この記事には広告を含んでいます。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
どもこんにちは、デイブでございます。本日は、Amazfitブランドの最新スマートウォッチ「Amazfit GTR 4」をレビューします。ちなみに、「Amazfit」と書いて「アマズフィット」と呼びます。
今回ご紹介するのは最新モデル「Amazfit GTR 4」です。今回の”4″では、スクエア型のGTSと、丸型のGTRの2種類が販売されています。以前3の世代ではラインアップされていた、Proバージョンは無くなりました。
「Amazfit GTR 4」は、前バージョンの”3″でも高評価だった、心拍数計測・SpO2(血中酸素濃度)計測、詳細な睡眠トラッキング、複数の衛星を使った高い精度の位置トラッキング機能などはさらに強化され、さらに筋トレを始めとするアクティビティ機能や、デュアルバンド測位、行動ルートのインポート機能など、まさに新世代のスマートウォッチに相応しいパワーアップをしています。
結論からお伝えすれば、私はXiaomi Mi Band 7やApple Watch Series 8など、スマートウォッチが大好きで色々購入して試してしていますが、その中でも特に「バランス重視でスマートウォッチの最先端を入手したい人、特に運動や睡眠など健康管理を重視している人」におすすめなモデルです。Androidユーザーはもちろんですが、iPhoneユーザーでもその性能は実感できますよ!
高品質で高性能、全部入りの凄いスマートウォッチなんだよね
ディスプレイも大きくて屋外でも見やすいし、操作サクサクだから毎日使っていて楽しい!
※本件レビューは製品をメーカーにご提供いただいて作成しています。データなどの間違いなどを除き、内容については一切忖度をしていません。デイブが実際に使用した正直な感想のみを掲載しています。
タップできる目次
Amazfit GTR 4とはどんなスマートウォッチなのか
Amazfit GTR 4は、旧「Huami」・現「Zepp Health Corporation」(以下Zepp社)が開発・販売するスマートウォッチです。同社は、シャオミ(Xiaomi/小米)のパートナー企業として、シャオミブランドやシャオミの販路で製品を展開する製品を開発・販売しています。
代表的なところだと、私も愛用している「世界一売れたスマートウォッチ」で有名な「Mi Bandシリーズ」も同社が開発した製品ですね。
同社は自社の独自ブランドも立ち上げており、その1つがスマートウォッチのAmazefitシリーズであり今回ご紹介する「Amazfit GTR 4」は2022年12月現在同社の最新モデルとなります。
Amazfit GTR 4のスペックとデザイン
「Amazfit GTR 4」のスペックを、全モデルの「Amazfit GTR 3」と比較するとこのようになっています。
スペック | Amazfit GTR 4 | Amazfit GTR 3 |
---|---|---|
ディスプレイ | 1.43インチ AMOLED | 1.39インチ AMOLED |
解像度 | 466×466ピクセル 336ppi | 454×454ピクセル 326ppi |
スクリーン | 強化ガラス 反指紋コーティング 反射防止ベゼル [New] 対傷性 [New] | 強化ガラス 指紋付着防止コーティング |
センサー(健康) | BioTracker™ 4.0 PPG バイオメトリック [New] | BioTracker™ 3.0 PPG バイオメトリック |
センサー(動き) | 加速度センサー/ジャイロスコープ/地磁気センサー/環境光センサー/気圧高度計 [New] | 加速度センサー/ジャイロスコープ/地磁気センサー/環境光センサー |
衛星測位 | 6衛星対応 アメリカ GPS ロシア GLONASS EU Galileo 中国 BDS 日本 QZSS(みちびき) インド NavIC [New] | 5衛星対応 アメリカ GPS ロシア GLONASS EU Galileo 中国 BDS 日本 QZSS(みちびき) |
防水性能 | 5 ATM | 5 ATM |
バッテリー容量 | 475 mAh | 450 mAh |
