すっと手が伸びちゃうバランスの良さがあるよね!
実は、デュアルダイナミックドライバーだったり、クアルコム社の最新チップ搭載したり、高い技術も詰まってるんだよ!
※本レビューはメーカーから製品を提供いただいて作成しています
タップできる目次
Truengine 3 SEの特徴
現行機種は【TrueShift 2】【Truengine 2】そして本機【Truengine 3 SE】の3モデルあり、価格的には本機は真ん中のモデルになります。
SOUNDPEATS | Truengine 3 SE | Truengine 2 | TrueShift 2 |
---|---|---|---|
再生可能時間(単体) | 6.5時間 | 7時間 | 6時間 |
再生可能時間(ケース併用) | 30時間 | 30時間 | 100時間 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
充電端子規格 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
Bluetoothチップ | Qualcomm QCC3020 | Qualcomm QCC3020 | Airoha AB1536U |
Bluetooth規格 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
防水規格 | IPX5 | IPX5 | IPX7 |
操作方法 | タッチ式 | タッチ式 | タッチ式 |
対応コーデック | AAC/SBC/aptX | AAC/SBC/aptX | AAC/SBC |
ドライバーサイズ | 6mm | 6mm | 6mm グラフェン |
Amazon販売価格(税込) | 6,290円 (500円クーポン) | 8,980円 | 4,980円 (500円クーポン) |
上位モデルのTruengine 2は充電ケースがワイヤレス充電対応ですが、本機は非対応な代わりにチップは同じく最新のQualcomm QCC3020、ドライバーも同様のデュアルダイナミックドライバーを搭載しています。
①デュアルダイナミックドライバー搭載
デュアルダイナミックドライバーという名前の通り、イヤホンにそれぞれダイナミック型のドライバーが2つ搭載されています(上記写真でも上下に見えますね)。
このドライバーはそれぞれ中音~低音と中音~高音を受け持っており、高・中・低の三音域をバランスよく振り分けてあります。振動膜には高品質スピーカーなどに用いられるベリリウムメッキ素材を使用しています。
②新技術TWS Plus&Bluetooth 5.0対応
Truengine 3 SEはQualcomm QCC3020という同社の最新チップを搭載しており、Buetooth 5.0に加えてTrue Wireless Plusという伝送方式に対応しています。左右同時接続による遅延の少ない安定した接続を実現しています。
ただ、TWS Plusはイヤホン側だけではなく、接続元のスマホの方も対応している必要があり、基本的にはsnapdragon 845というSoCを搭載した高性能なスマホしか対応していません。
- AQUOS R3
- AQUOS R5G
- Xiaomi Redmi Note 9S
- OPPO A5 2020
- SONY Xperia 1
- SONY Xperia 5
などがTWS Plus対応となっています。残念ながら、私の愛用しているiPhone 11 Pro MaxやOPPO Reno Aは非対応なので、TWS Plusの実力を確認することが出来ませんでした。
OPPO A5 2020よりもReno Aの方が上位機種なのになー
Redmi Note 9Sも超お安いスマホなのに対応しているのにねー
Comply社の特製イヤーピース(Mサイズ) 1ペア付属
私は耳穴が多少大きめなのか、だいたい付属のイヤーピースでLサイズを使用してもしっかり密着しないので、Comply(コンプライ)社の低反発フォーム式のイヤーピースを装着しています。
Comply最高なんですけど、ちょっとお高いんですよね…例えば、本家コンプライのサイトで探すと【TrueGrip™ Pro for RHA TrueConnect, KYGO Life E7/900, SoundPEATS and More】がSOUNDPEATS SEに対応しているようなのですが、ワックスガードなしでも$14.99ドル、ワックスガード(TechDefender)付きは19.99ドルもします。
これ、なんと【Truengine 3 SE】はMサイズが1ペア付属してます。これはとてもありがたい! 一応標準のイヤーピースも試しましたが、やっぱりコンプライが良くてすぐに交換しちゃいました!
Truengine 3 SEのパッケージとデザイン
Truengine 3 SEのパッケージを開けるとこんな感じです。手前が充電ケースで、奥にケーブルやイヤーピースが収納されています。
同梱物はこちらです。左から、充電ケース(Truengine 3 SE収納済み)、中央上がUSB Type-A to Cケーブル、中央下はイヤーピース(Lサイズ・Sサイズ1ペア、Mサイズは装着済み)、左にコンプライのTRUEGRIPが入った袋です。
充電ケースのフタを開けたところです。イヤホン本体がちょっと独特の形状をしているように見えますが、これがケースからの取り出しや収納、イヤホンそのものの耳への装着のしやすさに直結してます。後述します!
ケース裏側にはみんな大好きUSB Type-Cポートが。付属のケーブルは短めですが、まぁ他に色々ケーブルお持ちだと思いますので、問題ないと思います。
ほんと、iPhoneだけだよ!
Truengine 3 SEのペアリング方法・リセット方法
ペアリング方法およびリセット方法については上記の公式YouTube動画で説明されていますが、下記にも記載しておきます。
初回のペアリング方法
ケースから取り出すと、まず左右のイヤホン同士が接続され、ペアリング待機状態になります。その状態で、接続したいスマホのBluetooth設定画面からデバイスを追加すると、上記のように【SOUNDPEATS Truengine 3 SE】が表示されますので、これをタッチしてください。
リセット方法(ペアリング出来なくなった場合など)
なにかの拍子ににうまくペアリングできなくなった場合や、別のスマホとペアリングしたい場合は、Truengine 3 SEをリセットすることで再びペアリング(前項)可能になります。
所要時間: 1分.
