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装着感が”良い”なんでもんじゃない、”存在を忘れる”レベルのイヤホン登場
今回ご紹介するのは、HUAWEIの革新的なオープンイヤー型イヤホン「HUAWEI FreeClip」です。ビジネスパーソンの日常使いに最適な、装着感と音質のバランスが高いレベルで取れている製品に仕上がっています。この記事では、実際に使用した経験を基に、FreeClipの特徴や性能を詳しくレビューしていきます。
「HUAWEI FreeClip」は昨年末にクラウドファンディングを行い、今年2月に一般発売、その後新色のベージュが5月に発売開始されるという、ちょっと面白いステップを踏んできている製品なんですよね。
なんか満を持してって感じのアイテムなんだね
そう、クラファンの時からかなりデキがいいって聞こえてきてたんだよね
HUAWEI FaceClip:まずはデザインをチェック!
これがHUAWEI FreeClip本体です。充電ケースが丸くてコンパクトで持ち運びしやすい形状ですね。ワイヤレス充電に対応しています。
フタを開けるとこんな感じでイヤホンが収納されています。これ、一瞬装着が難しそうとか、どうやって装着するんだろうとか思ったかもしれませんが、一旦装着すればすぐめちゃくちゃ簡単にそしてクイックに装着できるようになります。
両方の親指と人差し指で丸くなっている「C-bridge」と呼ばれる部分を摘み、指を滑らせて気持ちブリッジ部分を広げながら耳を挟むように被せればこれで装着完了! あっという間の1秒装着完了です! インナーイヤー型のイヤホンとちがって、耳穴に合うように前後に捻ったりする必要はありません。
(おっさんの汚い横顔ですいません…)装着したところはこんな感じ。いわゆる耳掛けでもなければ、カナル(外耳道)も空いています。しかし、FreeClipのボール部分(前の丸っこいところを「ボール」、耳の後ろにくる部分を「ビーン」と呼ぶそうです)がまっすぐ音を発するようにうまく設置されていますね。この形状、なかなかよく考えられていますね。
割と耳たぶが大きい方なんだけど、簡単・ピッタリ設置できてよかったよ
耳掛け式だと、位置極めが難しかったり、うまく固定できなかったりしたことあったもんね…
HUAWEI FreeClip:スペック紹介
HUAWEI FreeClipの主なスペックを表にまとめてみました。
ドライバー | 約10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC、AAC、L2HC(EMUI 13.0以降のHuaweiスマートフォンのみ) |
バッテリー容量 | イヤホン単体:55 mAh(最小値) 充電ケース:510 mAh(最小値) |
連続再生時間 | イヤホン単体:約8時間 充電ケース込み:約36時間 |
充電時間 | イヤホン(充電ケースに入れた状態)で約40 分 イヤホンなし充電ケース(有線)で約60分 イヤホンなし充電ケース(ワイヤレス)で約150 分 |
充電方式 | USB Type-C(有線) ワイヤレス充電(最大2W) |
マルチポイント接続 | 対応(2台まで) |
防水・防塵性能 | イヤホン本体:IP54 |
サイズ | イヤホン:約2.7 cm × 2.2 cm × 2.5 cm 充電ケース:約6.0 cm × 5.2 cm × 2.7 cm |
重量 | イヤホン単体:約5.6g 充電ケース:約45.5g |
価格 | メーカー小売価格(税込):29,700円 |
スペック注目ポイント1:連続再生時間
この中で注目したいのは、まずは連続再生時間ですね。イヤホン単体で「8時間」と結構長いです。この8時間という数字って結構大事で、私のようなサラリーマンが一日中装着するとなると、やはり8時間はバッテリーが持って欲しいんですよね。これが短いと、どこかで時間を見つけて充電しないと後でバッテリーが切れちゃうんです。
スペック注目ポイント2:防塵性能
HUAWEI FreeClipは、オープンイヤー型イヤホンには珍しく、防塵性能を備えたイヤホンになっています。下記に、代表的なオープンイヤー型およびカナル型のイヤホンのIP等級を調べてみましたが、防水性能は4=防滴を備えているものがほとんどでしたが、防塵の方はX=適用なしのものが多かったです。
モデル名 | タイプ | IP等級 | 防塵・防水性能 |
---|---|---|---|
