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ども、デイブでございます。今日は「ATEM Mini Pro」という2019年後半~現在の2020年前半でちょっと衝撃を受けたアイテムをご紹介したいと思います。
ATEM Mini Proは映像と音声に関するハードウェアなので、興味が無い方にはあまり伝わらないかもしれませんが、下記のようなお仕事・趣味がある人は多分全員にオススメできちゃいます。
[richlist title=”ATEM Miniがオススメな人”]- 在宅勤務・テレワークでのWeb会議を行っている人
- 仕事や趣味で動画を作成している人
- オンラインセミナーやトレーニングを行っている人
- YouTubeやTwitchなどの配信サービスでライブ放送している人
- ポッドキャストを制作している人
もし、あなたが上記のうち1つでも行っていたり、またこれからやってみたいと思っているなら、ATEM Miniおよび同Proでは絶対検討してほしいアイテムです。
「絶対」ってなかなか言えないと思うけど、そんなにオススメなの?
「絶対」と言い切れるくらい、衝撃的に良いアイテムだね。完全にゲームチェンジャーと言える。
そんな、私デイブはこのアイテムに惚れ込んでしまいました。2019年11月に登場した「ATEM Mini(39.758円)」に引き続き、2020年4月に発売になった「ATEM Mini Pro(74,778円」も導入しています。
下がATEM Mini、上がATEM Mini Proです。どちらも、パット見なんかボタンが多くて難しそう、と思うかもしれませんが、実は非常にシンプルにできていて、一旦慣れてしまえば非常にスムーズに操作できるのが特徴です。
また、ATEM Softwareという専用アプリケーションを使うことで、ATEM Miniの持つ機能を最大限に活用できるようになっています。機能で言えば、表面の各種ボタンで実行できる機能を1とすると、ソフトウェアや他の周辺機器との組合せで実現できる機能が5といった感じでしょうか。
タップできる目次
ATEM Mini Proが一家に一台の大注目アイテムである理由
私がATEM MiniおよびATEM Mini Proを心底おすすめするのは、同機が下記のたくさんの機能を1つのアイテムに集約してしまった夢のデバイスなところにあります。
- ビデオキャプチャーカード
HDMI(映像)入力をパソコンに取り込めるようにする - HDMIスイッチャー
複数の(ATEMは4入力)をボタン1つで切り替える - オーディオインターフェース
マイクやライン入力をパソコンに取り込めるようにする - オーディオミキサー
複数のオーディオ入力チャネルに対応しバランスを調整する - オーディオエフェクター
イコライザーやコンプレッサー・ゲート・リミッターなどで音質を変化させる - ストリーミングデバイス(Proのみ)
YouTubeやTwitchなどのストリーミング番組に音と映像をアップする
これらは、これまでは1つ1つハードウェアを揃えて行うか、オールインワンでも約25万円~30万円する完全業務用のハードウェアしかなかったのです。
それが、なんと1台で完結しちゃいます。約4万円~7.5万円の投資で、プライベートからビジネスまで、音と映像を扱うシーンがちょっとでもあれば、ATEM Miniをシステムの中に組み込むだけで、アレもコレも簡単にできちゃいます。
後ほど私の具体的な活用例をアップしてみますが、ほんとこの高機能っぷり、そしてその統合の妙、ブラックマジックデザイン頭おかしいです、いい意味で(Davinchi Resolveの無償版高機能すぎ問題に続き、2回目)。
ATEM Miniが登場したとき、なんども公式サイトでスペックと価格を確認して興奮してたよね「なにこの価格破壊!」って。
いや、だって複数機材使用するだけで電源や接続ケーブル増えるし、設置や調整などが大変になるしほんと大変だったんだよ…
ATEM Mini Proのデザインと仕様
ATEM Mini/同Proの主なスペックをちょっと確認してみましょう。Proのみの機能には(Pro)としてあります。
スペック | 仕様 |
---|---|
AV入力 | HDMIタイプA x 4ポート(10bit HD対応) |
オーディオ入力 | 3.5mmステレオミニ x 2(マイク・ライン兼用) |
AV出力 | HDMI タイプA x 1ポート モニタアウト / 4入力マルチモニタアウト(Pro) |
USB | USB Type-C 3.1Gen1 1ポート Webカメラ接続その他で使用可能 |
オーディオミキサー | 2チャンネルミキサー x6入力 On/Off/Audio-Follow-Videoをチャンネルごとに選択、ゲインコントロールをチャンネルごとに調整。レベルおよびピークを測定可能 |
オーディオエフェクト | Fairlightオーディオエンハンサー搭載:コンプレッサー、ゲート、リミッター、6バンドのパラメトリックEQ |
