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どもデイブでございます。今日は、みんな大好きAnkerの完全ワイヤレスイヤホン「Anker SoundCore Liberty Air 2」をレビューしたいと思います。
あれ、この機種って新発売じゃないよね?
昨年11月末発売だから、約4ヶ月前だね。でも、価格が安くなって魅力もアップしたからぜひ一度レビューしてみたいと思ったんだ!
タップできる目次
Anker Soundcore Liberty Air 2とは?
Ankerで音楽関係のアイテム、たとえばBluetoothスピーカーや完全ワイヤレスヘッドホンを発売しているサブブランド「SoundCore」シリーズです。
その中で、いわゆるAirPods形状(耳から直線の棒が飛び出す)を採用したモデル「SoundCore Liberty Air」の最新モデルが今回取り上げる「SoundCore Liberty Air 2」となります。
2020年現在、Ankerの完全ワイヤレスヘッドホンの主力機種は専用アプリ「SoundCore」と連携でき、ファームウェアの更新や各自の耳の状態に合わせて音の特製を変化させる「HearID機能」などに対応しています。同機能に対応しているのが、下記の3モデルになります。
- Soundcore Liberty 2 Pro (14,380円税込)
- Soundcore Liberty 2 (9,999円税込)
- Soundcore Liberty Air 2 (本機種 / 7,999円税込)
現時点での最上位機種、「音の香箱蟹」こと「Soundcore Liberty 2 Pro」は本ブログでも下記の通りレビュー済みなんですが、これはまた別格のデキでした。
約1.5万円の価格ながら、リッチに独自設計の同軸音響構造「AACA」を採用し、ハイエンドにふさわしい音質が楽しめる完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。
一方で、「1.5万円はちょっと高すぎる」「もうちょっとお手頃な価格で、でも最新のスペックや良い音質も楽しみたい」という方向けにぴったりなのがSoundCore Liberty Air 2です。
使い勝手が良く、約8千円でお値段以上の迫力ある音質が楽しめる本作は評価がぐいぐいと高まっていると思います。もし、Ankerの完全ワイヤレスイヤホンを初めて購入する人という方にも、まずイチオシするのもSoundCore Liberty Air 2ですね。
次の項目から、その優れたスペックや機能、そして音質などを細かくチェックしていきます。気になる項目があったら目次からジャンプしちゃってくださいね!
ヘッドホンの気分じゃないとき、なんか手にしちゃうのがこれみたいね
カジュアルに良い音が楽しめるから、自然と出番が多いんだな
Soundcore Liberty Air 2のスペックと特徴
まずは、初代Liberty Air(中央)と、最上位機種のLiberty 2 Pro(右)、そして今回取り上げるLiberty Air 2(左)の3機種でスペック比較をしてみました。
SoundCore | Liberty Air 2 本機種 | Liberty Air 初代 | Liberty Pro 2 最上位機種 |
---|---|---|---|
再生可能時間(単体) | 7時間 | 5時間 | 8時間 |
再生可能時間(ケース併用) | 28時間 | 20時間 | 32時間 |
ワイヤレス充電 | 対応 | 非対応 | 対応 |
充電端子規格 | USB Type-C | Micro USB | USB Type-C |
Bluetooth規格 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
防水規格 | IPX5 | IPX5 | IPX4 |
対応コーデック | AAC/SBC/aptX | AAC/SBC | AAC/SBC/aptX |
ドライバーサイズ | 6mm | 6mm | 11mm |
充電ケース込みの重量 | 55g | 58.9g | 99.8g |
Amazon販売価格(税込) | 7,999円 | 7,999円 | 14,380円 |
特に、初代と2の違いに注目していただきたいのですが、再生時間(イヤホン単体時&ケース併用時両方)や充電端子、コーデックなど多くのスペックが向上していることがわかると思います。後ほど徹底比較しますが、まずはLiberty Air 2のオススメな特徴を3つ上げてみたいと思います。
① ダイヤモンドコーティングによる高音質なドライバー&新規にaptX採用
ドライバー(音を鳴らす部分)に非常に硬いダイヤモンドをコーティングし、きれいで解像度感の高い高音部と、太く濃い中低音部が楽しめます。なんと言っても、今回はこの音質の良さを強調しておきたいです。
また、初代では対応していなかった、主にAndroidスマホなどで採用されている「AptX」という高音質コーデックにも対応しています。
② 10分の短時間充電と28時間の長時間再生
初代と比べて、イヤホン単体で7時間(+2時間)、充電ケース併用で28時間(+8時間)と大幅に再生時間を向上させています。
一方で、いくら充電ケースが高容量でも、イヤホンの充電に時間がかかると不便なのですが、なんと10分ケースに戻して充電するだけで、2時間の再生が可能になっています。これは便利! それでいて、ケース込みでも実測53gと計量なのもオススメポイント。
③ HearIDを搭載し、自分だけの音響特性プロファイルを作成可能
AnkerのSoundCoreシリーズ向けアプリ「SoundCore」の1機能として、聴力検査のようなテストを行って、自分の耳の音響的な特製を計測し、それを元にベストな音になるようにイコライジングしてくれる機能を備えています。
年齢によって高い周波数の音が聞こえなくなってくる傾向がありますので、これをカバーしてくれるのはすごく助かりますね!
