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ども、デイブでございます。今日は、AfertShokz Aeropexという、骨伝導を採用したワイヤレスイヤホンをレビューします。
だんだん暑くなってきましたねぇ。外出とか出勤も徐々に増えてきて、久しぶりにBluetoothヘッドホンや完全ワイヤレスイヤホンを装着しているのですが、正直暑いです…ただでさえ、マスク装着による外出の熱中症の危険性が指摘されています。
夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。このため、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。
引用元:厚生労働省健康局 健康課:令和2年度の熱中症予防行動について(周知依頼)より
こんなとき、耳全体を覆うヘッドフォンや耳穴を塞ぐカナル型のイヤホンは正直暑いです。特に真夏はヘッドフォンは厳しいですよね…
そんな時、骨伝導イヤホンだったら、耳穴を塞がず快適に装着できるね!
最新モデルは防水・防塵性能も高くて、かつ音質も良くなってるみたいだよ!
※本レビューは、メーカーから製品の提供を受けて作成しています
タップできる目次
AfterShokz Aeropex:骨伝導イヤホンとは?
そもそも人間が音を聞くときには、音が耳穴を通って耳奥の①鼓膜と呼ばれる振動板を震わせ、その振動をさらに奥の②耳少骨という小さい骨を震わせ、さらにその奥の③過牛と呼ばれるカタツムリ上の器官から④聴神経を通って⑤脳で音を捉えます。
しかし、②の耳小骨を振動させる方法は、鼓膜以外のルートも存在しています。それが、まさにこのイヤホンで採用されている「骨伝導」という方式です。
骨を震わせるように調整された振動板を、こめかみ付近の骨に接触させることで、耳穴と鼓膜を使用せず、直接②耳小骨を振動させるのがいわゆる骨伝導イヤホンの仕組みです。主なメリット・デメリットをまとめてみました。
[richlist title=”骨伝導イヤホンのメリット”]- 耳穴を塞がないので、周囲の音が聞こえやすい
- 耳穴を塞がず開放感がある
- 鼓膜を振動させないので、長時間の使用でも耳が疲れにくい
- 耳栓ができる
- 鼓膜に問題があっても使用できる
- 大きな音を出すと耳に大きな振動が伝わる
- 音漏れが大きめ
音楽をじっくり聴き込むタイプのイヤホンじゃないのかな?
そうだね、一方でスポーツやアウトドアなどにはもってこいのモデルだね!
AfterShokz Aeropexのハードウェアと仕様
AfterShokz Aeropexは、AfterShokzシリーズの中でも上位モデルになっています。
ざっくりまとめると、TITANIUMが初心者向け、AIRが中間モデル、そして最上位がAEROPEXですね。XTRAINERZはかなり性質が異なり、IP68防水規格に対応=装着したまま水泳もでき、BT非対応でオーディオプレーヤーを搭載したモデルになっています。
AEROPEXは音質や使い勝手が向上した最新・最上位機種なんだね!
AfterShokz Aeropexのパッケージとデザイン
それでは、AfterShiokz AEROPEXのパッケージ内容とデザインを確認していきましょう。上記がパッケージ写真です。
2019年度のグッドデザイン賞と、オーディオビジュアルアワード(VGP) 2020「骨伝導ヘッドホン」部門において、金賞を受賞しています!
パッケージは横開きで開く方式です。いきなりAEROPEX本体が見えてますね。今回レビューしているのは「ルナグレー」というカラーのモデルです。
他に「コズミックブラック」「ブルーエクリプス」「ソーラーレッド」~の合計4色展開になっています。
同梱物は、左からシリコーン製収納ケース、本体、耳栓、ユーザーガイドや保証書、マグネット充電ケーブル x2本となります。
AfterShokz Aeropex本体です。独特な形状ですが、これが実際に装着するとぴったりフィットして気持ち良いんですよねー。
全体はチタンでできており、それをシリコンでコーティングしているので、非常に軽くて肌触りも良いです。本体の重さはたったの26gしかないので、側圧(頭を締め付ける力)も軽めです。
この先端が骨伝導用の振動板になります。「こめかみ付近に装着~」と書いてある記事もありますが、実際は耳穴のすぐ前方上くらいの凹みにぴったりハマります。
AfterShokz Aeropexの操作方法
AfterShokz Aeropexには全部で3つのボタンがあります。それぞれの操作と動作は下記のとおりです。
①および②ボタンの操作 | 動作 |
---|---|
①を2秒間長押し | 電源オン |
①を3秒間長押し | 電源オフ |
①を1回押し(音楽再生時) | 音量アップ |
②を1回押し(音楽再生時) | 音量ダウン |
①+②を2秒間長押し | ミュート |
①+②を3秒間長押し | イコライザー切り替え |
①か②を1回押す(音楽停止時) | バッテリ残量チェック |
まずは、①電源/音量大ボタンと、②音量小ボタンの2つのボタンを使った操作になります。「ミュート」や「イコライザー切り替え」以外は、他の同種のイヤホンでもよくある動作なので、迷わないと思います。
音楽の再生停止時にしか使えませんが、①か②の1回押しでバッテリ残量チェックできるのは便利だと思いました。
③の操作 | 動作 |
---|---|
1回押す(音楽再生時) | 再生/一時停止 |
2回押す(音楽再生時) | 次の曲にスキップ(音楽再生時) |
3回押す(音楽再生時) | 前の曲にスキップ(音楽再生時) |
1回押す(電話着信時) | 電話に出る |
1回押す(通話時) | 電話を切る |
2秒間長押し(着信時) | 通話拒否 |
2秒間長押し(通話時) | 現在の電話を切って次の電話にでる(キャッチホン) |
2秒間長押し | 音声ナビゲーション(Siri)起動 |
2回押す(音楽停止時) | 最後にかけた番号にリダイヤル |
つぎは③マルチファンクションボタンの操作と動作になります。通話機能にも対応しているので、かなり高機能になりますね。2秒間長押しでSiriを起動するのはちょっと便利です。
3つのボタンを使いますが、装着時は①や②はほとんど使用しないので、メインはマルチファンクションボタンだけでOKです!
