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ども、デイブでございます。今日はプロジェクタのレビューをしたいと思います。この1ヶ月間、BenQアンバサダープログラムの製品モニターに参加させていただき、同社の4K HDR ホームシネマ・プロジェクター「HT2550」をお借りしていました。
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なぜ今回プロジェクターのレビューに参加したか
これがうちのリビングです(写真撮影用に超片付けてます…)。TVはパナソニックのビエラ TH-P50VT2という2010年 4月23日に発売されたプラズマテレビです。発売された年の後半に購入しているので、かれこれ8年使ってますね。特に問題はないのですが、プラズマテレビの特徴として発熱するのと、やはり4KやHDRに対応していないので、周辺機器(Apple TV 4K、Google Chromecast Ultra、Amazon Fire TV)が揃っているのにその性能を活かせないというのが課題です。
以前、同じくBenQのアンバサダーイベントで、TK800という、やはり4K HDR対応で特にスポーツに強いプロジェクターの発売記念イベントに参加させていただき、上記のエントリを作成しました。
BenQの方から、「明るい場所で楽しむならTK800、映像ソースをじっくり楽しむならHT2550」とお知らせいただいていたので、今回BenQアンバサダーでHT2550がエントリされたのを知り、即申込みさせていただきました。
「HT2550」ってこんな機種です
HT2550は3840 x 2160という高解像度の4K UHDに対応した小型のプロジェクターでHDR10(HDR:ハイ・ダイナミック・レンジの規格)に対応して輝度、コントラスト幅、画像最適化に優れています。
正面から見たところ。幅353mm x 高さ135mm x 奥行き272mmと比較的コンパクトですね。重さは約4.2kgです。
真上から見たところです。左上がレンズ部分で、投射サイズとピントを調整できます。右下にはコントロールボタンが並んでいましたが、今回は殆ど付属のリモコン(本体左)で操作しました。
こちらが背面です。HDMI1および2と、VGAコネクタの3つの入力ソースを接続可能です。HDCP2.2に対応しているのはHDMI1のみなので、地デジチューナーやCATVなどHDCPで保護されたソースを接続する場合はHDMI1に接続してください。
ハードウェア的にちょっとおもしろいのは、HT2550は「縦自動台形補正機能」により、上下方向のスクリーン中心からのズレで生じる台形歪みは自動的に補正してくれます。これ、横方向も補正できるといわゆる「レンズシフトフル対応」になるので、さらに設置自由度がアップします。本機は上下方向のみですが、価格と機能のバランス、あるいは優先度を考えるとこういう選択になったのだと思います。後で登場しますが、我が家でのモニターのケースではあまり問題にはなりませんでした。
プロジェクター良いって聞くけどやっぱアレが問題でしょ、アレが
ほとんどのご家庭で、プロジェクターを常設する場合に問題になるのがスクリーンの問題だと思います。今回も、1ヶ月間のモニターとはいえ、というかだからこそ、我が家でできるできるだけ良い状態(大画面・高画質)でチェックしてみたいと思ったので、スクリーンを使用することは早々に決意していました。
しかし、軽い気持ちで色々調べてみて改めて認識したのですが(おいおい)、「プロジェクターなら100インチでも120インチでも投影可能!」とはいっても、そもそもそのサイズの投影場所と投影距離を確保するって至難の技なんですよね…例えば、かなり優秀なHT2550の場合でも、100インチのサイズで投影するには、スクリーンからプロジェクターまでを3.8m離れた距離から投射する必要があります。
さらに、100インチのスクリーンって、例えばアマゾンで販売している、スクリーンだけのもの(壁に貼るなどして使用)でも「横幅 約2.2m x 高さ 約1.3mが必要」なんですね…ここで我が家の場合は「広い白壁に投射 or スクリーンだけを購入して貼り付け」というオプションが消えました。リビングが縦長なため、長辺方向の壁にそのサイズの空きがないのと、投射距離も3mはその方向では確保できないからです。
ネットで検索すると、「白布を壁に貼る」「白いアートボードを複数つなぎ合わせて壁に貼る」「ニトリのカーテンレール対応遮光カーテンを表裏逆に使って窓に設置」などなどのアイデアがありましたが、費用、設置・片付けの容易さ、クオリティなどもろもろ比較検討した結果、今回は「脚付きの自立型プロジェクタースクリーン」を導入することにしました。購入した製品はこちらです。
Vamvo プロジェクタースクリーン 自立式 屋外プロジェクタースクリーン 16:9 室内 アウトドア 兼用 三脚 式 スタンド式 自立式 スクリーン 屋外映画スクリーン 持ち運び可能 (80インチ)
- 出版社/メーカー: Vamvo
- メディア: エレクトロニクス
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これを、テレビのすぐ前に設置して、使用しない場合は垂直に動かすことで対応しました。
設置した状態はこんな感じです。脚の幅も考えると、2.4mで80インチのこの製品が現状では最大サイズでした。
商品にはプロジェクタースクリーンと、脚2脚、左右に渡すバー2本のシンプルな構成です。
まずは骨組みを完成させた上で、マジックテープで15箇所を固定します。下はパイプを貫通してネジで固定(スクリーン下端が袋状になってて、バーをその中に通す)ようになっているので、まず下を通して、上に均等に引っ張り上げるように設置するとうまくピンと張ることができました。
スクリーン設置完了、投影します、からの「なんじゃこりゃ!!」