イーサネット | 1000 Base-Tまでサポート (ストリーミングだけでなく、ソフトウェアコントロールやアップデート、直接/ネットワーク経由のパネル接続にも使用可能) |
ソフトウェア・コントロール | 対応・USB Type-Cポートおよびイーサネットポートを利用してATEM Software Controlと接続 |
ソフトウェア・アップデート | 対応・USB Type-Cポートおよびイーサネットポートで実行可能 |
ビデオサンプリング | 4:2:2 YUV |
色精度 | 10bit対応 |
配信機能(Pro) | 本体のみでReal Time Messaging Protocol(RTMP)を使用した、ライブ配信が可能(イーサネット使用) |
電源 | 12V電源(各国対応アダプター付属)、使用電力18W |
サイズ、重さ | 横 23.75cm x 奥行 10.35cm x 厚さ 3.5cm、重さ550g |
スペックだけでもその凄さがびしびしと伝わってくるのですが、まずはどんなことができるいのかを実例としてご紹介したいと思います。
ATEM Mini Proの代表的な凄いところ6つの機能
①UVC機能でミックスした映像・音声をWebカメラとして使用できる
4つのHDMI・2つのマイク入力からの映像・音声を自由にミックスできるのも凄いのですが、ATEM Mini/同Proの主はそれをUSB接続されたカメラと音声の用に扱えます。
これはUVC(USB Video Class)という機能です。特別なソフトなどを使わず、あたかもノートPC内蔵のWebカメラの用に映像・音声をパソコンに取り込めるので、最近どんどん活用が増加しているZoomやMicrosoft Teamsビデオ会議などのライブ配信時にで高品質な映像・音声を取り扱えます。
もちろん、ライブ配信時だけでなく、ProならUSB Type-Cポートに接続したSSDディスクなどに録画できるので、YouTuberのビデオ制作なんかにもすごく便利ですね。
②直感的なボタン操作でスイッチングからエフェクトまで簡単に実行可能
そんなUVC機能も、操作が複雑だといざ!というときに使用できませんよね。そこもATEM Miniが凄いとこですね。
ハードウェアから始めます。ATEM Mini/同Proの表面にはそれぞれ、59個/69個のボタンが並んでいます(写真はPro)。
# | ジャンル | 内容 | ボタン数 |
---|---|---|---|
1 | HDMIスイッチャー | HDMI 7ボタンx4系統 その他 | 30 |
2 | 音声入力 | 3.5mmコネクタ x 2系統 | 8 |
3 | ピクチャーインピクチャー | 1セット | 6 |
4 | カットとエフェクト | エフェクト内容・速度・クロマキーなど | 15 |
5 | ビデオ出力 | プログラム・ソース選択など(Proのみ) | 6 |
6 | 記録・配信 | USB書き出し・配信開始・停止など(Proのみ) | 4 |
数だけ見ると多いようですが、1や2は同じ機能がポート数分用意されているので、実はシンプルだったりします。
上記のボタンを前述の6つのエリアで分けるとこんな感じです。
そして、使用中はすべてのボタンが光り、オン・オフがわかりやすく白や赤に光ります。ライブ放送などの忙しいときにも、ミスなく操作を行うためにはこのわかりやすさがありがたいです。
ボタン一杯あるけど、構造がわかっちゃえば迷わないね
これはボタンで欲しい、って機能が全部ボタンで実装されてるから使いやすいんだよね。さすが、わかってる。
③オーディオインターフェース・ミキサー・エフェクター機能だけでも単体ハードウェアを超える
これ、ATEM Software Controlという、。ATEM Mini/同Proのを細かくコントロールできるの「オーディオ」画面です。
ここでわかるように、HDMの4入力と、MIC 2入力のそれぞれの音量を調整して、ミックスできます。ATEM Mini/同Proは前述の通り、50個以上のボタンをハードウェア的に実装していますが、音量など数値を確認したい場合はボタンは不向きですよね。
まぁ、このミキサー機能が便利なのはもちろんなのですが、さらにMIC入力が、マイクなのか、ライン入力なのかを選択できたり、さらにステレオx2系統をモノラル x4系統として分割して取り扱えたりと超マニアックな仕様になっていることも驚きです。
さらに、各チャンネル全てに6バンドのパラメトリックEQなど本格的なオーディオエフェクトも搭載しちゃったりしてます。
さらに、エフェクトとして各チャンネルに個別にエキスパンダー/ゲート、コンプレッサー、リミッターが付いてきます。
特に各チャネルを最終的にミックスした結果の音の出口である「マスター」に、たとえばコンプやリミッターをかけておけば、最低限の音質をあまり気にせず実現できる。この辺わかってるなーってかんじですね。
すごいよね、オーディオインターフェースいらないよね!