バッテリー持ち | ハードな使用:最大7日間 標準的な使用:最大14日間 省電力モード:最大24日間 時計モード;最大50日間 [New] | ハードな使用:最大10日間 標準的な使用:最大21日間 省電力モード:最大35日間 |
充電時間 | 約2時間 (磁気充電) | 約2時間 (磁気充電) |
サイズ | 直径 4.6cm 厚さ1.06cm | 直径 4.6cm 厚さ1.07cm |
重量 | 34.3g(ストラップ含まず) 61.1g(ストラップ含む) | 32g (ストラップ含まず) |
販売価格 (Amazon) | 31,900円 | 34,800円 |
前モデルからかなりバージョンアップしていますが、そちらは下記の特徴のコーナーで細かくみていくとして、まずは気になる方も多いと思われる「Amazfit GTR 4」と「Amazfit GTS 4」の違いを押さえておきましょう。
これが「Amazfit GTR 4」と「Amazfit GTS 4」です。両者の大きな違いは、搭載しているディスプレイのサイズと形状、またそれによるバッテリー容量の違いとなります(GTR4の方が容量が大きい)。また、通知機能を重視する方なら、ディスプレイサイズが大きなGTRの方が1画面で確認できる文字数は多くなります。
といっても大きな違いではないので、選ぶポイントはクラシカルな印象を受けるラウンド型のGTR4か、よりスマートなGTSか、デザインや使用シーンに合わせて選べばOKです。例えば日常的にスーツを着用している方ならGTRが良いと思いますが、カジュアルな服装の場合はGTSの方がフィットするかもしれません。
文字盤のデザインやバンドでも変化をつけられるので、ぶっちゃけどっちでもOK!
価格差もないし、私なら画面の大きいGTR4かな!
Amazfit GTR 4のパッケージとハードウェアをチェック
パッケージと同梱物
こちらが「Amazfit GTR 4」の外箱と本体です。大きくて高精細なディスプレイが目立ちますね。
「Amazfit GTR 4」の色は、今回ご紹介する「スーパースピードブラック」(写真左)と、もう1色「ヴィンテージブラウンレザー」(写真右)があります。ブラック方はバンドがシリコン製で非常にスムーズな素材おでてきており、水濡れなども問題なのでスポーティなモデルが好みの方はブラックですね。
同梱物は、本体とバンドのみのシンプルな構成となっています。もうスマートウォッチでは当たり前になっていますが、充電ケーブルは脱着が非常に楽な磁石式を採用しています。ちなみに、iPhoneやAndroidなど、スマートホンと接続しないと使えませんのでその点はご注意ください。
本体側面とボタン類
Amazfit GTR 4本体はワンピースアルミニウム合金製のミドルフレームを採用しており、その周りを高光沢スプレーPCボトム シェルで囲ったデザインになっています。これにより本体の強度を高めつつ、デュアルバンド円偏波GPSアンテナも実装できるようになりました。
「クラシックナビゲーション クラウン」と呼ばれる、いわゆる竜頭があります。押し込みにも対応しており、竜頭の長押しと、その下にある長方形のボタンを押した際の動作を専用アプリ「ZEPP」のショートカット設定で下記のように個別に設定できます。
本体操作は、タッチ式のディスプレイの他に、この本体サイド向かって右にあるのが「クラシックナビゲーションクラウン」と呼ばれるボタンで「プッシュ」と「長押し」そして回転に対応したボタンです。デフォルトの設定では、プッシュでアプリ一覧が表示され、長押しするとAlexaが起動します。左のボタンはデフォルトでは「運動」に設定されており、Zeppアプリで変更可能です。
本体裏面
こちらが本体裏面です。上記の充電端子の他に、「BioTracker™ 4.0 PPGバイオメトリック」という新しい2LED方式のセンサーが搭載されました。さらに裏面に非常に薄い0.4mmのガラスベースを採用したことによって、前バージョンよりも33%多くデータを収集できるようになり、精度が向上しています。
本体裏に充電ケーブルを近づけるだけで、磁石の力でパチ!っと正しい場所に装着されるので、充電端子がずれて正しく充電できなかった、などということはありません。
デザインやハードウェアの説明はこんな感じです。次に、「Amazfit GTR 4」の主な機能と特徴をチェックしましょう!
