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AIMchairレビュー:ゲーミングチェアとオフィスチェアの良いところ取りの新コンセプトチェアの実力をチェック!

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ゲーミングチェア・ミーツ・オフィスチェア

この数年、在宅で作業をする機会が増えた方も結構多かったんではないでしょうか。私も今は出社・在宅が半々くらいになっています。それでも恵まれている方なのかもしれませんが、それにしても改めて作業に与える「椅子の重要性」を思い知らされる数年でした。

従来使用していたゲーミングチェア

これまではゲーミングチェアを使用していました。いわゆる「バケットシート」という、レーシングカーのシートのようなデザインで包み込まれるような感覚があって良いのですが、一方でこういった不満を挙げる人が多いようです。

  • デザインがインテリアにマッチしない
  • サイズが大きい
  • 調整できる項目が少ない
  • ヘッドレスト・ランバーサポートが別付け

などなど。いずれもオフィスチェアでは重視される項目ですが、ゲーミングチェアでは後回しにされてきた機能ですね。

今回ご紹介するAIMchairエイムチェアは、現役FPSプレイヤーが開発に携わっていて、ゲームプレイからオフィスワーク・テレワークまで幅広く対応できるような新しいゲーミングチェアを目指したとのこと。モノ系のWebメディア「SAKIDORI」を運営する株式会社WILBYが手掛ける、初のゲーミングチェアとなります。

今回は、このAIMchairを組み立てから実際に使用してみた感想、ゲーミングチェアとの違いなど詳しくレビューしていきます。

本レビュー記事はメーカーに商品の提供を受けて作成しています。ただし、内容に関しては一切忖度せずに良い点・悪い点を述べており、スペックの間違いや誤字など以外の一切のメーカーからの影響を受けずに、あくまで視聴者目線でレビューを行なっています。

AIMchairの特徴

まず、AIMchairの主な特徴をピックアップしてみました。合計3つあります。

1. シンプルでおしゃれなエルゴノミックデザインを採用

AIMChair公式画像

冒頭の通り、AIMchairはゲーミングチェアながら、ゲーマーと自宅でのビジネスパーソンの両方のニーズを満たすように設計されています。そのため、全体的なデザインや構造は一般的なオフィスチェアに近いものになっています。

一番目につくのは、背面を構成している細くてかつ優美な曲線を描くフレームではないでしょうか。強度が非常に高く、また柔軟性も備えたものを採用しているため、ゲーミングチェアのようなバケット型ではなく、滑らかな曲線を描くデザインを実現しています。ランバーサポートの調整の解決方法など、機能とデザインの両方を結実させた美しいデザインになっているのが素晴らしいですね。

エイムチェアの背面は女性の背中を思わせる

私が今回ご提供いただいたのはホワイトのモデルです。ブラックではなくてホワイトを選んだ理由ですが、作業部屋の他の家具がホワイト・グレー多め、差し色でブラックを基調に選んでいるので、ホワイトがマッチするということもあるのですが、パッとみた時に写真のような女性の後ろ姿を思い浮かべてしまったくらいその佇まいが美しいので、ホワイトをご提供いただいた、という経緯もあるんですよね。

ぱんだ㊙

あーこんな画像使ったらWilbyの人に怒られちゃうんじゃないの?

デイブ

エルゴノミックという意味ではまさに正解だし、そう思っちゃったんだからしょうがないよ!

2. 様々な体系・用途にフィットする6つの豊富な調節機能

AIMchairは、比較的安価なゲーミングチェアながら豊富な調整機能を備えているのも特徴の1つとなっています。

AIMchairの6つの調整機能
  1. 座面高さ:座面の高さを調整できます
  2. 座面前後:背面と座面の距離を調整できます
  3. リクライニング:背面と座面の角度を変更できます。90°〜123°まで4段階調整可能
  4. ランバーサポート高さ:腰を後ろから支えるランバーサポートの位置を上下に調整できます
  5. ヘッドレスト高さ:ヘッドレストの高さを調整できます(角度は調整不可)
  6. 4Dアームレスト:高さ・前後・左右・向きの4方向の調整が可能です

具体的な調整方法については後述しますが、まずこれだけの調整項目を備えたゲーミングチェアはなかなかないと思います。特に、座面前後やヘッドレスト・ランバーサポートの高さ調整については、安価なモデルやランバーサポート分離型のチェアでは備えていないものも多くなっています。