ちょっと意味わからないくらい高機能…
これまでだったら、これ専用にオーディオインタフェースを別途用意する必要があったのですが、もうATEM Mini/同Proさえあれば必要なくなってしまいますね…
あ、XLR端子は搭載しておらず、またファンタム電源(+48V)を供給する機能はないので、コンデンサーマイクは接続できないので、注意が必要です。
④カラコレ・カラグレとカメラコントロールまで!
実はこのマニアックな仕様、音だけじゃなくてスイッチングできるHDMIにもしっかり設定メニューが用意されています。上記の画面ダンプの用に、4入力で個別にカレーコレクション・カラーグレーディングといった色の調整ができます。
そしてなんと! ブラックマジックデザインのビデオカメラ「ブラックマジックデザインポケットシネマカメラ 4K/6K(通称BMPCC4K/6K)」を接続すると、同カメラの焦点距離やピント、ズームなどもATEM Software側からリモートでコントロールできるという変態っぷり…
でもこれ本当に便利なんですよね。自撮りの場合、設定はカメラの裏に手を回さなければデキなかったのが、カメラはそのままで全部コントロールできるんですから。
そして、なぜかこれがATEM Mini/同ProとBMPCCをHDMIケーブルで接続しているだけなのに操作できてしまうというのがとても不思議なんですが、HDMIって電源連動とか、オーディオの伝搬などはできるのわかるのですが、こんなこともできるんですね…
⑤ATEM Mini Proならこれ1台でストリーミング配信が可能に!
ATEM Miniは、Webカメラとしては単体で機能しますが、それをネットに乗せるにはビデオ会議システムなどや、他のストリーミング用ソフトウェア(OBSなど)が必要です。
しかし、ATEM Mini Proはなんとハードウェア単体でストリーミングに必要な情報を保存し、放送が可能になっています。電源とネットワークさえアレば、PCレスでストリーミングができちゃいます!
再びATEM Software Controlの画面ですが、左上の方、ON AIRとなっているのがわかるでしょうか。これ、あらかじめYouTube Live!のストリーミング情報を設定してあるので、ストリーミングボタンを押すだけでYouTubeサーバーにデータを送信開始できちゃいます。
こちらは、YouTube Studio側でストリーミング配信状況を表示しているところです。確かにATEMから配信したデータが正しくライブ中継されていることが分かりますね。
配信先設定は、超代表的なYouTube / Facebook / Twitchの3サーバーのプリセットが用意されていますが、これ実はXMLファイルの記載を変更してしまえば、配信先は自由に設定することが可能です。いや、これも宣伝してないの、ブラックマジックは頭(以下略)。
⑥ATEM Mini Proならマルチビューモニタリングも!