Amazfit GTR 4の主な機能と特徴
ここでは、Amazfit GTR 4の主要な機能と特徴について、6つピックアップして解説していきます。なにしろ機能が多く、いずれもハイスペックなのですが、最新のスマートウォッチとしてチェックすべき6つのポイントになっていますのでぜひチェックしてください。
①大きくて明るい液晶ディスプレイ・タッチ操作も良好
シーンや気分に合わせて文字盤を自由に入れ替えられる
まず特筆すべきは、Amazfit GTR 4に採用された1.43インチ・466×466ピクセル(326ppi)のAMOLEDディスプレイですね。大画面・高精細なディスプレイを活かして、従来のスマートバンドなどでは考えられないような多彩なウォッチフェイス(以下文字盤)を実現しています。
上記のように、日時・曜日から天気、心拍数、歩数、消費カロリー・ALEXAボタンなどを備えた高機能な文字盤も豊富に取り揃えていますし、
中にはゲームが遊べるようなエンタメ寄りの文字盤など、200種類以上の文字盤をアプリからインストールできます。ちなみにこの文字盤は、画面下のメーターを左右にインジケーターが移動しているので、ど真ん中でタップすると最大パワーで敵をぶっ飛ばせる、というものでしたw
専用アプリ「Zepp」には「文字盤ストア」があり、無料でさまざまなデザインの文字盤をダウンロードし、Amazfit GTR 4にインストールすることができます。
常時アニメーションを行うような文字盤は、バッテリー消費も激しいので「高消費電力」というタグが付けられています。バッテリーを長持ちさせたい場合は避けた方が良いです。
高精細だから通知が見やすい
まとめて表示できる情報量が大きいことのメリットを特に感じられるのが通知画面ですね。
これは、Gmailの着信通知をオンにした状態でメールを受信した時に表示される画面です。左のように、カード上に通知が表示され、タップすると右のようにメール本文を読むことができます。
ちなみに本文のスクロールは、タッチでのドラッグや、クラシッククラウンを回転させることでも可能なので、例えば手袋をしている時でも簡単に操作できます。
②スポーツ機能と位置測定がさらにパワーアップ
まずAmazfit GTR 4は、なんと150種類以上のスポーツモードが登録されており、様々なスポーツを正しく記録することが可能です。
さらには、代表的な8種類のスポーツ(屋外・屋内ランニング、屋外・屋内ウォーキング、屋外サイクリング 、水泳、ローイング マシン、およびエリプティカル)を開始すると、Amazfit GTR 4は直ちに動きを自動認識して、データ記録を開始してくれます。
ウォーキングやサイクリングなどは、スポーツの意識がなくても行なっていることが多いので、そんな時も忘れずにスポーツの機会として記録を残せるのは良いですね!
筋トレはセットやインターバルの管理もできちゃう!
大幅に機能アップしたのがこの「筋トレ」メニューです。通常のスマートウォッチだと、心拍数(有酸素・無酸素運動をチェック)や、継続時間をベースにして消費カロリーを算出するというのが限界でした。つまり、重い重量を持っても、セット数を積み重ねてもそれは効果にカウントされていませんでした。
しかし、最新のAmazfit GTR 4では筋トレのメニューを自動判別し、さらに重さやレップ数(実行した回数)なども記録することで、筋トレの内容をより正確に、また客観的に記録することができるようになりました。回数や重さは、インターバルの間に修正することも可能です。
下記、私が実際に行なった筋トレのある一日の記録をご紹介します。
まず、左データは、今回の筋トレの詳細データを一覧表示したものです。約1時間、合計25セット分のトレーニングを行なったことが記録されています。
右の図は、筋トレ中の心拍数の推移と心拍ゾーンの割合をまとめたものです。筋トレは基本的に無酸素で行いますので、ちょっと有酸素帯が長い=強度が足りない可能性がありますね。
総合評価は、トレーニング効果(左図)というデータでも一覧できます。ここでも有酸素運動の多さが「過剰」と指摘されていますね。また、行なったトレーニングの種類に応じて、どの筋肉を使ったかを表示しています。
右は、Amazfit GTR 4が自動判別した筋トレメニューの内容です。重さは間違っていることが多かったですが、種目や回数(レップ数)は結構正確でした。私は、ジムに毎回筋トレのメニューや重さ、回数などを記録するために専用の手帳を持って行っているのですが、これなら簡単な修正で確かな記録がつけられるので筋トレ中のメモとしても有効ですね。
これは画期的! 筋トレをやっている人なら、データの収集は重要だからね!
