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ども、デイブでございます。今日は、HUAWEIの完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds 3i」をレビューします。
FreeBuds 3iは、ファーウェイが2020年6月に発売したイヤホンです。「セラミックホワイト」と「カーボンブラックの」2色展開です。なんといっても、このサイズでノイズキャンセリング機能を搭載しており、定価もアマゾン販売価格で約1.5万円と、ライバルと目されるApple AirPod Proの約半額!
今回、HUAWEIさんに商品をお借りしてレビューさせていただきました。結論から言うと、これAndroidユーザー、特にHUAWEIのスマホを使っているユーザーならかなりおすすめできます。今回まずおすすめポイントからご紹介していますので、まずそちらをチェックしてみてください!
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HUAWEI FreeBuds 3iおすすめのポイント
2週間ほど集中的にFreeBuds 3iを装着していましたが、これしみじみ良いイヤホンでした。私が気に入ったポイントから、どんな人におすすめできるかをまとめてみました。
HUAWEI FreeBuds 3iのスペックと特徴
HUAWEI FreeBuds 3iのスペックをチェックするには、やはりApple AirPods Proと比較するのが良いと思います。下記が主要なスペックを比較したものです。
スペック | HUAWEI FreeBuds 3i | Apple AirPods Pro |
---|---|---|
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
対応コーデック | AAC、SBC | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | アクティブノイズ キャンセリング デュアルマイク搭載 | アクティブノイズ キャンセリング デュアルマイク搭載 |
外音取り込み機能 | 対応 | 対応 |
再生時間(イヤホン単体) | 約3.5時間 | 約4.5時間 |
充電ケース使用時 | 約14.5時間 | 約24時間 |
充電時間:イヤホン本体 | 約60分 | 約60分 |
充電時間:充電ケース | 約100分 | 約120分 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 (対応ケース使用時) |
ポップアップ接続機能 | 対応(EMUI10搭載 ファーウェイスマホ使用時) | 対応 (対応iPhone使用時) |
耐水性能 | IP4 | IP4 |
イヤホン:サイズ | 幅 4.18cm 高さ 2.37 cm 厚さ 1.98 cm | 幅:2.18cm 高さ:3.09 cm 厚さ:2.4cm |
イヤホン:重さ | 5.5g | 5.4g |
充電ケース:サイズ | 幅:8.07cm 高さ:3.54cm 厚さ:2.92 cm | 幅:6.06cm 高さ:4.52 cm 厚さ:2.17cm |
充電ケース:重さ | 51g | 45.6g |
価格 | 14,800円 (税込み・アマゾン) | 27,800円 (税別・アップルストア) |
同じうどん形状の完全ワイヤレスイヤホンなので、メトリックス的にはあまり差がないのですが、AirPods Proの充電ケース併用時の連続再生時間の長さが目立ちますが、その分コンパクトなFreeBuds 3iの充電ケースは完全充電まで20分早い、という結果になっています。
HUAWEI FreeBuds 3iの方は、やはり価格のやすさが目立ちますね。コストに直結するノイズキャンセリング方式についても、両者ともに耳の外と中の2つのマイクによる効果の高い方式を採用(フィードフォワード&フィードバック)しているのにも関わらず、価格は約半分というのはスゴイと思います。
HUAWEI FreeBuds 3iのパッケージとデザイン
ここからは、HUAWEI FreeBuds 3iのパッケージや同梱物などをチェックしていきます。
こちらはHUAWEI FreeBuds 3iのパッケージです。シンプルでかっこいいですよね。
同梱物は、充電ケース(本体収納済み)と、交換用イヤーチップ(XS/S/M/Lそれぞれペアで付属。Mは本体に装着済み)、USB Type-A to Cケーブルです。
陶器を思わせる高級感のあるデザイン
これ、写真で伝わるかどうかちょっと心配なのですが、充電ケース、そして特にイヤホン本体に関して、プラスチックだと思うのですが非常に光沢のある素材でできており、さらにイヤホンのうどん部分の先端に金属パーツが取り付けられているためか、高級感があります。
お値段以上のクオリティ…
充電ケースは磁石の採用と工夫された形状で脱着しやすい
充電ケースのフタをあけると、このような形で左右のイヤホンが収まっています。イヤホンと充電ケースは磁石の力でかち!っと吸着するようになっており、収納が非常に楽です。
また、イヤホン部分と充電ケースには十分な隙間があるので、取り出す時もドライバ部部分やマイク部の奥に指をひっかけ、手前に倒すことですっと自然につかみやすくなっており、ストレスがありません。
「しまいやすくて、取り出しやすい」。これ、ワイヤレスイヤホンで結構重要ですね・ここが面倒だと、持っていくのもためらいます
充電ケースの背面にUSB Type-Cコネクタがあり、ここに付属のケーブルを装着して充電できます。後ろ姿もかっこいいですねー。
ノイズキャンセリング性能と外音取り込み機能について
HUAWEI FreeBuds 3iは、「フィードフォワード方式」と「フィードバック方式」の2つのノイズキャンセリング方式を組み合わせた【ハイブリッド型ノイズキャンセリング方式】を採用しています。
簡単に言えば、耳の外のノイズも、耳の中のノイズも同時に両方消してしまうスゴイ技術なんですよね。
で、そのためにはもちろんマイクを2つ以上搭載する必要がありますし、更に音声合成などの高度な処理が必要になるので専用チップも搭載しなければなりません。これを1.5万円でやってしまっているところがびっくりなんですよね。
じゃ、実際に使用してみたらどうなのか!