初代ATEM MiniのHDMI出力端子からは、純粋にUVCに載せたプログラム出力の映像しか出力されていませんでした。しかし、ProになってHDMIビデオ出力でのマルチビューに対応しちゃいました。
こんな風に、最大4つのHDMI入力の状況をモニター1台で同時にプレビューできます。フロントパネルにある出力選択ボタンを押すことで、HDMI各チャネル、プログラム出力、マルチビュー間でのビデオ出力切り替えをワンタッチで行えるようになりました。
なんか、5万円とか7.5万円とかのハードウェアの機能とは思えない…
だよね…やっぱ凄いんだよ、ATEM。そりゃ世界中で品薄になっちゃうよね…コレ1台でOKっていう万能感が凄い…
ATEM Mini Proのハードウェアとデザイン
ATEM Mini Proのパッケージをチェックします。開封前の箱はこのページ一番上にあります。
説明書の下にはACアダプターが収納されています。12V電源で、使用電力は18Wです。アダプター部分の先端に各種コネクタを装着することで、各国の電源に対応します。
これが日本仕様のACアダプタです。ATEM本体にくるくるとねじ込めるので、引っ張っても脱落することはありません。ちょっと安心ですね。
ACアダプタの下に本体が収納されています。同梱物はこれだけ。
上部パネルにはボタンが並んでいますが、各種端子は背面に集中しています。左から、電源ポート、イーサネット端子、USB Type-Cコネクタ、HDMI出力コネクタ、HDMI入力端子1~4、MIC入力1と2が並んでいます。
ATEM Mini ProとPCの接続方法
ATEM Mini/同Proはハードウェア単体でも高機能ですが、ソフトウェアコントロールを活用することで機能が数倍にアップします。PCと接続するには、① USB Type-Cケーブルで接続するか、②PCと同じイーサネットに接続する~このどちらかになります。
ブラックマジックデザインのWebサイト「サポートセンター」の下の方に、同社の最新ソフトウェアがアップされています。
このATEMスイッチャー 8.2.2アップデートというのが最新ソフトです(2020年5月25日現在)。Mac版とWindows版が用意されています。これをインストールすることで、ATEMとPCを接続する「ATEM Setup」というソフトウェアと「ATEM Software Conrol」というコントロールソフトがインストールされます。
まずは「ATEM Setup」を起動してください。
同一ネットワークにATEMを発見すると、上記のように選択可能になります。接続したいATEMをリストから選んで、下の「接続」ボタンを押せばOKです。
これで、ATEMと接続できました。USB Type-Cでもネットワーク経由でも接続可能ってこういうところも柔軟ですよね。USBを開けておけば、SSDディスクを接続してローカル記録も可能になります。
もし、ファームウェアが更新されていたら、こんな風にATEM Setupから更新可能です。ハードウェアとソフトウェアの両方で革新的な製品を送り出しているブラックマジックデザインなので、常に最新ファームウェアに更新しておくことが重要です。
これで、ATEM Software Controlが使用可能になりました!
ATEM MiniとProのハードウェア比較
下がATEM Miniで上がProです。サイズは横 23.75cm x 奥行 10.35cm x 厚さ 3.5cmと一緒で、重さも550gと全く変わりません。
ACアダプタのサイズは、Proのほうが1周り大きくなっていました。
ATEM MiniかProか、それが重要だ。
ATEM Miniにはなく、Proのみの機能は下記の3つになります。
- 直接ストリーミング
- マルチビューモニタリング
- USBフラッシュディスクに直接収録
ATEM Mini/同Proの価格差は約3.5万円です。今から購入するのであれば、私はぜひProをオススメしたいです。
①は、OBSなどのストリーミング用ソフトウェアと組み合わせれば機能としては問題ないのですが、PCの負荷を軽減する意味でも、PCのメモリを消費しないことを考えても、ここはハードウェアに任せられるのであればぜひ任せたいところです。その分他の部分に気を使えますので。
②③は、Proでなければ実現できない機能ですが、どちらも非常に便利な機能だったりします。マルチモニタがあれば、各ソースの状態やストリーミングの状態を1箇所で集中的にチェックできますし、安心してスイッチングできます。
また、放送内容をそのままローカル環境で保存できれば、配信サーバーにアップする前の、高品質なものを保存できますので、その後の編集のクオリティもあげられますし、バックアップとしても重要だと思います。4.5万円の差ですが、ぜひProをおすすめします!
ATEM Mini Pro残念なポイント
[richlist title=”ATEM Mini残念なポイント”]- 品薄が続いており買えない
これみんな困ってます…NINTENDO Switch並かそれ以上の入手困難さかも!! - 出力は4K非対応で1080p止まり
ちょっと残念ですが、安定した配信や受信環境を考えると現状であればHDでも良いと思います - コンデンサーマイクが使用できない
理由はXLRコネクタが無く、ファンダム電源が供給できないためです。今後購入する場合は問題ないですが、手持ちのマイクが使えないのは残念です。
品薄はほんと厳しいですが、購入するなら私のオススメは、ブラックマジックの公式サイトかAmazonです。ちょこちょこ入荷しているみたいなので、ぜひチェックしてみてください。
また、コンデンサーマイクというかXLR端子とファンタム電源の件は、下記のような①ファンタム電源を供給する専用電源と、②XLRを3.5mに変換するケーブルでいけそうなので、試してみます。
ファンタム電源が必要ない、ダイナミックマイク(Shure Beta 58)との接続についてはドリキンさんの動画ですでに解決されてます。さすがドリキンさん!
ATEM Mini Proの競合製品とは?