心拍数と同時に記録されるから、運動強度だけじゃなくて体調のチェックにも使えそう!
デュアルバンド円偏波&6つの衛星測位システムに対応して位置測定がより正確に!
Amazfit GTR 4は、位置測定にかなり力を入れたスマートウォッチとなっています。まず、業界初となるデュアルバンド円偏波GPSアンテナテクノロジーを搭載しました。
従来のスマートウォッチでは、「直線偏波」といって、電波が波打つようにして前方へ進むイメージの電波を受信していました。一方で今回採用した「円偏波」は電波が渦を巻きながら前方へ進むイメージの電波となっており、樹木の茂ったトレイルをハイキングしていても、密集した都心をサイクリングしていても、環境干渉とマルチパス干渉によって妨げられない測位衛星との位置関係や障害物などの影響を受けにくくなっています。
また、電波を受信する衛星自体も、新たにインドの「NavIC」測位衛星システムを追加し、合計6つの測位衛星から電波を受信することで、さらに精度の高い測位を可能にしています。
実際に屋外ウォーキングで試してみました。左は地図ですがトレイルだけの表示にしたものです。実際は、地図や衛星写真とマッピングすることが可能です。画像右は心拍ゾーンおよび高度表示です。このように狙った心拍ゾーンでどれだけ運動できるかを簡単に確認できるのは便利ですし、また新搭載の気圧高度センサーによって、正確に高度を表示できるのはありがたいです。
周回コースの右に2回、コンビニとIKEAに立ち寄ったのですがそこは屋内なのでちょっとおかしくなっているものの、それ以外のコースは木々の多い道でしたが正しくトラッキングできていました。これは、さらに都会や、逆に山などで試してみたい機能ですね!
③ヘルスケア関連の機能が充実しまくっている
Amazfit GTR 4で測定できる、主なヘルスケア関連の項目(健康指標)は下記の通りです。
- 心拍数
- 歩数計
- ストレス
- 血中酸素濃度
- 呼吸速度
これらの値は24時間継続して計測・記録可能ですし、特に心拍数については低心拍数・高心拍数両方でアラートを設定できるので安心です。
「Amazfit GTR 4」は、これらの数値を確認するにはスマートウォッチ側の画面でそれぞれの項目を表示する(画面左:心拍数)か、あるいはアプリのダッシュボード画面(画面左)で表示することができます。さらに、リアルタイムに健康状態を確認するための便利な機能も備えています。
健康状態が気になったら「ワンタップで測定」でクイックに確認
Amazfit GTR 4は、ヘルスケア関連の4つのデータをボタン1つで簡単にチェックできる「ワンタップで測定」というメニューを備えています。アプリリストから「ワンタップで測定」をタップし、チェックボタンで計測を開始するだけで45秒間で健康指標の4つの項目の最新データを計測できます。
バンドを割とキツめに締めて、45秒間動かさないよう気をつけないと正しい値で計測できませんが、これは便利な機能ですね。ストレスもチェックできるので定期的に行なっています。
PAIでわかりやすく運動習慣の獲得をサポート
PAIとは、「Personal Activity Intelligence」の略で、日々の生活や運動で得られた心拍数などの複雑なデータを、直感なスコアに変換した指標です。7日間のトータルスコアを「100」以上に維持すれば、生活習慣病のリクを大幅に軽減できることが実証されています。
一回一回の運動の強度を上げるだけでなく、7日間のトータルスコアで100を超えるようにするということで、毎日の中で細かく運動を積み重ねることが大事になってきます。
Zeppアプリの方では、目標のPAIを達成するためにどんな運動を何分すれば良いかを具体的に示してくれるのも便利ですね。
④バッテリーの持ちが良い
Amazfit GTR 4は、公式発表では下記の通りハードな使用で7日間、標準的な使用で14日間、省電力モードではなんと24日間、さらに一番消費電力が低い時計モードではなんと最大50日間動作します。
「自動心拍数モニター:1分」「アクティブ心拍数モニタリング」「睡眠時呼吸の質のモニタリング」「自動ストレスモニタリング」「血中酸素自動モニタリング」など、健康関連のデータを細かく取得しようとすると「バッテリーに影響があります」という警告が表示されるのですが、この辺のデータが取れることがウリだと思うので、全部オンにして計測してみました。その結果がこちらです!