HUAWEI FreeClip | オープンイヤー型 | IP54 | 防塵・防滴 |
Sony LinkBuds | オープンイヤー型 | IPX4 | 防滴のみ |
Bose Sport Open Earbuds | オープンイヤー型 | IPX4 | 防滴のみ |
Shokz OpenFit / 同Air | オープンイヤー型 | IPX54 | 防塵・防滴 |
Apple AirPods Pro(第2世代) | カナル型 | IPX4 | 防滴のみ |
Sony WF-1000XM5 | カナル型 | IPX4 | 防滴のみ |
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4 | カナル型 | IPX54 | 防塵・防滴 |
Bose QuietComfort Earbuds II | カナル型 | IPX4 | 防滴のみ |
防塵性能ってイヤホンにとっては実はかなり重要なんですよね。日常的につけたり外したりするシーンが多く、充電ケースに収納しないでポケットやバッグの中に直接突っ込んでしまうことも多いと思います。また通勤や通学、ジムでのワークアウト、公園でのジョギングなど、様々なシーンで使用されますよね。
そういうさまざまな使用環境では、イヤホンが細かい埃や粉塵にさらされる機会も多くなります。IP54の防塵性能「5」を備えたイヤホンは、これらの粉塵から内部の電子部品を守り、音質や機能の劣化を防げますし、長期的には故障リスクの低減や製品寿命の延長にもつながりますよね。ここもおすすめポイントだと思いました。
この後出てくるけど、ラーメンの中にミサイルアタックしちゃった人もいるしねw
チャーシューの上に着地したからセーフだったの!
「L2HC」という独自コーデックも気になったんだけど、HUAWEIのスマホにしか搭載されていなんだよね
LDACに匹敵する高ビットレートなコーデックだから音質も期待できそうだけど残念
HUAWEI FreeClip:実機徹底レビュー
それでは、実際の音質や装着感など、いつも評価に用いている5つの項目でチェックしていきたいと思います。まずは誰もが気になる音質ですね!
①音質:音量しっかり、音質も全体にバランス良好。音場が広くて楽しい
まず音量がしっかり取れるのにびっくりしました。オープンイヤーは音が抜けていくことが多く、音圧を感じることはほとんどないが、この機種は耳にしっかり音が届いてスマホとの組み合わせでも音量しっかり。iPhoneで言えば室内ならメモリ半分ちょっとで十分。それ以上はうるさくて聞けないくらいに音量がとれてました。
HUAWEI FreeClipのデュアルマグネットダイナミックドライバー(動画はHUAWEI FreeClip公式サイトより引用)
低中高音域の評価ですが、低音は聴きはじめは想像よりも音量が取れているので、結構そのギャップが毎回あって、低音もかなり出ているように聞こえるが、実際はボリューム的にはそこまで低音は出ていません。
一方で、それをカバーするくらい中音域がたっぷり出ていています。高音は、特筆すべき点はないですが、低音・中音とうまくバランスが取れているので、音質として総合してまろやかで刺さるところがなく、まったり長時間聴いていられる音質です。これは想定されている使用シーンから考えても正しいチョイスじゃないでしょうか。
あと、音場の広さですが、広めですね。結構独特な感じの広さで、ちょっとサラウンドっぽくも聞こえます。ステレオ効果もしっかりあって音に立体感や臨場感があるので、映画の鑑賞用などにも向いていると思います。
あと、HUAWEI FreeClipは、HUAWEIのアプリ「AI Life」で各種設定ができるのですが、その中に「EQ効果」というメニューがあり、4種類の音質設定(高揚、デフォルト、高音強調、音声)が可能です。だけど正直EQの効果はそんなに感じませんでした。
元々の音質が機種の特性にあった聞き心地の良い音だったので、音質評価は「4点」としたいと思います。オープンイヤー型というのを忘れたとしても十分楽しめる音質だと思います。
②装着感:装着していたことを忘れるくらい。そのため事故に注意
やはり特筆すべきは「装着感の良さではなく”無さ“」。長い間身につけていると存在を忘れてしまう。これはお見事でした。その1つの要因はHUAWEI FreeClipの独特の形状にあると思います。
一旦装着してしまうと、耳の形状に沿って収まりがとても良いのと、またなんと言っても軽いので、装着していることを忘れてしまうんですよね。
