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Amazonによる「グッズとコト型体験のセット商品」を購入
ども、デイブでございます。コーヒーメーカーのKalitaが2019円の夏のAmazonプライムデーで発売した「ワールドバリスタチャンピオンによるドリップコーヒー講座付き カリタ コーヒードリップセット Kalita for Outdoors」という製品があるのですが、今日はその講座の日だったので、昼に参加してきました。
購入時の商品販売ページはこんな漢字でした。商品に、体験がついてくる試みで、以前もプライムデーなどで行われたようです。私は初めて購入してみました。
体験付きのものはもう販売されていないのですが、単品の製品は下記のように購入できます。
実際に、先日キャンプに言った時に、このセットを持っていって使用してみました。その時の模様はこちらになります。
Kalita「美味しいドリップコーヒーセミナー」スタート!
会場は、四谷の「MEISTER YOTSUYA」という場所でした。こちらも初めて伺いましたが、シェアキッチン・ゲストルーム付きのレンタルルームなんですね。
そこに、Kalitaの様々なコーヒー器具がお出迎えしてくれました。中でも、理由は後述しますがこの「カリタ コーヒーミル ネクストG 電動ミル」がめちゃくちゃ欲しくなりました…
井崎英典バリスタによる講義&ドリップ実演
今回、講師を務められたのは、2014年にアジア人初のワールドバリスタチャンピオンを獲得された井崎英典バリスタです。なんと、2012年に史上最年少でジャパンバリスタチャンピオンシップで優勝し、2連覇を達成されたあと、第15代のワールドバリスタチャンピオンになったという素晴らしい経歴を持つバリスタなんです!
年間200日以上を海外で過ごし、全世界でコーヒーエバンジェリストとして啓発活動をされている方なのですが、写真からも伝わるとおり、ものすごく気さくで、かつ教え方の上手な先生でした!
まず前半は座学です。井崎バリスタから、「美味しいコーヒーとは」という、考え方の柱を教えていただきました。
- コーヒーは「世界中で同じ感情を共有できる飲み物」だから素晴らしい
- 井崎バリスタの「コーヒーの美味しさの定義」=「決められた品質の中での究極の嗜好性」。正しい品質というのは必ずある。その中で、自分の好き=嗜好を追求するという枠組の中で捉えるべき(ただし、品質が悪くても好き、というのは誰も否定できない)
- 井崎バリスタは「コーヒー」の味を表現する時に「薄さ<>濃さ」「 酸味<>苦味」 という、シンプルな軸を使用するようにしている~「フルーティ」「セミスイートチョコレート」「パイナップル」などの言葉を使うと、世界で評価を共有できない
- コーヒーの品質を決めるのは下記の6要素
品質を決める6要素 | 人間に例えると… | 説明 |
① 生産国 | 骨格 | 味わいを作る大前提 |
② 品種 | 人種 | 品種で変わる多様な味わい |
③ 生産処理 | 性別 | 味わいの方向性を決める |
④ 焙煎 | 体型 | 浅煎りか深煎りか? |
⑤ 粒度 | 化粧・髪型 | 粒度で変わる味わい |
⑥ 抽出 | アクセサリー | 印象を決める |
- ①~⑥に行くにつれて、美味しさ・品質に対する影響は少なくなる
- ①~③までは通常ユーザーはなにもできない。④~⑥はコントロールできる。つまり、①~③が「決められた品質」であり、④~⑥が「嗜好を追求する」部分である
- 「⑥抽出方法」が「⑤粒度=豆の挽き具合」を超えることはない。味への影響は、粒度が95%、抽出テクニックは(たったの)5%
- だから、決めた粒度で、均一に豆を挽けるグラインダーはすごく大事(井崎バリスタはここ3回強調していました)。そして、3万円以上のものでないと良いものは無い、と断言されていました
これびっくり!抽出テクニックよりも、豆の挽き具合が大事なんですね
どうですか? ここまで断言されると、良いグラインダー買いたくなりますよね…アマゾンで、キャッシュレス決済で購入すると約3.4万円か…うむむ。
基準のレシピにしたがって、実際にコーヒーを淹れてみました!
座学でもかなり目からウロコでした。ここからは、実践編になります。ここで大事なのが「基準のレシピ」になります。「300gのお湯で21gの豆を抽出する」という基本に向かって、各作業を組み立てていくのが良いそうです。
- ドリッパーにフィルターをセットし、湯通ししてドリッパーを温める
- コーヒーの粉をセットし、コーヒースケールに載せてゼロに設定
- 注ぎ始めと同時にタイマーをスタート
- 「①蒸らし」は使用するお湯に対して20%を注湯する:60g
- ①から1分経過したら「②2回め」も20%注湯する:60g
- ②から1分経過したら「③3回め」で60%注湯する:180g
- 落ちきるまでまって完成
こうやって、豆・注湯時間と量もすべて「数字をベースに」コーヒーの抽出方法を決めておくのが良い。目分量では品質が安定せず、味の評価も定まらないのだそうです。
まず、井崎バリスタの実演を拝見しました。また、新しいアイテムが登場しているのですが、コーヒーサーバーの下においてあるのが、お湯の重さと、抽出時間を同時にカウントできるコーヒースケール(ドリップスケール)という製品ですね。
こ、これは会場からコーヒーを味わっている時に購入してしまいました。それも、充電知識の高い方を…
だって、やはりこれは便利なんですよね。湯量を20%注ぐ→1分→20%注ぐ→1分→60%注ぐというのが、このドリップスケールがあれば簡単にコントロールできるのです。
ちょっと驚いたのは、「品質への影響は5%しかない」とおっしゃっていたこの抽出テクニックのところですが、我々が淹れたものと、同じテーブルにいらっしゃった方が淹れたコーヒーでかなり味が違ったことです。
我々が淹れたコーヒーはちょっと酸味がきつめで、角が立っていました。しかし、お向かいの方が淹れたコーヒーは非常にマイルドでまろやかな味に。正直、お向かいの方のほうが美味しかったです…無念。でも、5%でも随分な違いがでるんですね。これは、たしかにちゃんと基準のレシピと抽出手順
また、ドリッパーの材質によって、温まり方が違うのも影響が大きそうでした。 陶器・ガラス・ステンレス・銅の計4種類のドリッパーが用意されていましたが、温まりやすさ・冷めやすさなどが味に影響を及ぼすので、ドリッパーを温めるのも重要でしたね。
今回、初めてAmazon限定の体験付き商品を購入していましたが、こんなに濃い内容のセミナーをやっていただいて、とても感謝しています。今後も、プライムデーやサイバーマンデーなど大きなセールの時に登場すると思うので、チェックしたいと思います! それでは、また!