満充電から約10日間は充電不要でした!
経過日数 | 初日 | 1日後 | 2日後 | 3日後 | 4日後 | 5日後 | 6日後 | 7日後 | 8日後 |
バッテリー残量 | 100% | 88% | 76% | 63% | 51% | 39% | 26% | 13% | 1% |
ご覧のように、1日11%〜12%ずつ減っていっていますね。常時点灯を初め、心拍数の1分計測や通知機能などもすべてONにした、いわゆるハードと呼ばれるモードで丸8日間持ちますので、十分合格点でした。毎日バッテリー残量のことを気にする必要がないので、本当に気が楽でした。
充電スピードも結構早かった!
スペック表では、0%からフル充電まで2時間となっていますが、こちらも実際に計測したらもっとスピーディーでした。
経過時間 | 開始 | 約9分 | 約21分 | 約30分 | 約89分 |
バッテリー残量 | 0% | 15% | 35% | 50% | 100% |
充電の方はざっくりした計測になっていますが、注目していただきたいのは約30分で50%まで充電が完了しているというポイントです。100%にするのに約1時間半かかっているのですが、1つ上でご紹介した上記のバッテリー残量の数値と合わせてみると「週末に使用を開始し、7日間使用すると約13%残っているから、1時間くらい充電すればまた満充電になって1週間充電いらず」という、実行しやすい充電プランを立てられるのが良いですね。
身につけていてこそ役立つガジェットなのに、充電タイミングを考えるのとか面倒だもんね…
Amazfit GTR 4なら、週末に充電するって決めておけばストレスフリー!
⑥電話の受発信やオーディオ機能などもパワーアップ
マイク・スピーカー内蔵&Bluetoothデバイスの接続ができるようになって、2つの大きな機能を搭載してきました。結構ここがポイントで「Amazfit GTR 4」への乗り換えや新規購入を検討する方も多いと思います。
電話のハンズフリー通話が可能に
「Amazfit GTR 4」はマイクとスピーカーを内蔵しているため、スマホにかかってきた電話を「Amazfit GTR 4」に通知し、また応答することができます。Apple Watchなどでもできる機能ですが、実際に使ってみると、スマホを出さずにスマートウォッチだけで通話ができるのはすごく便利です。
「Amazfit GTR 4」でスマホにかかってきた電話を受信するには、あらかじめスマホのBluetooth設定画面で、GTR4をBluetooth機器として登録しておく必要がありますが、登録自体は1分でできるのでぜひ設定しておきましょう。
オーディオ機能が充実! 好きな曲をインストールしてスマホ単体で流せる!
スマートウォッチの「音楽/Music」系のアプリは、ほとんどがスマホで再生している音楽アプリ、例えばApple MusicやAmazon Music、Spotifyなどのコントローラーの役目にとどまっているものが多いです。それでも、スマホを取り出さずに、音量の調整や再生・一時停止、曲送りなどができるのは便利なのですが、「Amazfit GTR 4」は一味違います。
「Amazfit GTR 4」では、本体にスピーカーを内蔵しているため、スマホからMP3ファイルなどを転送しておけばスマホ単体で音楽を流すことが可能なんです!
Apple製品を使用している場合は、MacからiPhoneにMP3ファイルをAirDropで転送する際に、「このアプリケーションで開く…」で「Zepp」アプリを指定して転送します。その後、Zeppアプリの「伝送リスト」という画面(画面右)が起動し、一時的なWi-Fi接続を「Amazfit GTR 4」との間で構築し、ファイルを転送してくれます。
「Amazfit GTR 4」側では、写真左のように転送が完了した後はスマートウォッチ単体で音楽を再生できます。左下のアイコンで、音楽プレーヤーとスマホの音楽リモコンの機能を切り替えて使用できます。
Bluetoothイヤホンを接続しておけば、電話も音楽も
さらに、新しくBluetoothイヤホンを接続可能になったので、スマホをカバンに入れたままで、Bluetoothイヤホンで電話に応対したり、音楽を聴いたりすることができるようになりました!