重さもイヤホン本体が片耳で5.5g(カタログ上では5.6g)、ケース込みの総重量でも57.3gでした(カタログ上では56.7g)。その長時間再生の割に、イヤホン本体・充電ケースともに軽量なのは要チェックポイントですね。音質やバッテリー持続時間が犠牲にならなければ、耳に装着するものは軽いに越したことはないので。
冗談抜きでお気をつけください…
ちょっとここで笑い話?を2つ。私いわゆる伝説の「メガネ…メガネ…」をやらかしてしまったんですよね。耳にしっかりHUAWEI FreeClipを装着しているのに、それに気が付かず、空になった充電ケースを開けてしまった!どこかに起き忘れた!と。
まぁ、普通に左右の耳にちゃんと装着してましたけどね
そして、さらにお食事の時にも悲劇が。
外出時にはHUAWEI FreeClipを装着して、さらにマスクもしていることもあるのですが(オープンエアーのところはともかく病院とかマナーとして、ね)、大好きな天下一品で定番の「チャーハン定食」(スープはもちろんコッテリ)を食べようとマスクを外したところ、
その瞬間に左右の耳からHUAWEI FreeClipが前方に射出され、右耳用のイヤホンがラーメンの器の中にドボンと! 奇跡的にチャーシューの上に着丼してくれたおかげで、コッテリスープにイヤホンを浸すという最悪の事態は避けられたのですが、とても焦りました。
まぁ、最後のはともかく、このタイプのイヤホンでこの装着かんの無さは強みでしかありません。重いヘッドフォンとかだと1時間も立たないうちに苦痛になってきてしまいますが、装着したらどんどん存在が気にならなくなって、最終的には8時間経過してバッテリーが切れて初めて装着していたことに気が付く。まさにお見事!ということでここは「5点満点」を差し上げたいです。
③音漏れ:各シーンに適した音量で楽しむ分には問題なし
音漏れを逆位相の音波で防ぐ仕組み(動画はHUAWEI FreeClip公式サイトより引用)
音漏れは、下記の4つのシーンで、実際音楽やコンテンツを流して、別のiPhoneで録音して確かめてみました。
シーン | 音量 | 同シーンでの音漏れ |
---|---|---|
静かな屋内・コワーキングなど | 30% | 全くなし |
会社 | 40% | ほとんどしない |
通勤中 | 50%〜60% | 少しするが電車の中では問題ない程度 |
雑踏・屋外(都市部) | 60% | 多少音漏れしているが問題ない程度 |
結論から言うと、音量が50%以上になると音漏れしますが、音量を上げる原因は周囲が賑やかになってきているからであって、HUAWEI FreeClip自体の音漏れで周囲の方に迷惑をかけたり、トラブルの元になる可能性は非常に低いと思いました。
ということで、音漏れ評価は「4点」ですね。カナル型と違って音漏れはしますが、逆位相の音波をぶつけることで音漏れを打ち消すという仕組みはちゃんと機能していると思います。そのため、無理に小さくしなくても自然な音量で音漏れを気にせず音楽やコンテンツを楽しめるのはありがたいです。
④マイク品質:ノイキャン性能は優秀。マイク音質そのものは普通くらい
HUAWEI FreeClipは、ノイズキャンセリング用に3つのマイクを装備しており、装着している側で喋っている内容に対してノイズを低減してくれます。
HUAWEI FreeClipのノイズキャンセリングマイクの仕組み(動画はHUAWEI FreeClip公式サイトより引用)
実際に喋ってみましたが、マイクの音質としては多少こもる感じですが、それよりも印象的なのは雑踏の音声を流しながら音声を収録してみたのですが、雑踏の音声はかなりカットされていました。同時に若干メインの声も荒れるのですが、十分聞き取れる感じでよくできていると思いました。
と言うことで、マイク品質評価は「3.5点」です。特に秀でているとは残念ながら思わないけど(Shokz Open Commとかもあるので)、ノイズリダクション機能はしっかり聞いているということで、その機能はしっかり確認できました。
⑤その他の機能:常に装着するイヤホンならではのアイデアが秀逸
それ以外の本体の機能などで気になった点3つをピックアップしてご紹介したいと思います。
左右の区別がないシンメトリーデザインが便利!
HUAWEI FreeClipは、どうやって実現しているのか不明なんですが、イヤホン本体には左右の区別がないんですね。装着して左右が違うと、勝手に修正してくれるんですよ!