意外に重要なのが「前傾姿勢へのサポート」

また、ゲーミング用途でもオフィス用途でも、集中して作業を行うときにかなり需要なのが「前傾姿勢でプレイする際のサポート」です。表計算やプレゼンテーション作成などモニターに顔を近づけて作業する場合、従来のゲーミングチェアだと背中のフレームが硬いので、体を起こしても背中が離れるだけです。

一方で、このエイムチェアは背面が普通に腰掛けた状態で背中に沿うように当たり、多少の柔らかさで後傾している感じなので、体重を前にかけて乗り出した場合でも、自然にフレームごと前に出てくれるので、前傾状態でも背中のサポートやランバーサポートが効果を発揮し続けます。これは非常に気持ちが良いので、ぜひ試していただきたいですね!

ぱんだ㊙

前傾しても「すっ」っと背中部分が前に出てきて気持ちよく支えてくれるんだよね!

デイブ

ふふーん、それも、次の項目で紹介する高機能素材によるものなのさ!

3. 快適な使用感を実現する各種機能性素材の採用

AIMchairは、シンプルでコンパクトなデザインと機能性を両立させるために、複数の種類の機能性素材が採用されています。

まずは先ほど登場したフレームですが、ここには「ガラス繊維強化ナイロン」を採用しています。非常に強固で耐久性に優れている素材ですね。形状の自由度が高いので、この独特の曲線と、かつ力をかけた時の適度な反発を生み出しています。個人的にはここすごいと思っています。

そのフレームには、オフィスチェアでは定番ですが、ゲーミングチェアではほとんど見られないメッシュを採用しています。今は夏ですが、このありがたさを実感しています。背中にこもりがちな熱い空気を逃がしてくれて、背中でもクーラーの冷風を感じられるのがすごく快適なんですよ。

実はメッシュは見た目以上に硬い素材なので、座面に貼った場合お尻が痛くなる人もいらっしゃるのですが、背面の場合、特にAIMchairの場合はフレームの柔軟性と相まって、ちょうど良いテンションと快適さを実現しています。

最後座面ですが、ここには高密度ウレタンを採用しており、外部を布で覆っています。私は体重結構重い方ですが、適度なクッションがあり、特に長時間座っていてもお尻が痛くなることはありませんでした。

以上です。それぞれ特徴のある高機能素材を適材適所で採用している点が評価できると思います。

AIMchairのスペック

改めて、AIMchairのスペックを確認しておきたいと思います。

項目スペック
製品名AIMchair(エイムチェア) AIM-01
カラーバリエーションブラック、ホワイト
座面高さ43~53cm
リクライニング90°〜最大123°まで、4段階調節
その他調整箇所・座面位置(前後)
・ランバーサポート(高さ)
・ヘッドレスト(高さ)
・アームレスト(4D)
耐荷重150kg
本体重量16.8kg
本体寸法幅65×奥行68×高さ113~123cm
梱包寸法幅72×奥行38×高さ64cm
保証期間1年間
価格49,800円

座面高は、かなり重要なポイントだと思います。ゲーミングチェアによってはここが一番下げても高いという方がいらっしゃって、その場合フットレストなどを置いて対処はできるのですが、念のため今使っている椅子の座面高を確認し、それより低くしたい場合はできるのかをチェックしておきましょう。

耐荷重の高さもポイントですね。椅子は使用時間も期間も長いので、耐荷重の数値が大きいに越したことはありません。それでいて、やはり49,800円というのはすごいと思います。

AIMcharの組み立て方法

AIMchairの組み立て方については、公式が詳細な組み立て解説動画をYouTubeにアップしていましたので、そちらをご参照ください。

自分で組み立てた感想:作業時間30分

AIMchair組み立て前パーツ類

AIMchairは、パーツとしては下から下記の7つのパーツに分かれています

  1. キャスター x 5
  2. 脚 x 1(ヒトデのような形のもの)
  3. シリンダー(脚部と上部を繋ぐ油圧式の棒)
  4. 座面 x1
  5. アームレスト x 2(座面に取り付ける)
  6. 背面 x1(座面に取り付ける)
  7. ヘッドレスト x1

そして、大まかな流れは下記の通りです。

  1. キャスターを脚に差し込み、そこにシリンダーを指す。これで下部完成。
  2. 座面にアームレストと、背面をネジ留めする。これで上部完成。
  3. 下部のシリンダーに上部を差し込む
  4. ヘッドレストを背面にネジ留めする。これで完成!

