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Narwal Freoレビュー:毎日楽に使える水拭きロボット掃除機。モップ自動洗浄&乾燥でストレスフリーを実現!

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記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

「自動電気調理鍋」「食器洗い乾燥機」「ロボット掃除機」は令和の3種の神器だと思います。どれも、導入するにはちょっと検討が必要になる家電ですが、導入した人は「早く買っておけば良かった!」と思うものです(私調べ)。

ロボット掃除機が私たちの生活を劇的に変えることは間違いありませんが、水拭き機能を搭載したモデルはさらに素晴らしいメリットをもたらします。サラサラとした床の美しさだけでなく、アレルゲンの除去や頑固な皮脂汚れ、シミなどにも対処できるようになります。

本記事では「Narwal Freo」という最新の水拭き対応2-in-1ロボット掃除機を取り上げ、同機種の水拭き機能が従来のロボット掃除機と比べてどのような魅力があるか、またそれがなぜ重要なのかを詳しく解説していきます。さあ、面倒な掃除ライフをさらに向上させるための秘密を一緒に探りましょう!

ぱんだ㊙

水拭き対応のロボット掃除機なんて、どれももう同じなんじゃないの?

デイブ

いやいや、Narwal Freoは一味違うよ!

※本レビュー記事は、メーカーからレビュー用製品のご提供を受けて作成しています。

ただし、内容に関しては一切の忖度なく、筆者の評価に対してメーカーは一切関与していません

タップできる目次

ロボット掃除機にも水拭き機能が必要な3つの理由

ゴミは掃除できても埃は掃除できない

床の埃イメージ

掃除機をかけたのに、床がざらざらしているという経験はないでしょうか。比較的大きなゴミは、吸引でも吸い上げられるのですが、細かい砂ほこりなどは逆に小さすぎて、吸引力が強くても吸い上げられません。そういう場合はやはり水拭きがベストです。

キッチンや洗面所の液体汚れは水拭きでスッキリ

キッチン水拭き

吸引タイプのロボット掃除機は、キッチンや洗面所で発生しがちな「液体汚れ」も苦手です。調理中にキッチンの床に飛び散った液体やコーヒーやスープ類などの食べこぼしは、吸引では綺麗にならないので、やはり水拭きが必要です。

また、これはキッチンに限りませんが、自宅で焼肉をやった後って、床がべたべたしちゃいませんか? 換気に気をつけていても、独特の香りや床のベタつきがイヤだと、好きな焼肉も億劫になってしまいますよね。

皮脂にもやっぱり水拭き。それも洗剤入りならバッチリ

裸足による床の皮脂汚れ

春〜夏にかけては、素足で過ごされる方も多いと思います。そんな時に気になるのは足跡など、人間の皮脂による汚れですね。「皮脂」というだけあって、これは一種の油汚れです。これも、吸引掃除では絶対に掃除できません。

結論:人間には水拭き対応のロボット掃除機が必要

こうしてチェックしてみると、改めて吸引に対応できないシーンがたくさんあることがわかると思います。せっかくロボット掃除機に掃除をおまかせしているのに、結局水拭きをしないと床はキレイにならないんですよね! だからと言って、手動で水拭きしたり、ウェットモップで掃除していたら本末転倒です!

私はこれまで、家電総合アドバイザーとして数多くのロボット掃除機をレビューしてきましたが、断言できますが水拭きもロボット掃除機におまかせするべきです!

ぱんだ㊙

水拭き重要なのわかるんだけど、雑巾やモップで掃除するのは超めんどくさいんだよね…

デイブ

今回紹介する「Narwal Freo」なら、そんな水拭きの悩みを一挙に解決してくれます!

最新水拭き対応ロボット掃除機「Narwal Freo」とは

Narwal Freoイメージ

Narwalナーワル Freoフレオは、Narwal社の最新ロボット掃除機で、下記の特徴を持っています。

Narwal Freoの8つの主な特徴
  • 吸引と水拭きに対応した2-in-1モデルのロボット掃除機
  • モップ自体を自動洗浄。また温風で自動乾燥も!
  • モップを使用したくない場所での自動リフトアップ機能
  • 充電ステーションで掃除用の水と洗剤を自動補給
  • 掃除後の汚水も自動回収
  • 特許取得のテールスイング技術で部屋の隅もしっかり水拭き
  • タッチパネル付きの充電ステーションで1タッチで掃除可能
  • 夜間でも安心して動作可能な静音設計