耳に装着したら1秒で装着感知の心地よい音がなって、3秒後には右から左に「ぽぽぽん」って音が鳴って「Left and Right buds Switced Automatically」というアナウンスとともに左右が調整されるというこの素晴らしさ
これ正直神レベルの機能なんですよね…なんでかっていうと、基本装着しっぱなしで使用しているのですがちょっと長く外す時とかは、充電ケースに戻すがちょっと面倒なんですよね。そう言う時はポケットに左右のイヤホンを突っ込んじゃうことが多いんですが、その後装着するときに、わざわざ左右を確認しなくても、そのまま装着しちゃえば
装着感知・本体タップによる操作といった、ハードウェアの完成度の高さ
HUAWEI FreeClipは、本体のダブルタップとトリプルタップでの操作がかなり自由度高く設定できます。これもHUAWEIのAI Life経由で行うのですが、結構デフォルトのママで十分直感的に操作できると思います。
さらに、5月のファームウェアアップデートで「試験的な機能」として本体のみでの音量調整機能が追加されました!
これ、ビーン(耳の後ろ側)とボール(耳の前側)の長押しによる音量の上げ下げができる機能なんですが。これ何度やってもうまくいかなかったんですがコツがわかりました。通常のダブル・トリプルタップ操作は普通の強さで「タン・タン」とか「タン・タン・タン」とタップすれば正常動作します。
一方で、この「試験的な機能」での音量調整は、強めに叩いてそのまま押しっぱなし、つまり「タンッーー」って感じで「強くタップそのまま長押し」でやると成功します。この機能結構使うのは、例えば満員電車とかバスとかエレベーターなど、急に音漏れが気になる、あるいはお店のレジでスマホを出さずに店員さんと会話するために音量を下げたいみたいなシーンで特に役立つので、これも良い機能拡張だと思います。
「イヤホンの検索」これは便利だわ…
ちょっと面白い機能もついています。イヤホンの場所を見失った場合に、イヤホンの左右を指定して最大音量で高音の「ピロンピロン」といった音を鳴らすことで、イヤホンを発見できる機能です。これも「AI Life」アプリ内から実行できます。
これらを総合して、「その他の機能」は4.5点としたいと思います。
HUAWEI FreeClip:総合評価
と言うことで、5つの項目をまとめてみました。
25点満点中21.5点(100点換算だと86点)とかなり良いポイントになりました。まずはオープンイヤーという形状に目が奪われがちな本機ですが、音質・装着感・その他の機能などしっかりレベルが高く、使えば使うほどよくできたイヤホンだと思います!
HUAWEI FreeClipのおすすめポイント・イマイチポイント
また、HUAWEI FreeClipのおすすめポイントとイマイチポイントをまとめるとこんな感じになります。
HUAWEI FreeClip:個人情報の取り扱いが気になる方へ
HUAWEI FreeClipは、購入してそのままスマホとペアリングして使用することも可能ですが、ファームウェアのアップデートなども含めて同社の「AI Life」アプリをインストールする必要があります。
ということで、個人情報の取り扱いなどが気になる方もいらっしゃると思います(それはしょうがない)。そこで、私も気になって、HUAWEIのプライバシーポリシーをチェックしてみました。基本的にはHUAWEIは以下の点でしっかりと個人情報保護について明記していますね。
- 日本の個人情報保護法を遵守
- 第三者への不正な情報提供を禁止
- データ収集目的の透明性を確保
- ユーザーによるデータ管理権利を保障
もちろん、これらの遵守や運用について正しく行われているかが重要だとは思うのですが、もし不明点があれば、mailto:privacyjp@huawei.comに質問ちゃうのも手だと思います。個人情報は大事ですからね!
よくわからないから心配ということもあると思うんだよね
直接確認しちゃうのも手だと思います!
HUAWEI FreeClip:まとめ
さて、今回はHUAWEI FreeClipをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。抜群の装着感、バランスの取れた音質、十分なバッテリー持続時間など、特に長時間の着用が必要なビジネスパーソンや、日常の使用の中で周囲の音を遮断したくないユーザーにとっては、非常に魅力的な選択肢だと思います。
価格は27,800円ですが、アマゾンのセールなどで15%オフ(2024年のプライムデーセール)や10%オフ(タイムセール)などの機会で安くなっていることもあるので、そういったセールの機会も要チェックだと思います。興味のある方は、ぜひアマゾンのWishlistなどに登録しておくと良いかもしれません。それでは、デイブでした!