AfterShokz Aeropexのペアリング方法
初めて電源をオンにしたときは自動的にペアリング状態になりますので、スマホやタブレットなどのBluetooth接続画面で「Aeropex by Aftershokz」を選択すればOKです。
一旦スマホやタブレットと接続したあとで、他のマシンと再度ペアリングする場合の手順は下記のとおりです。
電源がオンになっている場合は「電源/音量大」ボタンを3秒押すと電源がオフになります
5秒間押し続けると、赤・青のLEDが交互に点滅します。また「ペアリングモードです」という日本語の音声案内が流れます
接続に成功すると「接続しました!」という日本語音声が流れます
AfterShokz Aeropexの充電方法
AfterShokz Aeropexは充電ケーブルもよく考えられています。非常にシンプルなUSB Type Aケーブルが付属するのですが、この先端は磁石になっています。
で、Aeropexの底面端子に「ぴたっ!!」とくっつきます。ただ吸着するだけじゃなくて、向きも磁石の力で必ず正しい向きに、かつしっかり装着できるので、ストレスフリーです。これはよくできてますね!
これは便利! 差し込んだり挟んだりするの、結構面倒くさいもんね!
AfterShokz Aeropexの装着感をチェック!マスクは付けられるの?
AfterShokz Aeropexは本体の重さがたった26gしかありません。そして、ヘッドバンド部分もチタン製で細く、それでいてバネが効いているので、絶妙に装着感が良いです。そして、耳への負担が少ないのが嬉しいです。
もともと、メガネとの併用可を謳ったモデルなので、メガネはあまり心配していなかったのですが「メガネ&マスク&Aeropex」の3点セットの装着感もチェックしてみました。
結果的には全く問題ありませんでした。耳に対する負荷はマスクのほうが強いくらいですね。マスクとの同時装着もOKです。
マスクが先か、Aeropexが先か…
マスクはずっと装着しているのに対して、Aeropexは外すシーンもあるかと思ったので、マスクを付けた上からAeropexを装着しましたが、全く問題ありませんでした。
そもそも「外音取り込み」なんてレベルじゃなく、耳穴はオープンなので、左のマルチファンクションボタンでの一時停止・再生さえ使用できれば外す必要性が無いんですよね! 軽くて側圧も弱いので、長時間使用も快適です。
Aeropexは一旦装着すると空気みたいな存在になります。マスクのほうが気になるくらいです。
AfterShokz Aeropexの音質について
全体的な感想としては、骨伝導イヤホンでの視聴体験って本当に独特で今回それが一番印象に残りました。
ちょっとこれは避けて通れないのですが、音質は昔の骨伝導イヤホンからは随分改善されているとは言え、完全ワイヤレスイヤホンと比較すると正直厳しいです。
視聴する前から、低音が響き渡るってことはないんだろうなと思っていたのですが、音量が小~中くらいだと、低音弱め&中高音がきれいに鳴るというイメージです。でもそれが音量を上げていくとまた違った景色が見えてくるんですよね。
ちょっと簡単ですが音量と音質の変化をまとめてみるとこんな感じです。
[richlist title=”Aeropexの音質評価”]- 音量小~中:中高音はよく聞こえるが、低音は薄め
- 周囲がうるさいと、遮音性が無いので音楽が聞こえなくなる
- 音量を上げると音漏れが激しくなってくる
- 音量大きめ:耳の部分に伝わる振動が激しくなって低音も響いてきてまるで性格が変わる
- 全音量で開放感があり、音場がとても広い
これはSpotifyの画面ですが、例えばiPhone 11 Pro Maxでこのくらいの音量を上げると音漏れが気になりますし、耳の部分にもはっきり振動が伝わります。ただその振動が、低音薄めを補ってくれる効果もあるんですよね。
音に向かって集中するような聞き方には向いていないのはたしかです。でも、ジムやスポーツをやっているときに、この軽さと装着感の良さ、耳の疲れなさはぴったりです。
純粋に音楽を楽しむシーンだと、「周囲も静かな屋外・野外で外音も聞きながらBGM的な音楽を聞く」か、「音漏れしてもOKな環境で音量を上げて、耳の振動も含めて楽しむ」このいわば対極とも言える体験がとても向いているという面白いイヤホンでした。
なんか、初夏の風が気持ち良い周囲にあまり人がいない公園の芝生に寝転がって好きな音楽をのんびり聞いたりしたら、思い出に残る体験ができそうです…いやぁ面白い!
面白いね、普通のイヤホンと全然違うだね!
音量小さいときのおとなしい感じと、音量を上げたときの迫力と1つのイヤホンで全然性格違うんだよね!
AfterShokz Aeropexまとめ
今回、本格的な骨伝導イヤホンをレビューしましたが、想像以上にユニークな体験ができて楽しかったです。
よく考えられ、使用シーンに最適化されたデザインと機能が詰まっていてとても好感を持ちました。日頃は、家ではBluetoothヘッドホン、外出時には完全ワイヤレスイヤホンを使用することが多いのですが、これ1本で両方の使い方もできそうなので、また長期間使ってみて、追加レビューをしてみたいと思います。それでは、また!