いかがでしょうか。めちゃくちゃ高機能なんですが、それだけじゃなくて他のロボット掃除機と比較してもユニークな機能をたくさん備えているのがお分かりいただけると思います。個々の機能や性能は実機テストを含めて後ほどチェックするとして、まず、Narwal社と、Narwal Freoのハードウェアやデザインについてチェックしていきたいと思います。

Narwal社について

Narwal社の歴史
画像引用:Narwal公式サイト「Narwalの沿革」より

Narwal社は、2016年に設立したメーカーです。2019年に世界初の「モップ自動洗浄」機能付きロボット掃除機「T10」の開発に成功、同年4月にクラウドファンディングサービスの「Kickstarter」にて1億6,000万円の支援金額を調達。世界中で高く評価されるイノベーションアワード「エジソン賞」を受賞しています。

そんなNarwal社は日本市場に2022年に参入。日本ならではの床掃除ニーズに応えるため、ロボット掃除機「Narwal Freo」を開発、Makuakeにてプロジェクトを開始、その後Amazonや楽天市場に出店し、一般販売を開始しています。

Narwal Freoの仕様と主な特徴

Narwal Freoの仕様を一覧表にまとめてみました。下記の通りです。

Narwal Freoの仕様一覧

スペック内容
製品名称・型番Narwal Freo YJCC012
吸引力最大3,000Pa
ダストカップ容量480ml
モップ回転数180回/分
モップ加圧最大12N
対応カーペット厚み: 20mm未満
毛の長さ: 7mm以下
動作音標準モード: 約53~63dB
水拭きモード: 約48~51dB
掃除+水拭き: 約57dB
パッケージ内容・Narwal Freo本体
・ベースステーション&電源ケーブル x1
・サイドブラシ 左右セット x1
・モップ 2個セット x1
・専用洗剤 ×1
・スポンジフィルター ×2
本体サイズ直径 35.0 cm × 高さ10.5cm
本体重さ4.5kg
ベースステーションサイズ幅 37.0 cm × 奥行き 41.5cm × 高さ 43.5cm
ベースステーション重さ8.75kg

スペックをチェックしてわかることは、まずは吸引力ですね。この3,000Paという数値は、比較的強いものですが、決して業界最高水準ではありません。ただし、その後にあるモップの回転数が1分間に180回=1秒に3回転とかなり高速なので、このロボット掃除機が吸引と合わせて、モップによる水拭きで掃除を実現していることがわかります。

また、動作音の低さにも目が行きます。50デシベルは「静かな事務所内」「小さな声」くらいとされており、最大の63デシベルでも「デパートの店内」「普通の声」くらいの大きさです。一部のロボット掃除機は、かなり動作音が大きいのでこれは期待できますね。

Narwal Freoのパッケージとデザイン

Narwal Freo:ベースステーションに設けられたタッチパネル式液晶

Narwal Freoのトップはフタになっていて、写真のようなタッチパネルがあります。このタッチパネルを直接操作することで、スマホアプリを使用せずに日常的な掃除は実行可能です。

Narwal Freo;清水タンク(右)と汚水タンク(左)

Narwal Freoのトップのフタを上方に開けると、大きなタンクが2つ収納されているのが見えます。右が清水、左が汚水タンクですね。

Narwal Freo:本体

こちらがNarwal Freo本体です。直径35cmとロボット掃除機としては標準的なサイズです。上部には操作ボタンが1つだけあり、掃除の一時停止・再開などが行えます。

「NARWAL」というシンプルなロゴと、「DESIGNED BY NARWAL」というプレートのグレーがワンポイントになっていてかっこいいですね。

Narwal Freo:本体上部のレーザーセンサー

本体上部にぽこっと飛び出ているのはレーザーセンサーですね。ここにレーザーセンサーを内蔵しており、回転しながら周囲の状況を確認します。

Narwal Freo:本体を横から見たところ

Narwal Freoは、底面のモップ機能と、上部のレーザーセンサーを含めた高さは10.5cmと、ちょっとだけ高めになっています。ソファやテレビ台、家具の隙間などにこのレーダー部分が引っかかって入れない場合もあります。

レーザー部分が引っかかってしまいそうなところは、アプリの解説でご紹介している「立ち入り禁止設定」をしておくとスムーズに清掃できます。

Narwal Freo本体の上部もフタになっており、開けると上記のようにダストカップにアプローチできます。これ、実は結構メンテナンスに効果的な構造になっています。

