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非デザイナーが「0から1」の大きな壁を乗り越える手助けをしてくれる
去年末くらいに登場したサービスなのですが、今回このブログのヘッダやアイコン、会社の勉強会のデザインを立て続けに作ることになり、Logojoyというサービスを使ってみました。
ちなみに、私はAdobe Photoshopはある程度使えるのですが、Adobe Illustratorはほとんど使えません。そもそもロゴ制作や配色、フォントに関する知識や素材なども持っていません。これらをゼロの状態から作るのは非常にハードルが高いですし、著作権なども心配になってしまいます。そんな時にLogojoyの話を思い出したのでした。
Logojoyとは
Logojoyは「AIデザイナーが2分でロゴをデザインしてくれる」というキャッチコピーのロゴデザインサービスで、会社名(サービス名や人物名でもなんでもOKですが、シンプルに解説できるように記事内では「会社名」で統一します)・キャッチコピーとシンボル・囲み、色味などを選択するだけで、あっという間に何百パターンもの組み合わせを作成してくれます。なんと、
- 475の高品質なフォント
- 55万件以上の高品質なシンボル
- 5千500パターンのカラープリセット
- 6つのレイアウト
を組み合わせて制作できるそうです。
そこから、それぞれの要素を細かく修正することで、(私の様な非デザイナーが)ゼロから作成する時と比べて圧倒的に早く、楽に、クオリティの高いロゴをデザインすることができます(ただし、使用できるテキストは英語のみ)。
作成したロゴはダウンロードする素材の種類やオプションなどによって3段階から選べます。1番安いJPGだけを入手する「ベーシック」は20ドル(ブログ投稿時:約2,250円)、高解像度のPNG(白・黒および透過)や、SVG・EPS・PDFなどのベクターデータ、商用利用可能な著作権などを含む「プレミアム」が65ドル(投稿時:約7,320円)です。
※プレミアムに1時間のプロデザイナーによるデザイン修正(1~3日必要)を行ってもらえる「エンタープライズ」コースが用意されていますが、多分利用する方は少ないと思います。
特におススメなのはシミュレーション機能
私が特にいいなと思った機能は、作成中のロゴを、実際にTシャツや名刺、レターや看板、SNSなどで使用したらどんな風にみえるかをシミュレーションしてくれる機能です。
こんな感じで実際の仕上がりをチェックできるのでとても便利です。
今回は、上記のロゴを作成する方法をご紹介したいと思います。
Logojoyの使い方
①Logojoyトップページにアクセスし、会社名・サービス名を入れる
Logojoyのトップページはこんな感じです。真ん中のテキスト入力ボックスに、英語の会社名やサービス名・個人名などを入力して右の「Get started」ボタンをクリックします。会員登録しなくてもロゴをデザインすることは可能ですが、登録すればそのアカウントに複数のロゴを保存しておけるので、私はサインアップをおすすめします。FacebookなどのSNSアカウントでのソーシャルログインも可能です。
②既存のロゴパターンの中からすきなテイストのものを5つ選ぶ
なんとなく、直感で表示されているたくさんのロゴの中から、その製品やサービス、あるいは人物にあったテイストのものを選びます。後から色々変更できるので、フィーリングで選んで大丈夫です。
③好みのカレーパレットを選ぶ
次に、画面のようなカラーパレットが表示されるので、トーンを考えて選びます。これも、寒色系か暖色系かくらいで良いと思います。この工程はスキップ可能です。
今回は、とりあえずこの「Yellow」のカラーパレットを選択してみました。画面下の「Continue」をクリックします。
④キャッチコピーを入力する
メインの会社名の下に置かれるスローガンを入力します。もちろん、この時にメインコピーも修正できます。ここでは、
- 会社名:D’s Company
- スローガン:Digital Marketing Studio
としてみました。スローガンタイプ中の画面ですが「短めが良いですよ」というアドバイスが表示されています。
⑥シンボルを検索・選択する
シンボル無しのロゴも作成できますが、ロゴっぽくするにはシンボルがあったほうが良いと思います。この機能が素晴らしいのですが、Logojoyでは、入力したキーワードにもとづき、55万件を超えるシンボルを簡単に検索できるのです。
下記は「Digital Marketing」と入力した時の検索結果ですが、他にも「Marketing」や「Branding」といった関連ワードも並んでいます。それぞれをクリックして切り替えながら気に入ったシンボルを5つまで選択可能です(これも、後からいくらでも変更できます)。
⑦ついに自動生成!
シンボル選択画面で「Continue」をクリックすると、ついに、入力したテキストやシンボル、カラーパレットを元にロゴが生成されます!
この中から、かわいい感じのこちらのロゴを選択して調整していくことにしました。
⑧各要素の調整
各種調整画面は非常に直感的にできており「シンボル」「会社名」「スローガン」それぞれの部分をマウスでクリックすることで、それらについて編集できる項目が画面上部に現れます。
シンボルの位置を横にしたり、
社名のフォントのバリエーション(ゴシック体や明朝体、ファンキーや未来的など)をチェック・適用できます。
サイズや、他の要素からの距離など微調整を施すことで、下記のロゴが完成しました。
⑨購入について(オトクな方法あります)
ここで、画面右上の「Buy」をクリックすると、松竹梅のような3種類の料金体系が提示されます。
おすすめは、ダウンロードできる素材がかなり強化される真ん中の「プレミアム 65ドル」ですが、実は一番安い「ベーシック 20ドル」を選択してもオプション個別に追加できます。
これがオプション追加画面です。私のイチオシは20ドルの「Hi Res PNG」です。
ベーシックだと、背景付きの低解像度JPGしかダウンロードできないので、例えばシミュレーションでも出て来る白・黒バージョンや背景を透かして表示する透過PNGなどは入手できません。別途、Photoshopなどを駆使して、切り抜き作業をする必要があります。
ここで、プラス20ドルして=合計40ドル(投稿時:約4,500円)支払うことで、JPGと高解像度PNGのセットが入手できます。
2つ以上のオプションを付けたい場合はプレミアムを購入してしまったほうが安いのですが、私の目的にはこの40ドルコースがぴったりなので、今まで作成したものはすべてこの形式で購入しています。商用利用の場合はプレミアム以上が必要なので、その点はご注意ください。
⑩支払い・ダウンロード
クレジットカード(VISA/MASTER/DISCOVER/AMEX)やPayPalで支払いが可能です。支払いが完了すると、「ダウンロード」ボタンが表示されるのでクリックすれば購入完了です。
まとめ
やはり、0からまず1を生み出してくれるサービスは偉大だなと思いました。1を2や3にするのは頑張ればなんとかカバーできるかもしれませんが、0→1のギャップは想像以上に大きいと思います。
アップルの音楽制作ソフト「ガレージバンド」に搭載された「LIVE LOOPS」にも共通したものを感じました。あちらも、音楽のジャンルを選択するだけで8小節ごとの音楽パーツ(ループ)が並んだ曲が出来上がります。
ここまでだと誰もが同じ曲になってしまうのですが、演奏の順番やキーやテンポの変更、パーツの組み替え、エフェクトを追加することで、オリジナリティを発揮できます。
LogojoyがAIかどうかはちょっと疑問ですが、それでも、非デザイナーの私がロゴを制作するためのハードルを一気に引き下げてくれ、楽しくクリエイティブ(の真似っ子)ができたので、とても満足しています。もちろん、プロのデザイナーに依頼すべき案件はこれからもプロにお願いするのですが、用途によってはこれで十分と思える便利なサービスでした。
では、また!