④ Qiワイヤレス充電に対応
充電端子がUSB Type-Cになり、だいぶ充電時のストレスが低下したのですが、さらに充電ケースがQiワイヤレス充電にも対応しちゃいました! これもストレスフリーで良いと思います。試してみたところ、スマホよりも位置合わせは簡単でした。
Soundcore Liberty Air 2のパッケージ・本体と付属品
パッケージはいつもの横巻きのタイプですね。パッケージ裏面にはHearIDがフィーチャーされてます。
左上から時計回りに、説明書・クイックスタートガイド、イヤーチップ各種(XS / S / M / L /XL *Mサイズは本体に取り付け済み)、右下に行ってLiberty Air 2本体、充電ケース、USB Type-Cケーブルとなります。
AnkerのケーブルはかならずAnkerのロゴが入ったケーブルバンドが付属するのが良いですね。
前モデル(初代)との比較
上記でスペックや機能について初代と比較していますので、ここでは外観やデザインについて見ていきたいと思います。
実は結構大きな変化がありました。気が付きました? そう、イヤーチップが初代は外側に向けて収納するタイプだったのに対して、Liberty Air 2は内側にくるように収納するようになりました。
引き続き、底面にも変化がありますね。それも3点も!
- 充電端子がUSB Type-Cになった(初代はMicro USB)
- 充電容量確認ボタンが付いた(ボタンをおすと充電材料表示)
- 底面が平らになって、ケースのみで自立するようになった
②なんか細かい話しだと思われるかもしれませんが、初代は一回フタを開け締めしないと充電残量がわからなかったのに対して、Liberty Air 2は専用ボタンがついたので、簡単に確認できるようになっています。
正面から見ると、サイズや造形などは同じに見えるかもしれませんが、こちらも結構変化ありますね。まずはドライバ部分の先に付いている耳垢ガードのデザインパターンと色が変わってます。
充電ケース収納時に充電端子となる、本体下の部分も3つの穴から2つに変更されています。
Soundcore Liberty Air 2の音質を評価
では、いつも聞いている曲を再生して自分なりの音質評価をしてみたいと思います。音質は個人の好みがありますので、その点はご承知おきください。あくまで個人の感想です。
Channel Tres 「Jet Black」
ぶっとい低音! うなります。低音のボリュームが大きい分、中音部はちょっと引っ込み気味に感じます。一方で、高音部はキレがいいですね。スピーディーに、シャキッと鳴ってます。
「低音よりの味付け」で収まっていて、ちゃんと曲は楽しめるバランスになっているのが良いです。これ視聴したら多くの人が高評価を下すと思いますね。
ホセ・ジェイムス 「Just The Two of Us」
オープニングのバスドラの「ダン・ダダン」の沈み込みが深い。やはり低音と、切れのある高音が目立つので、ボーカルよりもリズムセクションやホーンが主役に聞こえます。ホセ・ジェイムスがいつもよりなんか軽めにさらっと歌ってるように聞こえました。
マーカス・ミラー 「Trip Trap」
こちらはボーカルないので、スラップベースが暴れるさまを存分に楽しめました。音量大きめだと、連続して弾かれるベースの弦のうねりが伝わってくるような気がしました。フュージョン向いてますね!
デュア・リパ 「Swan Song」
デュア・リパ嬢のボーカルは引っ込むなんて生易しいことはないですよね(アレンジ的に)。非常にドラマチックなこの曲には結構合ってると思いました。音場も十分広々としており、スケールでかいこの曲にぴったりです。映画のサントラなんかにも合うと思いました。
最後にまとめです。音質の特徴としては、「音場広め、低音は濃く・高音がキレる。中音はちょっと引っ込み気味なので、ボーカル曲はちょっとあっさりめ。スケールでかい曲は得意」といった感じです。十分いい音で楽しめます。
ユニットの形状がよくできているからだと思いますが、非常に装着感が良くてまったくずれる感じがしません。「耳穴に挿入されているドライバーの先端部分」と「ドライバーユニット本体と耳たぶ」の設置具合が絶妙だと思います。この耳の形状データの研究が素晴らしいんでしょうね。
唯一気になるとすると、濃いめの低音をちょっとタイトにしたい方は、イヤーチップを変更してみると良いと思います。私はJVCのSpiral Dot MLサイズに変えてみましたが、スッキリした音になりました。標準イヤーチップからいきなり付け替えるとあっさりしすぎて物足りなくなるので、その点理解した上で、なれるといい感じだと思います。
スパイナルドットは、イヤーチップの音の通り道にドットの凹みが回転するように打たれており、音をクリアに静音してくれます。
あ、ちゃんと充電ケースのフタも締まりましたので大丈夫です。
Soundcore Liberty Air 2まとめ
初代のSoundCore Liberty Airから、デザイン・機能・音質ともにしっかり強化して登場したSoundCore Liberty Air 2は、価格と音質のバランスを考えても、かなり上位に位置する完全ワイヤレスイヤホンだと思います。
もし、完全ワイヤレスイヤホンを探している方で「もっと安いモデルからステップアップしてみたい、でも1万円以上はちょっと」「コスパ重視で、音質と値段の両取りしたい」という方がいらっしゃったら、ぜひおすすめしたいモデルです。それでは!