ルンバシリーズは、掃除機前面に横から取り付ける形でダストカップが収納されているのですが、このデザインだとダストカップの脱着にちょっと気を遣う必要がありますし、多少腰をかがめないとそもそも脱着できません。

一方で Narwal Freoの場合、上からアプローチできるので、腰が楽ですし、脱着も上から引き抜き、装着時も差し込むだけなので余計な気を使う必要がありません。これ、自動ごみ収集機能がついていない本機では特に重要なポイントですね。

Narwal Freo:ダストカップはワンプッシュで底面からゴミを捨てられる

ダストカップからのゴミ捨てもよく考えられています。写真のように、ブルーの部分をプッシュするだけで、下のフタがパカ!っと開くので、スピーディかつ手を汚さずにゴミ捨てができます。このデザインはGood Jobです!

Narwal Freoの主な特徴をチェック!

ダミーのゴミを使用した実機チェックの前に、冒頭でご説明した、Narwal Freoの8つの特徴の中から、特にチェックしておきたい点をピックアップしてみました。

① こんなの見たことない! 独自の水拭き機能

Narwal Freoは、水拭きと掃除の両方ができることが大きな特徴ですが、その水拭き機能は大変ユニークであり、かつ効果的です。

モップ機能については、多くのロボット掃除機はただ水を染み込ませたモップを床に押し付けるだけのものがほとんどです。前回レビューした「Roborock S7 Max V Ultra」は、モップを押しつけつつ、左右方向に振動される機能を採用していました。また、ルンバ初の吸引・水拭き 2-in-1モデル「ルンバ コンボ j7+」は独自のパッドリフティングシステムで採用されたアームを使って、床方向に圧力を加えることで水拭き性能をアップしていますが、いずれもウェットモップと同様の働きでした。

一方で、 Narwal Freoのパッドは1分間に180回、3回転/秒で回転しながら拭き掃除を行うことで、より効果的な水拭きを実現しています。これにより、床の掃除がより効率的に行えるだけでなく、水拭きにより拭き取りが難しい汚れもきれいに落とせます。また、水拭き用モップの自動洗浄機能&乾燥まで自動実行!

さらに、水拭き後のモップは放っておくと臭くなってしまいがちですが、Narwal Freoは「モップの洗浄」も「乾燥」もベースステーション内で自動で行ってくれるので、いつでも清潔でニオイのない水拭きを実現しています!

デイブ

独自の高速回転モップによる水拭きと掃除後の自動洗浄&乾燥!すごいよ!

②吸水や汚水の回収、洗剤投入まで自動で行うベースステーション

Narwal Freoは、ロボット掃除機本体が水拭きに必要な水をベースステーションから自動吸水します。それだけでなく、ベースステーションに取り付けた洗剤ボトルから、適量の洗剤も同時に注入することができる独自のシステムを採用しています。

2-in-1ロボット掃除機の中には、そもそも洗剤の使用ができないものも多数あります。前述の「ルンバ コンボ j7+」の場合、同社の水拭き専用ロボット掃除機「ブラーバ」シリーズの洗剤は使用可能ですが、毎回水タンクに吸水する必要がありますし、洗剤もその時に計量して、投入する必要があります。

でも! Narwal Freoなら! 清水は4.5Lも水が入る大きなタンクから自動吸水!同時に洗剤も適量が自動で投入されるので、ストレス全くありません!

ぱんだ㊙

小さい水タンクに、キャップでちまちま洗剤投入するの本当にストレスだよね…

デイブ

でもNarwal Freoなら、おまかせで何もしなくてもOK!

③スマートマッピング機能とテールスイング技術によるクレバーできめ細やかな水拭き

Narwal Freoは、レーダーセンサーを使ったスマートマッピング技術を採用。部屋のレイアウトを自動的に認識し、最適な掃除ルートを計画します。初回のマップ作成も高速で正確で、なんと1回の走行で完璧なマップを制作してくれました。

また、同マップを使用して行うナビゲーションですが、障害物の回避がスムーズで、ガンガン!と家具に体当たりすることもありません。

Narwal Freo:テールスィングモード

さらに、「テールスイング」という、お尻を振りながら前進する独特で可愛らしい動作によって、通常では届きにくい壁際や部屋の隅もモップパッドでしっかり水拭きすることが可能です。

ぱんだ㊙

ちょっと進んでお尻をプリ! ちょっと進んでプリ!って感じで可愛い!

④タッチパネル搭載の充電ステーションでスマホを取り出さなくてもすぐに掃除可能!

