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ども、デイブでございます。今日は、FeiyuTechが発売するジンバル内蔵型の小型カメラ「Feiyu Pocket 2」をご紹介します。今回、日本販売代理店の方からご提供いただきレビューしました。
DJI Pocket 2やFimi Palm 2などぽろぽろとリリースされている割に、たとえば「ミラーレス一眼」とか「コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)」みたいにびしっ!っと一言で表せないのがもどかしいんですけど、要はちっちゃいレンズ部分にちっちゃい3軸ジンバルを組み合わせることで、コンパクトかつ安定した映像が撮影できるっていうアイテムなんですよね。
なんといっても、手のひらで握れるくらいのコンパクトさ加減なので、持ち歩きながらちょっと撮影するのも便利だし、撮影していても「撮影してる!!」という圧迫感が無いのがいいんですよね~
で、このFeiyu Pocket 2は、主にカメラやジンバルを開発しているFeiyuTech社が開発・販売する同社の最新版(2021年10月現在)となります。現在クラウドファンディングサイトの「Makuake」で、10月30日(土)までを期限として応援購入できますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
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Feiyu Pocket 2がオススメな人、オススメできない人
1週間くらい、色々撮影してわかった、Feiyu Pocket 2がおすすめな人、また逆におすすめできない人を先にリストアップしてみたいと思います。
そうなんです、Feiyu Pocket 2、画質はまだ結構良いと思うのですが、音声がかなり厳しいことになっちゃってます。まずスペックをざっとチェックしていただいた後で、実際にFeiyu Pocket 2で撮影した映像や音声も確認いただければと思います。
Feiyu Pocket 2のスペックをチェック
項目/仕様 | Feiyu Pocket 2 | DJI Pocket 2 |
---|---|---|
最大解像度 / FPS | 4K 60FPS | 4K 60FPS |
センサー | 1/2.3inch CMOS | 1/1.7inch CMOS |
レンズ(視野角・絞り) | 130度 F2.0 | 93度 F1.8 |
有効画素数 | 1,200万画素 | 6,400万画素 |
バッテリー容量 | 875mAh | 875mAh |
撮影時間 | 約220分 1080p/30FPS 約190分/4K30FPS | 約140分 1080p/24fps |
撮影モード | 動画 タイムラプス モーションラプス ハイパーラプス スローモーション | 動画 タイムラプス モーションラプス ハイパーラプス スローモーション |
サイズ cm (幅 x 奥行 x 高さ) | 3.0 x 4.0 x12.4 | 3.0 x 3.8 x12.5 |
音声録音 | モノラル | マトリックスステレオ |
重量 | 127g | 117g |
実勢価格 | 単体 36,900円 アクセサリーパック 46,990円 | 単体 49,500円 クリエイターコンボ 64,900円 |
スペック上の数値が勝っている箇所を太赤字で強調してみました。Feiyu Pocket 2をメインでまとめると、
- 画質を決定するセンサーのサイズが小さいので、画質的にちょっと不利
- 広角なレンズを採用しているので、手を伸ばさなくても広々とした撮影が可能
- バッテリー容量は同じなのに1080p/30FPSの場合撮影時間が約1.6倍長持ち
- 音声はモノラル録音のみ
といった感じです。画質や音質にこだわる方はDJI Pocket 2、価格重視の方はFeiyu Pocket 2といった感じですかね。この辺は、後ほどご紹介する動画の方でチェックしてくださいませ。
Feiyu Pocket 2のパッケージとハードウェア
Feiyu Pocket 2のパッケージをあけるとこんな風に本体と収納ケースが収められています。
パッケージ内容全部。左から、Feiyu Pocket 2本体、USB Type A to Cケーブル(充電・通信用)、ストラップ、専用ケースです。
本体正面はこんな感じです。ジンバルの下には、1.3インチのタッチスクリーンを搭載しています。小さいので若干操作がしづらいのですが、タッチスクリーン自体の感度は良好でした。発売時のGoPro Hero 9のような、全く反応しないといったストレスはありません。
液晶の下がジョイスティックで、主にカメラの左右や上下をマニュアルで変更するために使用します。ダブルタップで中央に戻りますが、スリータップの場合は自撮りモードになります。
その下のボタンが撮影スタート/ストップボタンになります。撮影中は中央のLEDライトが点滅するので、すぐに撮影状態かどうかを確認できるのがありがたいです。小さい液晶だと、逆REC(撮影開始したのに撮影開始ボタンが押せておらず、逆に撮影を止めるつもりで撮影開始ボタンを押してしまうこと)も起こりやすいですからね…
液晶向かって右側面に電源ボタンとスピーカーがあります。そう、単体で動画だけでなく、音声の再生もできるのが便利ですね。
電源ボタンは、その名の通り長押しで本機の電源オンオフができるのですが、電源オン中にタップすることで、写真撮影、動画撮影、スローモーション撮影のモード切り替えが可能です。
反対側の左側面には、USB Type-CポートとSDカードスロットがあります。
USB Type-Cコネクターは、もちろん充電だけではなく通信も可能です。PC接続時に 「USBスティック」 「PCCAM」 という選択肢が表示され、「USBスティック」を選択することで直接SDカード内のデータを取り出せます。
もう1つの「PCCAM」を選択するとFeiyu Pocket 2をWebカメラとして使用することが可能になります。
本体背面はつるっとしてなにもないです。下端にストラップホルダーがありますね。
本体下部には一般的な1/4インチの細ネジに対応した三脚穴が掘ってあります。底面は四角くて平らなので、このままでも自立するのですが、撮影時の角度を自由に変化させたり、また豊富にリリースされているGoPro用のマウントを使う場合でも使用しますので、とても便利です。
そう、Feiyu Pocket 2のオススメポイントは、この筐体のクオリティが高いことですね。見た目ではわかりづらいかもしれませんが金属筐体で、全体が梨地仕上げになっているので手に持つと金属のヒヤッとした感触を感じつつ、表面加工のおかげでグリップ力も高くてこれはGoodでした。
本体の上先端に設置されているのがカメラとジンバルの部分のアップです。いずれも角が面取りされて丸みを帯びたデザインになっており、結構おしゃれだと思います。
Feiyu Pocket 2で色々撮影テストをしてみた!(動画あり)
まず、動画を作成してみましたのでぜひこちらをご覧ください。
- 画質:130度の超広角はとても使いやすい。画質は中央部分は良好、周辺部分が若干甘い
- 音声:本体内蔵マイクはちょっとこもり気味で最大音量でも低めで厳しい
- 夜間撮影:物理ジンバル搭載でF2.0レンズのため、かなり暗くても安定した良好な撮影ができる
- ジンバル:パン(横方向)やチルト(上下方向)の動きはかなりスムーズ
- スローモーション:4Kの1/2倍速は使える。1080Pで撮影している人は1/4倍速もGood
といった感じです。センサーサイズや画素数といったスペック上の制限がそのまま画質に影響を与えていると思いますが、単体でDJI Pocket 2より約1.3万円安い(Makuake早期応援価格・15%オフ)で購入できるので、3軸ジンバル内蔵型小型カメラを気軽に試してみたい方にはおすすめできると思います。ぜひチェックしてみてください。