- 接続デバイス履歴を削除
スマホやタブレット側のBluetooth設定画面を表示して、【Truengine 3 SE】の右にある(i)マークをタップして削除してください
- イヤホンを充電ケースに戻します
イヤホンを充電ケースに戻し、充電されていることを確認して下さい
- 左右のイヤホンを同時に10秒長押ししてリセットします
左右のイヤホンのタッチ部分を同時に押し続けます。10秒長押しするとLEDインジケーターが2回白く点滅します。これでリセット完了です
Truengine 3 SEの音質を評価
では、いつも聞いている曲を再生して自分なりの音質評価をしてみたいと思います。音質は個人の好みがありますので、その点はご承知おきください。あくまで個人の感想です。ちなみに、今回ははじめからコンプライを装着した状態で視聴しています。
Channel Tres 「Jet Black」
まとまりのある太い低音がいきなり楽しいです。かといって、冒頭の女性の囁きや残響音も消えておらず、空気感もしっかり表現できています。デュアルドライバーの繋がりが心配でしたが、低中高それぞれバランスが良いですね。
ホセ・ジェイムス 「Just The Two of Us」
主にボーカルチェックで聞く曲です。ドラムとベースが作り出す厚めのグルーブが気持ちよく楽しめました。サックスもまとまりがあります。高音の抜けやキレッキレな解像感の高い感じではなく、艶っぽい味付けが楽しめます。
マーカス・ミラー 「Trip Trap」
この曲は低音、それもボーカルなしでスラップベースのブリブリいう部分を聞きます。低音の鳴り方は暖かめでまろやかな感じですね。中高音を邪魔することなく、たっぷり聞こえて楽しいです。フュージョン向いていると思います。
デュア・リパ 「Swan Song」
この曲はドラマチックな曲で、主にデュア・リパ嬢の女性ボーカルと音場・スケールの大きさの表現などをチェックしています。Truengine 3 SEは広い音場とか、ダイナミックな曲はそんなに向いてないかもしれません。ちょっとまったりした音質なので、ヌケというより温かみの方が表現としては得意だと思います。
DISH//「Neko – THE FIRST TAKE Ver.」
原曲も良いですが、一発録りのTHE FIRST TAKE ver.が配信にも流れ始めたのでこちらを(っていうかこのシリーズどれもものすごいので必聴です)。
シンプルな構成にボーカルをしっかり聞かせるアレンジ、Truengine 3 SEはとても合っていると思います。サビ前のタメの無音部分の雰囲気、「すぅっ」と息を吸い込んでからの切々と歌い上げる北村 匠海さんのボーカル、とっても良いです!
っていうか北村 匠海さんってすごいですねぇ…俳優・歌手・モデル多彩すぎるやろ…
音質評価まとめ
最後にまとめです。音質の特徴としては「低音豊かで中音・高音もバランス良し。音場は普狭めで全体的にまったり・暖かい音色が楽しめる」イヤホンだと思います。
印象的なのはやはり低音とまろやかな音色ですね。素直に良い音だなぁと感じさせてくれるイヤホンだと思います。これいきなり聞かせられたら(クーポン込みですが)5,800円くらいのイヤホンだと分かる人はいないんじゃないでしょうか。
Truengine 3 SEで感心したポイント3つ
製品特徴と音質は上記で評価したので、ここでは他にピックアップしたいポイントを3つ記載しておきたいと思います。
イヤホンの形状
私、年間10個くらいはワイヤレスイヤホンのレビューをしているブロガーなんですが、その中でもトップクラスにケースからの取り出し・収納、耳への装着・脱着がやりやすいイヤホンです。
形状をテキストで表現するのは難しいのですが、上記の写真のように、中指をイヤホンの隙間にすっと差し込んで、そのまま耳穴に差し込み、ちょっと下側を前に回すとベストポジションで装着できます。
充電ケースにしまうときも、耳から外すときの角度とケースに収納する角度が自然なので、「すっ」と戻せます。充電端子を外すなんてことも皆無です。
これ、毎日のことなので、しまいにくかったりするとほんとにストレスです! ちょと高いワイヤレスイヤホンでもこれが面倒くさいと手に取らなくなったりするので。
接続スピードの速さと安定性
充電ケースから取り出すと「Power On」というボイスのあとに「Connected」と喋ってから使用開始できるのですが、このスピードが安定して1テンポは速いです。
そして、左しか聞こえないとかも無いですし、ポケットに一度避難させた後にまた使うなどの際にも普通にちゃんと使えます。
この普通さが非常に重要だと思いますのでピックアップさせていただきました。
ケースとイヤホン本体の質感
充電ケースの外側、及びイヤホン本体はシリコンしっとりで肌触りが良いです。充電ケースのフタの内側やLEDがある部分は流石にプラスチックなのですが。
これも、無意識のうちに日常的に指に触れる部分での気持ちよさを追求している点では大事だと思いました。
このように、Truengine 3 SEは全体的に良く出来たワイヤレスイヤホンだと思います。おすすめです!