Narwal Freoは、専用アプリ「 Narwal Freo」をインストールすることで、定期的な掃除スケジュールの設定、マップをベースとした部屋ごと・エリアごとの掃除など、またマップの編集などなど、多彩な機能と設定が行えます。

しかし、思い立った時に、すぐ掃除したいのにわざわざアプリを立ち上げるのって面倒ですよね? Narwal Freoは、ベースステーションに設置されたタッチ方式の液晶パネルですぐに掃除を行えます。

デイブ

部屋全体を掃除して欲しいことがほとんどだから、タップ2回で掃除開始できるのは非常に便利!

⑤Narwal Freoアプリでは多彩な掃除方法を指定できる!

Narwal Freoアプリを使用すれば、あらかじめ作成しておいたマップに対して、マップの編集や、掃除エリアの設定、立ち入り禁止エリアなどきめ細やかな設定が可能です。

まずは各種マップ管理です。マップ管理からは「部屋管理」「禁止エリア管理」「床材管理」ができます。

メニュー内容主に設定できること
部屋管理「部屋管理」では、Narwal Freoが作成したマップを編集することが可能です。部屋を分割したり、結合したり、また各部屋やスペースに名前をつけることで、同部屋名を対象とした個別の清掃が可能になります
禁止エリア管理「進入禁止」(ロボット掃除機の立ち入りを禁止)、「掃除禁止」(吸引は行なわず水拭きだけ)、「水拭き禁止」(吸引は行うが水拭きは禁止)〜の3種類の設定が可能。
床材管理「フローリング」「タイル」「石の床」の3種類の床材をしていることで、掃除する際の圧力を変更できる

Narwal Freoの実力を徹底チェック! 実機清掃テストを実施!

ダミーのゴミを用意した実践的なテストを実施

それでは、ダミーのゴミを使ったかなり実践的でロボット掃除機には過酷なテストを行ってみたいと思います。テストは下記の条件で行いました

テスト内容概要
・8畳のリビングにダミーのゴミを散布し、掃除を実施TVボードやソファがあり、実質掃除面積は約10.5平米
・モードは標準の「Freoモード」を選択吸引・水拭きを同時に行うモード
・清掃前に掃除・清掃後にチリトリでゴミ回収チリトリで掃除場所全体からゴミを集める
・清掃時間・掃除面積と動作記録を確認Narwal Freoアプリの「作業記録」で、掃除時間や掃除手順を動画で確認できる
Narwal Freoゴミテスト:ゴミ計測の模様
ダミーゴミの種類分量
コーヒーのカス(乾燥後)4g
細かい砂4g
紙ゴミ(色紙)2g
ウィッグ(カットしたもの)1g
合計11g
Narwal Freoゴミテスト:Before

用意したダミーゴミはいつもの上記のセットとなります。これを、掃除機掛けをしてキレイにしておいたリビングにばら撒きます。今回は吸引と水拭きを同時に行う「Freoモード」で掃除を行いました。

テスト結果を厳しくチェック!

Narwal Freoゴミテスト:After

こちらがテスト結果の床になります。紙ゴミが1つ見えますが、それ以外は結構優秀な感じです。水拭きを併用したため、掃除後20分後にチリトリでゴミの回収を開始しました。

リビング全体から集めた残ったゴミはこちら

Narwal Freoゴミテスト:残ったゴミのアップ

上記の写真は、テスト掃除終了後、リビング全体から残ったゴミを集めたところです。総じてゴミ残りは少なく、かつ床は洗剤入りの水で水拭きされているのでキレイです。

テスト項目結果評価
① 掃除時間13分18秒
(開始時のモップ洗浄時間40秒と、終了後のモップ洗浄時間1分間を含む)
スピーディ。吸引のみのモデルでもこれより遅いモデルが多数
② ゴミ残りの量コーヒーかす:少量
細かい砂:少量
紙ゴミ:1個のみ
ウィッグ:短いものが9本
全体的に少なめ。砂に関しては、フローリングの溝に入り込んでいた印象。コーヒーかすや紙ゴミ・ウィッグとも偏りなくかなり少ない
③ その他気が付いたこと・掃除中の騒音の低さ。また部屋の周囲に配置された家具などに当たらないか、当たっても非常にソフトタッチなのが印象的。
・テールスイング中は1箇所にとどまって吸引は続けつつ、お尻をフリフリするので、結果的にしっかり吸引もでき、水拭きの効果アップに役立っている