まずは4K HDRのフル画質でチェックしてみたかったので、Apple TV 4Kを接続して、まずはスクリーンセーバーを投影してみました。これ、写真じゃなくて動画になっているので、下の道路では車が移動していたりして、非常に高精細・高画質で知られた4K HDRソースなんですが、思わず妻と見とれてしまいました。きれいだなぁああ。
こんな感じで、ソファの上を通り抜ける形で設置しています。本当は、①プロジェクターをもっと上げて下に向けて投射するか、②プロジェクター側の足の下に台をかませてプオジェクターを高い位置に設置して上に向けて投射するか~のどちらかでしょうね。いずれも縦自動台形補正機能があるので可能です。今回は、ソファーの左右端っこはプロジェクターの投影にかからなかったので、妻と私は左右に別れて視聴してました。
ここからは、色々な周辺機器を接続して、それぞれの映像をチェックしてみたので、その感想を書かせていただきます。
いろんなソースで試してみた①:Apple TV 4K(4K HDR)
まずは、火入れの時にも使ったApple TV 4Kです。4K HDRに対応しており、同クオリティのビデオレンタルも可能です。
映画館でも鑑賞した「デッドプール2」を改めてレンタル購入してチェックしましたが、大画面・高画質の迫力に圧倒されました。
密かに好きなアプリが「Movie Trailer」で、米国の最新映画予告編がチェックできるアプリです。これも4K HDR対応しているので、とても楽しいです。
また、先程もご紹介しましたが、スクリーンセーバーおすすめです。超きれい…
いろんなソースで試してみた②:SONY PlayStation 4(HD)
次にゲーム機を接続してみました。我が家には残念ながら4K対応のゲーム機(Playstation 4 ProやXbox One S/X)がないので、とりあえずハイビジョン(1980 x 1080ドット)でのプレイになります。
NieR:Automata(ニーア オートマタ)と、Titanfall 2(タイタンフォール2)をプレイしてみたのですが、没入感がすごかったです。コントラスト抑えめのニーアの方も、コントラスト超強めのTitanfall 2のほうも問題なく描画されています。残像感や遅延も感じず、プレイしていて非常に快適で楽しかったです。
実はTitanfall 2に至っては未クリアだったのですが、あまりに面白くてその晩深夜3時まで熱中してプレイし、クリアしてしまう始末でした…
いろんなソースで試してみた③:CATVチューナー(HD)
地デジも確認してみました。モザイクかけてますが、NHKのサラリーマンのご飯を追いかける番組ですね。密かに大好きな番組です。ニュースやバラエティなどもチェックしましたが、どれも全く問題なかったです。朝型や、夜でもリビングに電気を付けてしまうと、やはり全体的に絵が薄くなります。
ただこれ良く言われることですが、欧米に比べて日本は生活空間の、特に夜の照明が明るすぎる、といわれています。意識的に照明を暗めにして過ごしてみたところ、夜の部屋の雰囲気も良くなったので、これはこれでありだと思いました。
いろんなソースで試してみた④:Google Chromecast Ultra(4K)
最後はChromecast Ultraです。4K動画をキャストできるので、肌の色とか、細かい髪の毛などをチェックしてみたかったので、ちょっと古い(今年2月のCP+というイベントで撮影した)動画を投影しています。
Youtubeの実際の映像はこちらです。上の写真は、私の色補正の腕にも難ありなのですが、この写真以上に、実際に見た映像の美しさ、艶めきはすごかったです!!これは本当に写真では伝わらないですね…プロジェクターならではの、自発光ではなく、当社した光の粒がスクリーンに跳ね返って目に飛び込むという独特の手法のためか「ドット1つ1つは細かいけれど、ドット間のつながりがなめらか」という特徴があると思います。
映画でも、この動画でも、特にその独特の絵作りによる、いわゆる4K HDR TVとの違いを強く感じました。一言でいえば、長時間見ていて疲れないんですよね。なんかすご方tです。
BenQ HT2550の評価は…
昨日、プロジェクターは返却してしまったので妻と2人で「プロジェクターロス」になってます。TVを見ながら「小さいねぇ」「迫力ないねぇ」とかやってます。妻は、TVの代わりにプロジェクター購入して、今のスクリーンを常設しちゃえばいいじゃんとか行ってます。そう、例えば今のサイズからランクアップして、65インチの例えば有機ELのモニタを購入すれば約35万円、液晶でも安くて約20万円前後しますよね。しかし、HT2550の実売価格は例えばAmazonだと16.5万円です。
BenQ ホームプロジェクター HT2550 (DLP/4K/2200lm/HDR対応/映画鑑賞/ホームシアター)
- 出版社/メーカー: ベンキュージャパン
- 発売日: 2018/02/12
- メディア: Personal Computers
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この選択肢を真剣に考えているくらいに、HT2550は魅力ある商品でした。正直モニター開始する前に思っていた以上に普段使いできると確信してます。
一番悩んだスクリーンの問題さえ解決できれば、動作音・熱の少なさ、起動の速さ、終了の楽さなどが相まって、普段使いするのに全く支障がないばかりか、我が家でも即座に80インチ大画面・高画質な環境が手に入ります。もっと良い環境で、例えば120インチを実現できる方もいらっしゃると思います。これってすごくないですか? ここの所、家電量販店で有機ELや液晶のコーナーを色々チェックしていましたが、確実にプロジェクターも選択肢に入れて検討をしています。悩みは深まりましたが、今回モニターに参加させていただいて本当に良かったです。それでは、また!