ということで、自宅やカフェ、コワーキングスペースでノイズキャンセリングの効き具合を試してみました。
- ノイズキャンセリングがオンになると、自然な感じでノイズが「すっ…」と消えます。特にこの時期だとエアコンや、換気扇などの環境音が自然になくなります。
- Appe AirPods Proを5段階評価の【5】とするとFreeBuds 3iは【4.5】と言ったところでした
- ノイズキャンセリング特有の、耳が真空になるようなイヤな吸い込まれ感はまったくありません。
- ヘッドフォンには負けますが、装着感が良く長時間使用していても疲れないことと、自然にしっかりノイズキャンセリングしてくれるのは評価高いです
- タッチ部分を長押しすると、ノイズキャンセリングモード→外音取り込みモード(「アウェアネス!」と喋ります)→オフ→ノイズキャンセリングとくるくるモード変更できます
- 外音取り込みモードも自然な音質で聞き、十分使い物になります。これ以上に外音を強調してしまい、聞きづらくなってしまうイヤホンも多いので、ポイント高いと思います。スーパーやコンビニのレジ、電車の車内放送など外音を聞きたくなったとき、数秒タッチするだけでしっかり会話できようになるのは良いですね
以上が私の感想になります。ノイズキャンセリング性能はトップではないにせよかなり上位クラスに位置しており、かつ実用性の高い外音取り込み機能を備えている点は良いと思いました。
HUAWEI FreeBuds 3iの音質について
Channel Tres 「Jet Black」
まず、そもそものFreeBuds 3iの音質ですが全体的に低音のキレが気持ち良いです。低音から高音までバランスが良く、明瞭で明るく、スピード感を感じるイヤホンですね、
低音がキレているおかげで、ボリューム自体はそんなに出ていないのですが、タイトなベースが気持ち良いです。スピーディーに、シャキッと鳴ってます。
「低音よりの味付け」で収まっていて、ちゃんと曲は楽しめるバランスになっているのが良いです。これ視聴したら多くの人が高評価を下すと思いますね。
ホセ・ジェイムス 「Just The Two of Us」
低音重視のイヤホンだと、ドラムの音が前面に出ますが、このイヤホンだとハイハットの「チャ!」が小気味よく非常にクリアに聞こえますね。ホセ・ジェイムスのボーカルも明るく楽しげに聞こえますが、この曲はもうちょっと中音が太いイヤホンの方が艶っぽく大人な感じに聞こえると思いますね。
マーカス・ミラー 「Trip Trap」
スラップベースは暴れるというよりも超絶テクで1音1音が粒だってはっきり聞こえる感じです。ヒュージョンのノリとかテンポというよりは、それぞれのテクがぴしぴしと気持ち良い感じ。気持ちいいです。
デュア・リパ 「Swan Song」
このイヤホンは音場は普通ですね。広くも無く、狭さも感じません。独特の連続して刻まれたビートの上に、ドラマチックなデュア・リパのボーカルが印象的に響きます。男性ボーカルよりも女性の方が音域的にはあっていると思いました。
最後にまとめです。音質の特徴としては、「音場は普通。低音はタイトでキレキレ、高音は明瞭でクリアに響く。中音は軽めで全体的にはバランス良いイヤホン」といった感じです。ノイズキャンセリング性能と相まって、外出先でも音楽や作業に集中できるのが良いと思いました。
HUAWEI FreeBuds 3iのペアリング方法と初期化
所要時間: 1分.