実機テストまとめ

まず、全体的にはゴミ残りが少なく、優れた結果になりました。

Narwal Freoのサイドブラシの回転は必要最低限といった感じで、これはロボット掃除機でやらかしがちな「サイドブラシで吸引前のゴミを飛び散らかしてしまう問題」にちゃんと対策をしているものと思われます。同条件のテストで他のロボット掃除機と比較してもコーヒーかすの残りは少量でした。

一番多かったのは砂で、4gのうち1.0g分くらいが残りました。多くは床上というよりは上記アップ写真のように水拭きの際に湿った砂が上記写真のようにフローリングの溝に入り込んでしまったため、乾燥後にゴミを収集する際に回収された感じです。

一方で紙ゴミとウィッグは少なく、Narwal Freoが吸引も優秀であることが証明されたと思います。

Narwal Freoゴミテスト:メインブラシに絡まったウィッグ

ウィッグに関しては、メインブラシでしっかりと絡み取っていますね。

デイブ

ゴミの残り方もちょっとだし、スピードもかなり早かったね!

ぱんだ㊙

動作音が静かなことと、テールスイングが可愛かったのも良かったね!

ゴム製メインブラシでさらにメンテを楽にしてみた

レビュー中にNarwal公式サイトをチェックしていたら、本体付属のメインブラシは「ゴム+毛」になっている一方で、全部がゴム製になっているメインブラシと、その専用カバーが販売されていることに気がついたので、急遽購入して試してみました(ゴム製ブラシだけでは使用できないのでご注意ください)。

1点注意したいのが、静音性の観点からは「ゴム+毛」の方が優れています。一方で「全部ゴム製」のメインブラシは、回転する時にペタペタといった音が鳴り続けるため、多少騒音レベルがアップします。

静音性とメンテナンスの手間のバランスでオリジナルのメインブラシを使い続けるか、または多少動作音が大きくなっても、メンテナンスの手間の軽減を重視してゴム製ブラシを導入するかは検討した上で、ゴムブラシの方をご購入されることをお勧めします!

Narwal Freo:ゴム製メインブラシと、ゴム製メインブラシ用カバー

こんなパッケージで届きました。早速開封してみます。

Narwal Freo:ゴム製メインブラシと、ゴム製メインブラシ用カバーの違い

右がNarwal Freoに標準でついてきたメインブラシと同メインブラシ用カバーです。左が、今回購入したゴム製のメインブラシと専用カバーとなります。

Narwal Freo:ゴム製メインブラシと、ゴム製メインブラシ用カバーを装着したところ

Narwal Freo本体に装着したところがこちらになります。それでは、早速掃除をしてみましょう。ゴミ清掃テストでも使用したウィッグ1gを同じリビングに散布して、Freoモードで清掃してみます。

結果は想像とはちょっと違っていました。ルンバシリーズのゴムブラシの場合(あちらはデュアルゴムブラシとなっていますが)、ブラシに毛が激しく巻き付いて、筒状になってすっぽり抜けるような感じでしたが、Narwal Freoはブラシに絡みついているウィッグは全然少ないですね。

ブラシの端には、写真の通り多少ウィッグが絡みついていましたが、これも端のパーツを外してしまえば簡単に掃除できます。

一方、ダストカップの方にはしっかりウィッグが吸引されていました。

標準添付のメインブラシの場合はブラシの間にウィッグがはまり込んでしまい、吸引されずに絡んでいたのですが、別売のゴム製ブラシの場合、ウィッグを巻き取った後もスルスルと吸い込んでくれるので、ブラシの方にはあまり残っていなかったようです。

ぱんだ㊙

予想外の結果にちょっとびっくり!

デイブ

すっぽり抜けるとはいえ、ルンバでもブラシを外して掃除しなきゃ行けなかったから、このオプション導入は正解だと思います!