電話に出られるようになったのは結構すごいね!
それもBluetoothイヤホンを使えるから自然に応対できるし焦らないよ!
⑦前作に引き続き、優れた睡眠トラッキング機能
最近のスマートウォッチでは、睡眠時間だけでなく、さらにレム睡眠(体は寝ているが、脳が活動している状態)・ノンレム睡眠(体も脳も寝ている状態)を計測できるものが増えてきました。
しかし、Amazfit GTR 4はさらにもう一歩進化していて、睡眠中の呼吸速度や血中酸素濃度を連続計測することで、「睡眠の質」を把握する手助けをしてくれます。自分ではわからない、「睡眠時無呼吸症候群」の症状の発見ができるもので、これは画期的だと思いました。
これ、すごいね!なんか寝ても日中眠くなっちゃう人とか絶対チェックした方がいいよね
最近あんまりよく眠れてないから数値化されてチェックできるのはありがたい!
Amazfit GTR 4ちょっと残念なポイント
①アプリが豊富だが日常使いするものは少ない
これはApple Watchとの比較になってしまいますが、iOS対応ソフトの中で、Apple Watchにも対応しているアプリが非常に多いので、普通にiPhoneで使用しているアプリの延長で便利なミニアプリが気がついたらApple Watchにもインストールされている、といった感じです、
一方で、Amazfit GTR 4はZepp社の独自OS「Zepp OS」を採用しているため、サードパーティのアプリはほとんど発見でき図、ユーティリティといった感じの独自アプリが多い感じです。
Amazfit GTR 4の場合は独自のApp Storeからアプリをインストールすることになります。仕組みとしてはわかりやすいのですが、日常的に使用したいアプリがあまりありません。私がインストールしているのでは、図の計算機と「Notify for Maps」の2つだけです。後者はAndroidスマホと連携している時に、Google Mapで検索したナビゲーションの情報をAmazfit GTR 4に送信してくれるものですが、Android Onlyですし、これもApple Watchでは標準機能なので。
②心電図機能が使用できない
Amazfit GTR 4は、新バージョンの「BioTracker™ 4.0 PPGバイオメトリックセンサー」を搭載しているのですが、残念ながら現在のところ、日本国内では心電図(ECG)測定機能を使用できません。
しかし、Apple Watchでは対応済みとなっていますので、法律的には可能な状態です。心電図の計測でわかる不整脈などは循環器系の疾患の把握としても重要なので、せっかく健康関連の機能が充実しているAmazfit GTR 4にも期待しています!
③これだけ高機能なら、おサイフケータイに対応して欲しい!
最後に、これも無いものねだりではあるのですが、ぜひおサイフケータイに対応していただきたいです。そうすれば、これ1つで外出できますし、万が一お財布を家に忘れてしまっても、移動や買い物などをこれで済ませることができちゃいます。
Felicaチップ搭載ともなると、それだけで3万円台後半の価格になってしまうと思うのですが、今回登場しないProバージョンとして、おサイフケータイ機能を搭載したモデルもぜひ期待します。
ちょっと欲張りなのは分かってるんだけどね!
他の機能が非常に優れているから、なおさらなんだよね、でも良いスマートウォッチです!
Amazfit GTR 4レビューまとめ
ということで、最後にちょっとだけ残念ポイントを上げてみましたが、Amazfit GTR 4はハードウェアとしての性能、および特に運動や健康関連の機能は非常に優れています。
大きくてキレイな液晶、スポーツや健康維持のための豊富なメニューと正確な各種センサー、スペック以上のバッテリー持ち、そして専用アプリ「Zepp」の操作性の高さと情報パッケージングのうまさ〜などなど、さすがAmazfitシリーズのフラッグシップモデルといった仕上がりになっています。
すでに関係部分をご紹介してきましたが、操作感など動画でチェックした方がわかりやすい部分を短い動画にまとめましたのでこちらもチェックしてみてください。Androidスマホユーザーはもちろん、iPhoneユーザーにも自信を持っておすすめできます!