新規に購入した場合は、充電ケースのフタをあけると自動的にペアリングモードに入りますので、新規にペアリング先を変更する方法と、なんらかのトラブルでうまく動作しなかったときの初期化方法を連続してご紹介します。
- 充電ケースにイヤホンを収納する
まずは充電ケースに両方のイヤホンを収納してください
- ペアリング方法:充電ケース背面の電源ボタンを2秒以上長押し
充電ケース背面の充電ボタンを【ケースを開いたままで】2秒間長押ししてください(写真ではケースが閉じていますが、開いたままで行って下さい)。ケース内側のインジケーターが【白色で点滅】し、スマホからペアリングできるようになります。
- 初期化方法:充電ケース背面の電源ボタンを10秒以上長押し
ペアリングでもうまく行かない場合あ、同様に充電ケース背面の充電ボタンをケースを開いたままで10秒間以上長押ししてください。ケース内側のインジケーターが【赤色で点滅】し、初期化されます。
以上です。いずれにせよ、ケースを開いたまま背面の充電ボタンを押しっぱなしにしていればOKです。
専用アプリ「AI Life」でできること
Androidスマホとペアリングして使用する場合のみになってしまうのですが、HUAWEIの周辺機器コントロールアプリ【HUAWEI AI Life】を使用すると、タッチ操作やスマート装着検出などの機能を細かくコントロールできるようになります。
HUAWEI AI Life
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- 再生/一時停止(デフォルト設定)
- 次の曲(変更後:右耳)
- 前の曲(変更後:左耳)
- 音声アシスタントを起動
- なし
選択肢に【音量調整】がないのはちょっと意外でした。デフォルトでは両耳ともに【再生/一時停止】が設定されていましたが、私はこれを変更して曲送りに設定して使用しています。
HUAWEI FreeBuds 3iを使ってみてわかった良かった点とイマイチな点
現状で約2週間お借りして使用していますが、使ってみて初めてわかったHAWEI FreeBuds 3iの【良かったポイント】と【イマイチなポイント】をリストアップしたいと思います。
それぞれから代表的なポイントを詳しくしてみました。こちらを御覧ください。
装着検知が予想以上に便利だった
装着検知は、まさに装着状態を検知して、①耳に装着していない状態になったすぐ再生を停止し、②再度装着したら再生を再開する、という機能です。
これ、実は②が重要なんですね。例えばレジくらいの所要時間だと、タッチボタンを2秒くらい長押しすると【アウェアネス!】とボイスが聞こえた後、外音取り込みモードに切り替えるのがめんどくさいのです。
そんな時、例えば右耳用のイヤホンだけを耳から外してポケットに入れてしまえば、音楽が一時停止するだけでなく、用事が済んで耳に装着し直すと何をしなくても再生開始してくれます。
これ、ホント便利。普通の機能だと思ったけど、使ってみたら便利さをしみじみ実感しました!
ノズルの形状は普通の形状の方が…
AirPods Proはイヤーチップを交換しても耳にどうしてもフィットしなくて諦める人も少なからずいますが、このFreeBuds 3iはそこまで人は選ばないと思います。ただ、後述する理由のためにイヤーチップを交換してフィット感や音質の変化を楽しむことが難しいため、やはり合わないという…
あああここは、独自形状のノズルではなく、普通の丸い形のものだったら色々イヤピースを交換できるのにな、ちょっと残念でした。
HUAWEI FreeBuds 3iまとめ:お手頃なノイズキャンセリングイヤホンとしては最高峰
金額HUAWEI FreeBuds 3iの倍とはいえ、Apple AirPods ProとiPhoneを組み合わせて使用するメリットは結構大きいものだと思います。
一方で、Androidスマートフォンをご使用の場合で、コスパ重視の方であれば本製品は強力な選択肢の1つにラインアップされると思います。私も実際に使用するまではここまで完成度が高いとは思っておらず、良い意味で裏切られました。ぜひチェックしてみてくださいね!