Narwal Freoのオススメポイント・イマイチポイント

Narwal Freoを約3週間使用してみて、「これは良い!」と思ったオススメポイントと、「改善の余地あり…」と感じたイマイチポイントを整理してみました。

オススメ
イマイチ
  • 回転するモップによる水拭きと吸引のコンビによる清掃能力の高さ
  • 清水・汚水・洗浄剤をセットし、自動供給・吸引できるベースステーション
  • モップ乾燥機能で、水拭き対応モップでも清潔でニオイが出ない
  • アプリを起動しなくても毎日の掃除が簡単にできるタッチパネル
  • 静粛性。通常の Narwal Freoモードでの掃除で約60db、静音モードにすると54.dbまで下がる
  • ベースステーションの設置条件のゆるさ(左右30cm、前方1m)
  • 背が高く(10.5cm)、一部の家具の下に入り込めない

ここまで詳しくみてこなかった静粛性については、実際に動かしながらノイズレベルを計測してみました。

清掃&水拭きモードdb数
通常60.3
強力65.8
ノイズ低減54.5

これなら、テレワーク中でも問題なく掃除ができますし、また夜間でもご近所に迷惑をかけることはありませんね。Narwal Freoの場合、家具や壁へのタッチがやさしく、衝突音が少ないのもポイント高いです!

Narwal Freo:高さ10.5cmに注意

イマイチポイントは色々考えてみたのですが、非常に少ないです。唯一あるとすれば、本体、特にレーダーセンサー部分が上に飛び出しているため、他のロボット掃除機では入り込めた隙間に入れない点でしょうか。我が家で言うと、IKEAのベストーTV台の下に入れないのはちょっと残念でした。

モデル名直径(cm高さ(cm重さ(kg)
ルンバ コンボ j7+33.9cm8.7cm約3.4kg
SwitchBot S1 Plus33.4cm9.5cm約3.25kg
Roborock S7 MaxV Ultra35.3cm9.65cm約4.7kg
Anker L35 Hybrid+35cm10cm約3.3kg
DEEBOT X1 OMNI36.2cm10.35cm約4.45kg
Narwal Freo35cm10.5cm約4.5kg

自動ゴミ収集機能は「どうしても欲しい!」という方には残念ポイントになりますね。しかしすでにご説明した通り、搭載することによるベースステーションの巨大化や重量増加、価格アップを考えると、私はNarwal Freoに関しては不要だと判断していますので、イマイチポイントには入れませんでした。

他機種との比較

本ブログや、私が運営しているYouTubeチャンネル「おまかせ家電チャンネル」では、多数のロボット掃除機のレビューを行ってきました。その中で、代表的な2-in-1掃除機との比較をしてみたいと思います。全ての機能比較をすると莫大な文章になってしまうので、「掃除性能」「メンテナンス」「価格」「その他の違い」「総評」の4点に絞って比較してみました。

「Roborock S7 MaxV Ultra」との比較

Roborock S7 MAX V Ultraとの比較
価格(アマゾン)・Roborock S7 MAX V Ultra:185,000円(4万200円高い)
・Narwal Freo:144,800円
掃除性能・5100PaとNarwal Freoの3000Paより強力
・モップ部分は600gのモップの加重と高速振動で汚れを除去
・テスト時には、高速回転するサイドブラシがゴミを周囲や掃除済みのスペースに飛ばしてしまう問題が発生した
・基本的に洗剤は使用不可。 Narwal Freoは洗剤が付属するので安心して使用できる
ナビゲーション・Roborockはカメラによる障害物を個別に認識し、AIによって回避方法を決定。パワフルな動作で段差の踏破能力も高い
・Roborockのカメラとマイクを使ったコミュニケーション機能は唯一無二な機能で、見守りや防犯にも役立つので便利な機能
・Narwal Freoはレーダーを使用しているが、ナビゲーション機能は同様に高く、障害物へのタッチや回避もスムーズ
メンテナンス性・ベースステーションは「自動ゴミ収集」「吸水」「汚水排出」に対応
・Roborockはモップ自動洗浄機能が付いているが、水による洗浄のみで洗剤は使用できない。また乾燥機能はオプションで用意されているが日本では未発売
総評・吸引に関してはRoborock S7 MAX V Ultraの吸引力が上
・しかし、水拭きと合わせた総合力ではNarwal Freoが上
・自動ごみ収集機能によるゴミ捨て不要期間や、カメラとAIを活用した優れたナビゲーション、パワフルな踏破能力に約4万円の価格差が許容できるかどうかが判断のキモ
・私のチョイスはNarwal Freo。毎日掃除させるなら Narwal Freoの方がストレスが少なく、モップも確実に乾燥させてくれるので気分が良い