これは実はゲーミングチェアでもオフィスチェアでもほとんどの椅子で同じ構造になっています。今回もこの工程は慣れていたので、比較的スピーディーに勧められたと思います。

AIMchair完成!

はい、完成です!思ったとおり、部屋の雰囲気ともマッチしていますね。

ゲーミングチェアとAIMchairの比較

これまで使用していたゲーミグチェアとサイド・バイ・サイドで並べていました。座面の大きさ、また背面とヘッドレスト部分の大きさが全然違いますね。作業スペースが1回り広くなった印象です。

AIMchairの各種調整項目

座面の高さ・前後方向調節

座面右下のレバーを時計回りにひねることで、座面の高さを無段階で調節できます。高さは43~53cmの範囲で可動します。

AIMchair各種調節:座面前後レバー

また、写真の座面右側のレバーを持ち上げると、座面を前後にスライドさせることができます。

私は一番前に出して使用していますが、体型に合わせて調整できるのが良いですね。これがついているオフィスチェアはエントリレベルの価格帯では珍しいと思います。

リクライニングの調整

座面左下のノブを時計回りに回すことで、90〜123度まで4段階のリクライニングが自由に可能になります。この状態では固定されないので、固定したい場合は好みの角度まで倒した状態で、ノブを反時計まわりに回すと4段階のうち一番近い角度で固定されます。

ノブの操作が倒していていると難しそうですが、先端に行くにつれてラッパ状に太くなっているので、掴みやすいです。リクライニング角度については、ゲーミングチェアのフルフラットに慣れていたので、もうちょっと倒れて欲しいところ。

 アームレストの調整

背面に次いで感心したのはこのアームレストです。とにかく前後左右、上下、内向き外向きにクリクリとよく動きます。写真左はアームレスト裏側の高さ調整ボタンです。高さ調整はこれを押しながら出ないとできないようになっています。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、左の写真は左のアームレストを一番した、右のアームレストを一番上にしてみました。右の写真では、左右一番高くしてあります。

キーボードをタイプするときに、肩からおりたひじを自然な位置で支えてくれるように高さ調整することと、そこからキーボードのホームポジションに手を置いたときに腕の幅に沿うようにアームレストを調整し、かつ手首が上に返ったり、下過ぎないように調整できることが非常に重要です。AIMchairの4Dアームレストならベストな調整が可能だと思います。

アームレストの幅は、一旦組み立てた後でも座面へのアームレスト取り付け位置でも調整できますので、体型に合わせて見直すことも必要です。

ヘッドレストの調整

ヘッドレストの高さは6段階で調節可能です。残念ながら角度を変えることはできませんが、ヘッドレストのレール部分が若干カーブを描いているので絶妙な位置で後頭部を支えてくれます。

ランバーサポートの設定

ランバーサポートの調整も一工夫されています。ぱっと見はわからないのですが、フレームの内側左右に写真のようなレバーがあり、ここを上下に動かすことで、メッシュ部分のテンションがかかる位置が変わり、それによって支えられるいちも上下します。シンプルながら、実際に違いを感じられる工夫になっています。自分の体型にあったベストなポジションを探しましょう。

オフィスワーカーが3週間座って確かめたAIMchairの良かった点とイマイチな点

ぱんだ㊙

部屋もスッキリしてデザインもさらにマッチ、いいところだらけだね!

デイブ

基本的にはすごく良かった。ちょっとだけイマイチポイントもあるので整理してみました

AIMchairの良かった点とイマイチだった点

良かった点
イマイチだった点
  • コンパクトなサイズとオフィスに溶け込むデザイン
  • 価格以上の価値を感じさせる調整機能の豊富さ。特にアームレスト
  • 背面メッシュ+座面高密度ウレタンフォームという組み合わせ
  • 前傾姿勢の時の背面の追従性
  • 対荷重150kgのしっかり設計
  • コスパの良さ。十分高機能なのに49,800円と非常にリーズナブルな価格を実現
  • 組み立て時に感じる若干の精度の甘さと工具の問題
  • ロッキング機能が背のみ
  • ヘッドレストが首を預けると下がってしまう(高さによる)
AIMchair横から

大体、使用開始してから3週間AIMchairに毎日座って座り心地を確認しましたが、座面の適度な硬さと広さ、背面のエルゴノミックなカーブがもたらす適度なクッション性と通気性、そして4Dアームレストによる手首や肩への負担の少なさなど、以前使用していたゲーミングチェアとはサイズや形状が全く異なるにも関わらず、変わらない快適な座りごごちを体験できました。