かなり強烈な機能を誇るATEM Mini/同Proですので、競合製品はなかなかないのですが、オーディオ・ビジュアル関係のハードウェアや楽器で有名なRoland社からなんとか見つけてきました。
Go:LIVECAST:スマホでのストリーミングをパワーアップ
Go:LIVECASTは、映像は扱えませんが、ストリーミング映像はスマホやタブレットのカメラに任せ、その代わりオープニング動画やテロップ、著作権フリーのBGMなどをぱっと再生できるストリーミングサポートツールです。
配信サービスへの接続もこれ1台でこなせるという、必要な機能だけを削ぎ落として作った割り切りがすごいですね。2万7,500円という低価格なパッケージングと、最大2台のスマホ・タブレットを無線接続して切り替えられるなど、なかなか面白いアイテムです。
VR-1HD:ATEM Mini Proとガチで勝負
VR-1HDはATEM Mini登場前は殆ど唯一の配信対応AVビデオミキサーでした。ピクチャーバイピクチャー(2画面同時表示~ATEM Miniは小画面表示のみ)が可能だったり、音楽に合わせてカメラのスイッチングを同時に行う「ビート・シンク・モード」、ボイスチェンジャー機能などATEM Mini/同Proには無い独自機能を備えています。
うらやましいのは、XLR端子を1つ備えているので、コンデンサーマイクも難なく接続できるところでしょうか。
一方で、HDMI入力は3ポートだったり、ソフトウェアの柔軟さ・設定項目の多さ、カメラコントロールなどはATEMのほうが優れていますし、なにせ価格が…VR-1HDの実売価格は家電量販店でポイント分を差し引いても約14万円~15万円とATEM Mini Proの約2倍、ストリーミングを除いたATEM Miniなら約4倍と考えると、ちょっと厳しいと思います。
この分野をこれまで牽引してくれていたのはRoland社であることは間違いないので、また面白いアイテムを発表してくれることを期待しています!
ATEM Mini Proの収納はNintendo Switch関連用品がぴったり
ボタン類が並んでいるので、持ち運びに良いケースを探していたのですが、なんとNINTENDO Switchの純正ケースがぴったりでした。
ちょうどピッタリですね。サイズを比較してみると、
- ATEM Mini:横 23.75cm x 奥行 10.35cm x 厚さ 3.5cm
- NINTENDO Swtch:横 23.9cm x 奥行 10.2cm x 厚さ1.4cm
ということで、横と奥行はほとんど一緒、厚さが2cmくらいATEMのほうが厚いので、柔らかめのケースだったらこの純正ケース以外でも収納できそうですね。
さらに、本体だけじゃなく電源アダプタや各種接続ケーブルも一緒に収納したい場合も、SWITCH用の収納ケースがぴったりでした!
ホリの「まるごと収納バッグ for Nintendo Switch」です。2,400円とちょっと高めですが、納得の便利さでした。
特に便利だったのが、この自由に設置できる仕切りです。左右に大きな仕切りが2枚、垂直方向に短い仕切が2つ付属するので、これらを組合せていろいろなサイズのケーブルやコネクタなどをきちんと整理して収納可能です。
こんな風に、中央に上記の純正ケースに入れたATEM Mini/Proを収納し、奥と手前の隙間にケーブルを入れられます。私が実際に収納しているもののリストを作成してみました。
[richlist title=”まるごと収納バッグに収納しているもの”]- ATEM Mini Pro本体(純正ケース入り)
- ATEM Mini Pro電源アダプタ
- USB Type-C to Cケーブル 2本:PCとの接続用(通常はネットワーク経由だがバックアップ)
- HDMI Micro to HDMIケーブル 2本:ミラーレス一眼カメラのコネクタがMiniHDMIのため。
- HDMIケーブル 3m 2本:プレゼン用PCや動画再生用PCと接続するため
- HDMIケーブル 0.9m 2本:モニタ用のHDMIディスプレイとの接続用
- SONY ECM-B1Mショットガンマイクロホン:SONYの対応一眼レフとケーブルレスで接続可能
- USB Type-C to HDMIケーブル:iPad ProをATEM Mini Proの映像ソースにするため
ATEM Mini Proレビューまとめ
映像制作を行う人には、仕事でもプライベートでも訳に立つアイテムであることは確実です。複数のハードウェアでしか実現できなかったことを、コレ1台で軽々とこなしてしまうのは本当にゲームチェンジャー。
準備やセットアップの手間も最小限になりますし、トラブルの場合のチェックポイントが少なくなるのも個人でもプロでも重要です。
品薄で買えないのが残念ポイントですが、もし入荷のニュースなどを見かけたら迷わず買っちゃっていいと思います。それでは。