「ルンバ コンボ j7+」との比較

ルンバ コンボ j7+との比較
価格(アマゾン)ルンバ コンボ j7+:149,800円(5,000円高い)
Narwal Freo:144,800円
掃除性能・使用する時だけモップが現れるパッドリフティングシステムがユニーク。しかし基本的には水滴を垂らし、後方のモップで床に押し付けるだけで、あくまでブラーバシリーズには及ばない
・ルンバ コンボ j7+はブラーバ専用洗剤が使用できるのは良い
・Narwal Freoは1秒間に3回転するモップでしっかり仕上げ
ナビゲーション・ルンバシリーズは、結構家具や壁などの紹介物への当たりが激しいことで有名。
・ルンバシリーズは、目の前にカーテンがあっても、とりあえず奥まで突っ込んでみることで有名。これをGoodとするかBadとするかで評価が変わる
・Narwal Freoはソフトで家具や壁に優しいナビゲーション。
メンテナンス性・「ルンバ コンボ j7+」は自動ゴミ収集機付き
・ブーメラン形状のモップの脱着も工夫されているが、洗浄や乾燥は自分で行う必要がある
総評実売レベルで同価格帯の2製品ですが、これは確実にNarwal Freoの方が上です。特に、水拭き性能の高さと、メインテナンスの手間(モップ自動洗浄&乾燥)、またタッチパネル式液晶を備えたベースステーションなど、Narwal Freoの勝ちです。

「SwitchBot S1 Plus」との比較

SwitchBot S1 Plusとの比較
価格(アマゾン)SwitchBot S1 Plus:69,800円(7万5000円安い)
Narwal Freo:144,800円
掃除性能・SwitchBot S1 Plushはゴミの収集は割と優秀な方だが、基本的に洗剤が使用できず、油汚れには弱い。
・Narwal Freoは専用洗剤が付いているので皮脂汚れにも強い
メンテナンス性・SwitchBot S1 Plusは自動ゴミ収集機能付きでゴミ捨て不要だが、水拭き用のタンクがダストカップの上部に設置されているので、結局毎回ダストカップに触れる必要がある。充電時は奥側に出すとカップの口があるので、本体前面に付いているので、毎回引き出す必要があって面倒
・モップはかなり汚くなるので、毎回外して洗って干して、再度取り付けが必要。面ファスナーでの取り付けになっており、コツを掴むまで面倒
その他・SwitchBot製品として、他のSwitchBotデバイスとの連携が可能(外出を認識して掃除を自動化する、など)
・SwitchBot S1 Plusも動作音は静かな方だが、Narwal Freoはさらに静かに動作する。
総評半額の製品なので、直接比較は難しいが、毎日の掃除をおまかせできるのはNarwal Freo。多少手間がかかっても、安さを手に入れたい、それでいてシンプルではあるが水拭きと吸引を手に入れたい場合はSwitchBot S1 Plus。

以上となります。「SwitchBot S1 Plus」はだいぶ価格帯が異なる製品ですが、割り切ることができて、かつSwitchBot製品との連携を重視する方なら、逆に選択肢が他にない感じです。

「Roborock S7 MaxV Ultra」はハイエンドであり、ナビゲーションやモップの清掃についても十分な機能が付いていますが、逆にそうであればあるほど、日本未発売のモップ乾燥ユニットが惜しまれます。その点、4万円近く安いNarwal Freoが、しっかりモップ乾燥機能を搭載し、カメラではなくレーザー方式でも優れたナビゲーション性能を発揮する点は良いと思いました。

「ルンバ コンボ j7+」は、アイロボット社が発売した初めての2-in-1タイプで、ベースは先行発売した「ルンバ j7+」となっています。こちらもRoborock同様、カメラを使ったナビゲーションとマッピングですが、さらに障害物の自動認識を行い、ケーブルや衣類、ペットの排泄物などを認識して、それに応じた回避方法を選択するなど、非常に賢いです。

ただ、残念ながら水拭き性能は別売のルンバシリーズ、特に「ブラーバ ジェット m6」と比べるとベーシックな機能にとどまっており、アイロボット社自身も水拭きを重視する場合はルンバ・ブラーバの併用を推奨しています。それを踏まえると、2-in-1のロボット掃除機としてのバランスの良さ、毎日のメンテナンスの楽さなどを総合的に考えると、私は今回のNarwal Freoをおすすめしたいと思います。

