この記事には広告を含んでいます。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
どもデイブでございます。今日は、著述家で評論家、私のロジカルクッキングの師匠(勝手にね)である勝間和代さんがメルマガやYouTubeで紹介されていた「栗くり坊主」という「栗の皮むき器」を購入して、今がまさに旬の栗を蒸して食べてみたらめちゃくちゃ美味しかったというお話です!
え? 栗って蒸すの? それに専用の皮むき器なんてあるんだ!!
勝間和代さんのメルマガ見て初めて知ったんだけど、ホットクックで美味しく蒸せるし、専用の皮むき器もあるんだって!
タップできる目次
専用栗皮むき器「栗くり坊主」がすごい!
栗の皮むき器って全然変換できなくてGoogle日本語入力で「クリム危機」って出てきたくらいメジャーなアイテムではないと思うのですが、勝間和代さんはこのアイテムを使いこなしており、メルマガでもYouTubeでも激推しです。
「栗くり坊主」 は、新潟県三条市に本社がある株式会社諏訪田製作所という会社が開発・製造・販売している栗の皮むきハサミです。
この記事を書くにあたってネットで色々調べてみたんですが、諏訪田製作所さんはすごい会社で、創業は大正15年(1926年)、それも関東大震災(1923年)後の住宅復興需要に合わせ大工職人のために「喰切」を製造したのが創業のきっかけなんだそうです。
刃物の中でも、喰切型、つまり両側の刃がぴったりと合わさって対象を切るという刃物に特化したメーカーさんで、その技術を活かして生かしてニッパーや盆栽・園芸用鋏、爪切り、エクステ用のツイーザー(精密ピンセットみたいなやつ)などを販売されています。
この 「栗くり坊主」 は片方のぎざぎざした刃(写真右)が栗の鬼皮(外側の硬い皮)・渋皮(身と鬼皮の間にあるシワシワした皮) にしっかり食い込み、そこに写真左の刃を角度をつけて閉じることで鬼皮・渋皮両方ともきれいにむけるというハサミなんです。
ほら、合わさったときの角度がわかるでしょうか。この角度がキモで、まるでりんごの皮をむくように、栗の硬い鬼皮、そして身にまとわりついている渋皮をきれいに取ることができるんですよね!
勝間さんの論「皮は蒸してからむく方が美味しい」を検証してみたら以外な結果に!
勝間さんは、メルマガでもYouTubeの中でも、「栗は皮付きで蒸して、蒸し上がった後で皮をむいて食べるのが美味しい」とおっしゃっていました。実際どうなのか、検証してみたいと思います。
今回は、アマゾンで808青果店さんの「愛媛県産 大粒生栗 3L規格 約1kg」という生栗を購入しました。すでに半分くらいいただきましたが、確かにどれも大きくて色形も良く、かつ虫食いもなく満足です。
10個の栗を、半分は栗くり坊主で先に皮をむいて蒸し、後の半分はまず蒸してから皮を向きます。
栗くり坊主を使うときのコツ
全部でまだ20個くらいしかむいていないので、そんなにうまくはないのですが、ある程度うまく皮をむくコツがわかってきたのでシェアします。
使用する前のご注意: 栗くり坊主のギザ刃・切刃は非常に鋭利な刃物なので、使用の際は十分ご注意ください。保管時用の刃先ケース(替刃1セット収納)、ハサミが開かないようにするロック機構、すべり防止グリップなど安全対策もバッチリなのですが、使用者の不注意までは防げないですからね!
- ぎざぎざした方の刃(キザ刃)を栗の皮の中腹に当て、栗の下のざらざらした部分に反対側の切刃をくいこまる
- ハサミを閉じる容量で、切刃の方をギザ刃に近づけながら栗の皮をカットする
- ハサミが閉じきったら、切刃の位置はそのままで、ハサミをひらいてギザ刃を移動
- またハサミを閉じながら切刃で皮をカットする
上記の2~4を繰り返すことで、きれいに皮むきができます。
これは、鬼皮はカットできていますが、渋皮は残っていますね。私がやった感じだと、はじめは切刃を立てる角度・力加減が難しいと思いますが、何個かやると同時にきれいにむけるようになると思います(勝間さんのYouTubeでもすごく上手にむいています)。
諏訪田製作所さんもYouTubeで栗くり坊主の使い方動画を公開されています。これは栗に向かって横方向に、まさにりんごの皮むきの用にむいてますね。私は下から上の方向の方が向きやすいのですが、こちらもぜひ参照してみてください。
さて、これで皮をむいた栗5個、皮付きの栗5個ができあがりました。これを蒸します。写真のように、ホットクックの内鍋にさらに「茹であげザル」をセットすれば、蒸し板などは不要です。2.4Lにはこの19cmのザルがぴったりです。
水を200cc、内鍋に追加して、あとは「手動調理」>「蒸し板を使って蒸す」>「調理時間50分」にセットします。これだけです!さすがホットクック大先生。
蒸しあがったので早速味を比較してみましょう!
皮付きの方はアツアツなので、ちょっと冷ましてから皮をむくようにしてくださいね。で、栗好き・モンブラン好きの妻と食べ比べしてみたのですが、「妻は先に皮をむいて蒸した方」「私は皮付きで蒸してあとで皮をむいた方」が好き、と真っ二つに意見がわかれました。
この違いはどこから来るのか? と思い皮付きで蒸した栗の方を2つに割ってみると違いがすぐに分かりました。
皮の部分のから、中央に向かって色が変化していき、中心部がとろっとしていますね。
で、気がついたのがまさに先週放送の木村拓哉主演ドラマ「グランメゾン東京」です!あの中で、モンブランに使われる栗の味を最高に引き出すために、鬼皮・渋皮を煮込んだものを加えて栗の野性味・雑味みたいなものをわざと取り込むというシーンが登場しました。
これ、まさに皮付きで蒸したときの野性味は、鬼皮や渋皮ごと蒸したために身にその風味が移ったためではないでしょうか。皮を取ってから蒸すと、身だけの甘みが際立ち、全体的に均一に仕上がるが、逆に皮付きだと食感のグラデーション・野性味が味わえる、とそういう結論に達しました。
夫婦で好みは違う結果になりましたが、共通した感想は「栗ってただ蒸しただけでこんなにも美味しくいただけるのか!」ということでした。妻も私も、焼き栗や栗のお菓子は食べたことがありましたが、生栗を購入して蒸して食べるというのは初体験でしたので、非常に新鮮、かつ発見の多い体験ができました。新たな扉を開いてくださった、勝間和代さんに感謝したいと思います。ありがとうございました!
燕三条「工場の祭典 – LIVE! KOUBA」オンラインイベント実施中!
いま、燕三条では10月1日~31日まで、1カ月にわたりオンラインで現在の新潟県燕三条とその周辺地域の現場の製造風景、職人さんたちの対話、道具の実演などを配信する「工場の祭典 – LIVE! KOUBA」というイベントを開催しています。配信された動画は、同ホームページや、公式YouTubeチャンネルで視聴できますので、モノづくりの現場が好きな方、職人さんの技や技術が大好きなかたはぜひチェックしてみてください!