一方で、イマイチなポイントは3つくらいありました。まず、組み立て時にちょっと苦労しました。まず、六角レンチを2種類使用するのですが、それが面倒なのと、またレンチの長い方を使えず、短い方を指で回すシーンが多かったので、軍手越しということも相まって力が入りにくかったです。

一部、ネジ穴にネジがうまく入らなかったり、ワッシャーを飛ばしてしまったり、結構苦労した点がありました。もしこれらが工夫されていれば組み立て時間は20分くらいに減っていたと思います。

また、私も多少苦労しましたが、キャスターの取り付けに関して差し込みがうまくいかない場合がありました。公式からもアナウンスが出ていましたが、これ、男性の私が結構力を入れて刺さらない箇所がありました。

AIMchair キャスター差し込み

「垂直に差し込むように」と指示がありましたが、差し込む棒はキャスターの中央から外側よりにあるため、キャスター部を持って差し込もうとするとどうしても斜めに差し込まれがちで結構難しかったです。この辺、全体的にコストを抑えた結果もたらされているように感じます。

2つ目。「ロッキング」は、基本的にはリクライニング角度を変更しないまま、体の動きや体重移動に合わせてチェアが動いて、体を支えてくれる機能のことです。本製品は、背面のフレームの強度で多少ロッキングに近い動作ができますが、さらに高機能なモデルだとロッキングの強弱を調整できたり、その上で固定できたり、座面も合わせてロッキングをサポートする機能を備えたモデルも存在ます。本機はその点一番シンプルなロッキング機能のみ実現・採用しているため、ちょっと背を伸ばしたい時、体勢を変えたい時にもリクライニングを調整する必要があり、その点はちょっと不便です。

最後、ヘッドレストの方は強度もあり、高さ調整もできてしっかり首を預けられて気持ちよく使用ですます。しかし、ロック機構がないので、ある程度の高さで首をグッと預けるとカチカチと下に下がってしまいます。ヘッドレストって、通常使用時は首には接地していなくて、休憩時に首を休めたい時に使用するものだと思いますが、これだとベストな高さを保てないので、そこはイマイチポイントとさせていただきました。

しかし、それ以外は49,800円とお求めやすい価格でありながら、オフィスチェアとしての基本機能を高レベルで実現しており、一部はオフィスチェアとしても上位モデルしか採用しないような機能(座面前後調整機能やランバーサポート位置調整機能など)も備えた良いオフィスチェアだと思います。

デイブ

欠点も少なく、そしてオフィスチェアに求められる機能はしっかり押さえていて良い製品だよね

ぱんだ㊙

長時間の作業で腰やお尻が痛くならないのは人権だからね

  • ゲームプレイヤーと在宅ワークのビジネスパーソンの両方におすすめ。
  • 長時間座っても快適で、高い耐久性と快適性を実現。
  • 重量16.8kgで軽量、長く使い続けても変形しにくい。

AIMchairがオススメな人は?

これまでのレビュー内容を総合して、AIMchairがおすすめな人の条件をリストアップしてみました。

AIMchairがオススメな人
  • 「昼はテレワーカー、夜はゲーマー」と1台の椅子に長時間座るニーズがある人
  • ゲーミングチェアの機能性と、オフィスチェアとしての快適さの両方をゲットしたい人
  • デザインや機能性に優れたチェアを手頃な価格でゲットしたい人

以上となります。上記の条件のどれかに当てはまる人は、ぜひAIMchairを選択肢の1つとして検討してみてください。

AIMchairの購入方法は?

AIMchairは、現在AIMchairの公式サイトのみの販売となっています。下記のリンクをクリックして公式サイトにアクセスし、そこから購入してください。

AIMchairよくある質問

AIMchairを製造しているのははどこの会社ですか?
AIMchairは、モノ系のWebメディア「SAKIDORI」を運営する株式会社WILBYが製造しています。
AIMchairの耐荷重は?
AIMchairの耐荷重150kgとなります
AIMchairのリクライニング角度は?
AIMchairのリクライニング角度は約90°/約101°/約111°/約123°(実測値)の4段階に調整できます
AIMchairは1人で組み立てられますか?
はい、可能です。一番力がいるのは脚部に上部を差し込む部分です。
AIMchairを組み立てる際に工具などを用意する必要はありますか?
ありません。六角レンチ(2種類)が必要ですが付属しています。また、軍手も1セット付属しますので、手を汚さずに組み立て可能です。

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