Narwal Freoをオススメしたい人は

これまで、細かく機能や仕様、テスト結果などをみてきましてが、最後にNarwal Freoがおすすめの方はどんな方か、3つのシーンをまとめてみました。

Narwal Freoがオススメな人
  1. 2-in-1ロボット掃除機の中でも「水拭き」重視の人:お子さんやペットを飼っていたり、料理で床が汚れやすいなど、皮脂や油、液体汚れが多めの方
  2. 2-in-1ロボット掃除機でメンテナンスの手間を減らしたい人:水拭き対応と謳っていてもモップの洗浄や乾燥に手間がかかったり、さらに「モップ自動洗浄」と謳っていても、乾燥機能がなかったりするロボット掃除機とは違い、本当の意味で「おまかせ」できるロボット掃除機が欲しい方
  3. 家族みんなでロボット掃除機を使用したい人:アプリをインストールしなくても、初期設定後はベースステーションのみで掃除開始が可能なので、お子様から高齢者まで使いこなせます。一方で、チャイルドロック機能もあるので、使用者を細かくコントロールも可能です

以上です。

YouTubeでもご覧いただけます!

Narwal Freoをお得に買う方法!(今だけのキャンペーン情報あり)

Amazon 【新生活応援キャンペーン】

Narwal Freoキャンペーン情報

Narwalは、Amazonにて3月29日(水)0時から4月4日(火)23時59分までの4日間「Narwal新生活応援キャンペーン」を開催します。同期間中はNarwal Freoを期間限定で定価から6万円引きの129,800円で販売。さらに、1,000円のプロモーションコード「Narwal0329」を入力することで、Narwal Freoを何と128,800円で購入できます!ぜひこの機会をお見逃しなく!

公式ストア【新生活応援キャンペーン】

また、Narwal公式ストアでは、期間限定でNarwal Freo本体と、別売りのアクセサリーキットをセットにしたモデルがなんと最大32%オフになるキャンペーンも継続中です。アクセサリーの購入を考えている方は、こちらも見逃せませんのでぜひチェックしてみてください! どちらも下記のリンクからアクセスできます。

まとめ

ロボット掃除機の進化はまだまだ続いていくと思います。吸引のみ→自動ゴミ収集→2-in-1(水拭き対応)→モップ自動洗浄→自動乾燥と、どんどん高スペックになってきていますが、まだまだ進化して欲しいと思っています。

そんな中でも今回ご紹介した「Narwal Freo」は、モップ回転方式の水拭きと吸引の両方ができる2-in-1であり、さらにモップの洗浄と自動乾燥、水や洗剤の自動投入、かつ汚水の自動吸引など真の意味でのお掃除の強力なパートナーとなりうる存在です。

オススメポイントやイマイチポイントもご紹介しましたのでぜひ参考にしていただき、ご家庭での掃除を徹底的に効率化し、かつ快適な空間を手に入れるために、「Narwal Freo」をぜひ検討してください!

Narwal Freoよくある質問

Narwal Freoは専用アプリとの連携なしに使用できますか?
初期設定を行う際はアクティベーションコードを入力する必要があるので、アプリはダウンロードしなくても構いませんが、スマホとWi-Fi環境は必須となります。初期設定完了後も、ベースステーションのタッチパネルを操作することで、清掃モードを指定して掃除を行うことは可能です。しかし、清掃スケジュールの設定や、部屋・エリアの登録とそれを活かした掃除、清掃履歴の確認などアプリが必要な便利な機能がたくさんありますので、アプリとの連携を強く推奨します。
モップの汚れが酷い場合、手洗いはできますか、また洗濯乾燥機を使用して洗浄することは可能ですか?
モップは手洗いは可能です。基本的には約1ヶ月〜3ヶ月ごとの交換をオススメします
家族数名で1台のNarwal Freoを共有して使用することは可能ですか?
「ロボットの共有」が可能です。アプリケーションでNarwal Freoの登録を完了後、「機器管理」>「ロボットを共有する」でメールアドレスを入力し、受信した人がNarwal Freoアプリで操作をすることで共有できます
カーペットでの水拭きを回避させたいのですがマップ管理では立ち入り禁止しかできません。カーペットの管理はどのようにしたら良いですか?
マップ画面右上のハンバーガーメニュー(「三」のようなアイコン)をタップし「機器設定」>「共通設定」>「カーペット掃除」とタップするとカーペット上で吸引を行うか、あるいは吸引もせず「回避」か「乗り越える」など細かく設定できます
ちょっとした段差を乗り越えてくれないのですが?
「階段なしモード」をオンにすると障害物の乗り越え性能が+2cm高くなります。
ハンバーガーメニュー(「三」のようなアイコン)をタップし「機器設定」>「共通設定」で設定できます。ただし、特に下りの階段があると落差を認識しづらくなっており、落下の恐れがありますので、その場合は立ち入り禁止設定と組み合わせて設定してください

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